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"断熱"を数値化。【Ua値】とは?

施主力 勉強中の"タクヤ"です。
今後マイホームを建てられる方の参考
そして自分への備忘録として
残していきます。

今回のテーマ、
"断熱"を数値化。【Ua値とは】

Ua値 = 外皮平均熱貫流率

天井、壁、床、基礎、窓や玄関から
逃げる熱を、外皮面積で割った数値。

1時間で外皮1㎡から
逃げていく温度(ケルビン)
[w/㎡k]

壁や窓・玄関ドアなど
素材によって熱の逃げ方が違うので
平均値(アベレージ)で表します。

※ハウスメーカーさんが
専用のソフトで計算してくれます。


室内と屋外で温度差がある場合の熱損失

[熱損失] = Ua値×外皮面積×温度差

例; Ua値 1.00。 外皮 250㎡(30坪)
25℃差(外0℃ 内25℃)

1.00× 250 × 25 = 6250w/㎡k
= 6.25kw/㎡k

世界の断熱の比較

各国のUa値
日本(努力義務) 0.87
米国 0.43 英国0.42
ドイツ 0.40 デンマーク 0.36

海外も国内も地域によって
環境が違うので 基準を設けるために
8区分に わけられます。

日本は珍しく1~8地域
全てある国です。

引用 デザインハウス

国内の住宅では 断熱の基準がない
エアコンを使わずに
24時間 放置していると
ほぼ 外気温と同じになります。

ヨーロッパでは
しっかり断熱性能の基準が
設けられています。


断熱性能が設けられた背景には、
ペスト菌(黒死病)というウイルスが
関係しています。

14世紀 ヨーロッパ全域で
ペスト菌が流行。
その際に、建築基準(断熱性能)が
見直された。

イギリスの建築基準

冬場に暖房を切って
24時間たった時に、
住宅の推奨20℃ 許容18℃
これを下回ってしまう場合は
イギリス保険省によって「閉鎖命令」「改築命令」「取り壊し命令」が
下されます。

つまりは、
その住居には 住めないということです。

湿度とウイルスの関係

人間の健康的な住環境は
温度25℃。 湿度50%

湿度が70%を越えると
カビやダニの繁殖湿度。
湿度が40%を下回るとウイルスなどの
感染症の繁殖湿度になります。

日本での基準

HEAT20 G1(グレード1)

冬期間の最低体感温度が、
1・2地域では、13℃を下回らない
3~7地域では、10℃を下回らない

HEAT20 G2(グレード2)

1・2地域では、15℃を下回らない
3~7地域では、13℃を下回らない

今後 予定されてる

HEAT20 G3(グレード3)

1・2地域では、16℃を下回らない
3~7地域では、15℃を下回らない

このぐらいの性能でも
海外からしたら 低いレベルですが

今後 10年 20年とすれば
"G3 標準"ぐらいに 進歩していって欲しいですね。

これからも 施主として、家族と共に歩むマイホームの勉強をしていきます。

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最後まで 読んでいただき
ありがとうございます。(*´ω`*)

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