映画の紹介175本目 『ウォルトディズニーの約束』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『ウォルトディズニーの約束』です。
この映画はジョン・リー・ハンコック監督の作品で、
世界中の誰もが知るアニメーション界の巨匠、“ウォルト・ディズニー”による映画製作の裏側を描いた物語です。
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【ジョン・リー・ハンコック監督について】
監督はアメリカ合衆国の映画監督・脚本家です。
91年、映画「Hard Time Romance」で脚本家・監督としてデビューします。
続けて、「パーフェクト・ワールド」(93)と「真夜中のサバナ」(97)の脚本は、クリント・イーストウッド監督によって映画化されました。
その後、監督作「オールド・ルーキー」(02)、「アラモ」(04)を経て、09年の「しあわせの隠れ場所」では主演のサンドラ・ブロックにオスカーをもたらしました。
ディズニーの名作、「メリー・ポピンズ」の製作秘話を描いた「ウォルト・ディズニーの約束」(本作。13)でもメガホンをとったほか、「スノーホワイト」(12)や、「マレフィセント」(14)など、おとぎ話を再構築した大作で脚本を担当しています。
【あらすじ】
1961年ロンドン。
トラヴァースは、『グルジエフの教え』を前に考え事をしており、スランプに陥いり、新作が書けなくなったことで、金銭的に窮乏した彼女は、エージェントの強い勧めもあり、ウォルト・ディズニーからの「メアリー・ポピンズ」第1作の映画化についての、20年来の申出を受けることを「検討」することにしたのでした。
「アニメはご法度。ミュージカルもダメ。脚本は原作者の承認を得ること」。ディズニーにとっても異例の条件ではありましたが、「必ず『メアリーポピンズ』を映画化する」という娘との約束を果たしたいディズニーは承諾します。
ロサンゼルスの空港には運転手のラルフが迎えに来て、「晴れてよかった」という彼に、トラヴァースは「私が天気にしたわけじゃないし、雨は生き物を育てるのよ」と返します。
ラルフは苦笑いするばかりでした。
ディズニーの用意したホテルに案内された夫人は、部屋一杯のディズニーキャラクターのぬいぐるみに腹を立て、クローゼットに押し込みます。
テレビには「名犬ラッシー」が流れ、チャンネルを変えるとウォルトがテレビの「ディズニーランド」で案内しており、ベッドに鎮座する大きなミッキーマウスの人形は、窓際に追いやり「反省」を促すのでした。
フルーツバスケットに盛られたセイヨウナシを見たトラヴァースは顔色を変え、眼下のプールに投げ捨てます。
それは彼女に父にまつわる悲しい思い出を思い出させるのでした。
『メリー・ポピンズ』の子供達の父親・バンクス氏のモデルとなったパメラ・トラヴァースの父親は、銀行の支店長で、アイルランド人の彼は、自分達にはケルト人の魂があると言い、幼いパメラを「ギンティ」と呼び、詩作と空想の世界に遊ぶ楽しさ、大切さを教えたパメラにとって大事な人物でした。
父親の転勤に伴い、一家はオーストラリアの野原の一軒家に引越します。
銀行主催のフェスティバルでプレゼンテーターを任された彼は、景気づけに酒を飲み泥酔して舞台に登場、ろれつの回らないスピーチをした挙句、舞台から転落して寝たきりになります。
彼の体は既にボロボロであり、セキに血が混じるまでになっていました。
パメラは父親を元気付けようと、学校で表彰された詩を見せるが、彼は「イェイツには及ばない」と拒絶し、その後ラストへ向かう物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
映画作りに至るまでの背景を知り、観る側の視点が変化することや、情熱を持って仕事に取り組む大切さを学びました。
とてもオススメの作品です!