映画の紹介217本目 『デス・ウィッシュ』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『デス・ウィッシュ』です。
この映画はイーライ・ホス監督の作品で、
警察の手に負えない犯罪都市となったシカゴで救急患者を診る外科医ポール・カージーは、ある日、何者かが家族を襲撃して妻は殺され、娘は昏睡状態になってしまい、進行する物語です。
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【イーライ・ホス監督について】
監督はアメリカ出身の映画監督、映画プロデューサー、脚本家、俳優です。
8歳の頃から8ミリカメラで映画を作り始め、ニューヨーク大学時代には学生アカデミー賞を受賞しました。
2001年、低予算ホラー「キャビン・フィーバー」で長編監督デビューを果たして一躍注目を集め、続く「ホステル」(05)にはクエンティン・タランティーノをはじめ、スコット・スピーゲル、ボアズ・イェーキンらが製作総指揮に名を連ねます。
「イングロリアス・バスターズ」(09)に出演するなど俳優としての顔も持ち、ホラーやバイオレンスなどジャンル映画のプロデュースも手がけます。
【あらすじ】
穏やかな性格で争いごとを好まない外科医のポール・カージーはシカゴで妻と娘と一緒に暮らしていました。
娘の大学進学も決まり幸せな毎日を過ごしていましたが、ある夜、彼が不在の時に自宅へ押し入った3人組の強盗に妻は殺害され、娘は意識不明の重体になってしまいます。
ポールは妻の葬儀のためテキサス州にある妻の実家を訪れます。
葬儀からの帰り道、農場に侵入した密猟者に気付いた義父は車に積んでいた銃を持ち出し、威嚇射撃をして彼らを追い払うのでした。
義父は「警察が来るのは事件が起こった後で手遅れだ。大事な物を守るには自分で行動するしかない」とポールに話します。
シカゴに戻ったポールが捜査の進捗を調べるために警察署を訪れると、壁一面に貼られた未解決事件リストの数に驚愕します。
刑事との会話で殺人事件に対する市民の無力さを痛感した帰り道、ポールは男に絡まれる女性を助けようとして暴行されてしまうのでした。
ある日、運び込まれた患者に処置をしようとしたポールの足元に患者が持っていた拳銃が落ちてきて、ポールはそれをこっそり持ち帰ると自在に扱えるよう訓練を始めます。
娘の容態が日に日に心配になっていく中、夜の自警活動を始めたポールは女性を助けるために暴漢を拳銃で撃ち、明確な意思を持って殺害するのでした。
その様子を撮影した動画がネットに公開されると、世間はポールを「シカゴの死神」と呼ぶようになります。
続けてポールが麻薬の売人を殺害すると、世間ではその是非を巡って論争が起き始めたが、肯定的な意見が多数でした。
間もなくして、ポールは重体で運び込まれた男が盗まれた自分の時計を着けていることに気付き、持っていた携帯電話から盗品を転売する店の情報を得ます。
盗まれた物を取り返そうとする中で店にやってきた強盗犯の1人を殺害して、その男から聞き出した情報でもう1人の殺害にも成功するのでした。
翌日、ポールの元に強盗犯の最後の1人である、ノックスから呼び出しの電話がかかってきます。
指定されたナイトクラブで銃の撃ち合いになり、ポールはその場から逃走したが、ノックスはポールの勤務する病院に運び込まれます。
夜中になって娘の意識が戻ったことを知らされて病院に駆けつけたポールは、弟の説得もあってか自警活動をやめることにして、その後ラストへ向かっていく物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
最初に家族を襲撃されたシーンから、最後に復習するシーンまでのストーリー設計において、焦らしがある点や、主人公の哀愁であったり、キャラ設計についても学びの要素が多々ありました。
とてもオススメの作品です!