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映画の紹介112本目 『イーオン・フラックス』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『イーオン・フラックス』です。
この映画はカリン・クサマ監督の作品で、
『モンスター』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン主演によるSFアクションです。
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【カリン・クサマ監督について】
監督はアメリカの映画監督、脚本家です。
監督は出身大学のニューヨーク大学映画学科で在学中に制作した短編映画『眠れる森の美女』(1991年)により、モービル賞を受賞しています。
代理人はウィリアム・モリス・エージェンシーです。
自身のボクシング経験を生かした『ガールファイト』(2000年)で監督・脚本を務め、ドーヴィル映画祭のグランプリ、サンダンス映画祭の監督賞・審査委員長賞、カンヌ映画祭の新人作品賞受賞と数々の映画賞を受賞し、デビューを果たしています。
【あらすじ】
2011年に致死性のウイルスが突如発生し、人類の99%が死滅したことで、世界は人類滅亡の危機に陥ります。
科学者トレヴァー・グッドチャイルドの開発したワクチンで生き残ったわずか500万人の人類は、救世主の子孫グッドチャイルド一族の圧政的な管理化の下、汚染された外界と壁で隔てられた都市ブレーニャで暮らしており、病気も飢餓も戦争もないユートピア都市は秘密と虚偽で成り立っていました。
2415年、反政府組織「モニカン」の革命戦士イーオン・フラックスには、幸せな結婚をした妹ウナがいました。
ところが妊娠したばかりの妹が反政府分子として抹殺され、イーオンは政府に復讐を誓います。
政府要塞の警備システムの解除法を得た「モニカン」は、現君主トレヴァー8世の暗殺指令をイーオンに下します。
2本の足を手に変えた改造人間シサンドラを援護に付け要塞に進入したイーオンでしたが、トレヴァーを探し出して銃を突きつけた瞬間、彼と愛し合う自分の姿がありありと浮かびます。
イーオンを見たトレヴァーは彼女を別の名で呼び、混乱するイーオンの頭に突然激痛が走ります。
イーオンはトレヴァーを殺せないまま意識を失い、崩れ落ちるのでした。
目を覚ますとイーオンは独房に監禁されていました。
事前に仕掛けていた追尾式の小型爆弾で脱出しますが、トレヴァーにカプセルを与えられ、そのメッセージを読み取った彼女はトレヴァーのもとへと戻ります。
イーオンは戦おうとも逃げようともしない丸腰のトレヴァーに銃を突きつけますが、憎いはずの彼をどうしても撃つことができないでいます。
自分が自分ではない感覚に支配されていき、そしてトレヴァーに優しく肩を抱かれ、腕に包まれて体が全く言うことを聞きません。
トレヴァーへの愛おしい気持ちが津波のように押し寄せ、彼の体が欲しい衝動に襲われたイーオンはどうにかして抑え込もうとしましたが、抵抗しようと必死にもがけばもがくほど全身の力が抜けていきます。
気がつけばイーオンはトレヴァーと熱いキスを交わし、服と下着を脱いで鍛えぬいた肉体を彼に捧げていました。
何も分からないまま戦士としての使命も何もかも脱ぎ捨てて、彼女はトレヴァーの腕の中で大きな安らぎと幸せとを感じていました。
そしてイーオンは驚くべき真実を掴みます。
実は人類はワクチンの副作用で自然妊娠できなくなっており、その事実を隠したグッドチャイルド家は自然妊娠を装って死んだ人間のクローンを誕生させ続けいたことが分かりラストへ向かいます。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
ディストピアをテーマにしたSF作品で美術・世界観は素晴らしいにも関わらず、物語の抑揚さに物足りなさを感じました。
しかしクローンに対する意識など深く考えさせられる映画で学びもありました。
とてもオススメの作品です!