映画の紹介247本目 『トータル・リコール』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『トータル・リコール』です。
この映画はポール・ヴァーホーヴェン監督の作品で、
記憶を作り変えられていた男が、真実を追求するために奔走する物語です。
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【ポール・ヴァーホーヴェン監督について】
監督はオランダ・アムステルダム出身の映画監督です。
ライデン大学で数学と物理を学び、卒業後に従事したオランダ海軍で軍のためのドキュメンタリー制作に携わります。
オランダの人気TVシリーズの監督を手がけた後、1971年に長編映画監督デビューを果たして、第2作「ルトガー・ハウアー 危険な愛」(73)でオランダ国内の話題を集め、「4番目の男」(83)などで国際的にも知られるようになりました。
「グレート・ウォリアーズ 欲望の剣」(85)でハリウッドデビューを果たし、続くSFアクション大作「ロボコップ」(87)で一躍、知名度を高めます。
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のSFアクション「トータル・リコール」(90)は大ヒットを収めるとともに、アカデミー視覚効果賞を受賞。シャロン・ストーン主演のエロティック・サスペンス「氷の微笑」(92)も反響を呼びました。
以降の監督作に「スターシップ・トゥルーパーズ」(97)、「インビジブル」(00)、「エル ELLE」(16)など、過剰な暴力描写などでたびたび物議を醸しながらも、鬼才として作品を世に問い続けています。
【あらすじ】
近未来。
火星には植民地が築かれ、多くの人類が居住していますが、酸素が薄く気圧が低いため防護服無しでは建物の外に出られず、「エネルギー採掘会社と反乱分子との間で紛争が絶えない」と連日報じられています。
地球に暮らすダグラス・クエイドはごく普通の建設労働者で、結婚8年になる妻のローリーと2人暮らしで、彼は毎夜、行ったことが無い火星の夢に悩まされていました。
「火星に移住したい」との想いをローリーに伝えるも一蹴されたクエイドは、列車内で偶然「旅行の記憶を売る」というリコール社の広告を見つけます。
同僚の労働者ハリーから反対されながらも、クエイドはリコール社へ出向き、「秘密諜報員として火星を旅する」というコースを選択、夢の中のパートナーとなる女性の顔をモンタージュで選び、注射によって眠りにつきますが、突然クエイドはわめきながら暴れだすのでした。
当初は記憶の植え付けに失敗したと思われましたが、実際には記憶の植え付け処置はまだ行われていませんでした。
クエイドが、実際に火星へ行ったことがあると察したリコール社は、トラブルを恐れ、クエイドに麻酔をかけてリコール社に来た記憶自体を消し、タクシーに乗せ自宅へ送り返します。
帰宅途中、ハリーを含む謎のグループに襲われるクエイドでしたが、クエイドは身に覚えのない格闘術でその全員を殺害。ようやくたどり着いた自宅でも、ローリーから攻撃を受けます。
クエイドに取り押さえられたローリーは「クエイドの記憶は全てニセモノであり、自分は妻ではなく、クエイドの監視役である」と告げます。
混乱するクエイドのもとへ迫るリクターとその部下たち、何とか彼らを振り切ったクエイドは、謎の男からカバンを受け取ります。
その中のパソコンのモニターに、クエイドと全く同じ顔をしたハウザーと名乗る男が現れ、「ダグラス・クエイドとは、ハウザーがとある事情により記憶を消された仮の人物である」と語り、その後ラストへ向かう物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
ストーリーが複雑でありながらも、奇妙なミュータントの造形、真空状態や発信器解除時の顔面演出など、見入るシーンが多くて、楽しめました。
とてもオススメの作品です!