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個性の磨き方

個性的と聞いてどんなことを想像するか、おそらく「人とは違う何か」「その人だけが持っている魅力」など考える人が多いと思う。
そして他の人と同じことをしてはこの先生き残れないと個性的になろうと
人と違うことをしなくてはと思う人も多いと思う。しかし人と違うことをするとなるとそれはそれで難しい。そうしていく中で「個性的ってなんだ?」「自分らしさってなんだ?」と悩んでしまうことは多いと思う。そして先に進んでる気がせずやる気が削がれ無気力になることもあるのではないだろうか?僕もその1人である

ある日僕の好きな喜多川泰さんの著書「おあとがよろしいようで」を読んでいて個性について書かれていたのでアウトプットしたいと思う
簡単にあらすじを言うと地方から上京してきた大学生の青年暖平。彼は過去の経験から消極的になり必要以上に人とは関わらず無難に生きるようになっていた。そんな彼は大学で落語と出会い落語研究会に入る。そこで落語や仲間との出来事を通じて世界の見方が変わり成長するお話だ

そんな本書の中で個性について書かれていたのは、「あの人みたいになりたいと、まるごとその人の真似をしようとしても、どうしても同じものにはならない。そうやって生まれる違いのことを「個性」という」と書かれていた
本の主人公暖平も物語の中で父親の手伝いで運動会の撮影をするシーンが
あるのだが、父親の写真をいつもみて育ってきたからそれを真似しようと必死にファイダーを覗いて撮影をした。しかしその写真を見た父親が「お前らしいな」と言った。個性とは真似をすることで育っていくものと教わったという出来事があった

思えば人はそれぞれ生きてきた環境も関わってきた人も考えも性格も違うのだからどんなに真似をしても全く同じにはならない。つまり同じものは他には存在しない唯一無二のもの。自分の持っているものは他の人がどんなに真似しても手に入らないものかもしれない。何が正解不正解など小難しいことは考えず自分がいいなと思うものを真似して吸収すればどんどん自分らしさ、個性というものが出てくるということだと本書を読んで感じた

そういった視点、考えを持つことで日々の生活でも人の良いところに目が行きやすくなると思うし尊敬できる人が見つかれば良いところを真似してみて吸収すれば成長にも繋がると思う。またその人がどうやって今に至ったかの背景にも興味が出ると思う。

世の中には真似をすることに対して、とやかくいう人もいるけどそもそも世の中の大半のことは何かの真似であり完全な0から何かを作ることなど大天才にしかできないことだし、真似をして実践しそれをある程度のレベルまで
するのにだって相当な努力は必要だ

今の世の中個性的、自分らしさが見つからず苦しむ人多いかと思うが
先ずは身近な人や憧れる人の尊敬できるところを見つけて真似するところからはじめてみるのが良いと思う

嫉妬や妬みなどせず素直に人の良いところを沢山真似して吸収して
個性を磨こうと思った今日この頃_φ(・_・

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