映画の紹介1本目 『レ・ミゼラブル』
こんにちは、TAKUです。
今日紹介するのは、
『レ・ミゼラブル』という映画です。
この映画は、トム・フーパー監督が手掛けた、
19世紀のフランスを舞台にした、
・果たせぬ夢
・報われる恋
・情熱
など心奪われる物語を描いた作品です。
『レ・ミゼラブル』は、
ヴィクトル・ユーゴーが、1862年に執筆したロマン主義フランス文学の大河小説です。
【監督のトム・フーパーさんについて】
監督は、ロンドンハイゲートのインディペンデント・スクールであるハイゲート・スクール(英語版)から、ウェストミンスター・スクールを経て、オックスフォード大学を卒業しました。
ハイゲート・スクールの頃に、演劇担当の教師に影響を受けてから映画監督を目指し、映画を撮るようになり、1992年に15分の短編映画『Painted Faces』でプロの演出家としてデビューしました。
その後、イギリスで数多くのテレビドラマを演出し、2006年に『エリザベス1世 ~愛と陰謀の王宮~』を監督し、プライムタイム・エミー賞監督賞を受賞しています。
2004年に『ヒラリー・スワンク IN レッド・ダスト』で映画監督デビューを果たし、2010年に『英国王のスピーチ』を監督し、作品はアカデミー作品賞をはじめ、4部門を受賞し、監督自身もアカデミー監督賞を受賞しました。
2012年にはヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイを主演に迎え、『レ・ミゼラブル』を監督。アカデミー賞ではアン・ハサウェイのアカデミー助演女優賞をはじめ、3部門に輝いています。
その後も『リリーのすべて』など、高い評価の作品を制作しています。
【あらすじ】
ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間服役した後、仮出獄するが、生活に行き詰まり、再び盗みを働いてしまいます。
その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意し、過去を捨て、市長となるまでの人物となります。
そんなとき、不思議な運命の糸で結ばれた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、 ジャベールの追跡をかわしてパリに逃亡します。
彼女に限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげますが、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発して、誰もが激動の波に呑まれていきます。
ジャンが、たった1切れのパンを娘のために盗んだことがきっかけで19年間も服役したところから始まり、司教と出会ったりしながら、
人間として大切な「徳を積む」ことであったり、学べる場面が多いです。
【ジャンが司教の銀食器を盗み、司教から燭台を与えられるシーン】
このシーンでは、76歳の司教が19年間も服役していたジャンを温かく迎え入れたにもかかわらず、ジャンは司教が大切にしていた銀食器を盗んでしまいます。
翌朝、ジャンを捕まえた憲兵たちが司教の元へジャンを連れてくるのですが、この時に司教が「食器は私が与えた」と彼を放免させ、さらに残りの唯一の財産である2本の銀の燭台も差し出しました。
これまで多くの仕打ちを受けてきて、
人間不信になっていたジャンが、信念に打ちひしがれます。
このシーンを観た際に、司教が大切にしていた銀食器を盗んだにも関わらず、さらに燭台まで差し出すという司教の人間としての器の大きさを学びました。
【最後に】
この映画は、トム・フーパー監督が手掛けた、
19世紀のフランスを舞台にした、
・果たせぬ夢
・報われる恋
・情熱
など、心奪われる物語を描いた作品です。
ストーリーの構成であったり、
人間として一番大切な「徳を積むこと」「愛情」についてを描写しており、とても学べることが多い作品でした。
ぜひお勧めします!