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映画の紹介31本目 『イミテーション・ゲーム』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介する映画は、
『イミテーションゲーム』です。

この映画は、
モルテン・ティルドゥム監督の作品で、

第二次世界大戦中にエニグマ暗号の解読に取り組み、のちに同性間性行為のかどで訴追を受けたイギリスの暗号解読者アラン・チューリングの生涯を描いた物語です。 



【監督のモルテン・ティルドゥムについて】

監督はノルウェー出身の映画監督です。

米ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで学び、1990年代初めから母国ノルウェーでMVやCM、音楽番組などを監督します。

ジョー・ネスボの小説を映画化したサスペンススリラー「ヘッドハンター」(11)は、ノルウェーで歴代1位の興収を記録しました。

初の英語作品となる「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(本作、14)は、トロント国際映画祭の最高賞で観客賞を受賞したほか、ティルドゥム自身も米監督組合賞にノミネートされました。

現在は米ロサンゼルスを拠点に活動しています。

【あらすじ】

1951年、数学者アラン・チューリングの家が空き巣に入られて、ノック刑事ら2人の警官が捜査に当たります。

1927年、寄宿学校で不遇の日々を送っていた若きチューリングは、友人クリストファー・モーコムに触発されて、暗号の世界にのめりこんでいったのでした。

イギリスがドイツに宣戦布告した1939年、チューリングはブレッチリー・パークを訪れ、海軍中佐アラステア・デニストンの指揮の下、ナチスの暗号機エニグマの解読に挑むチームを結成します。

リーダーとなったチューリングは、実力の劣るファーマンとリチャーズをチームから解任して、新聞に難解なクロスワードパズルを載せて後任を探します。

ケンブリッジ大学の卒業生ジョーン・クラークはチューリングのテストに合格して、チューリングは彼女が通信傍受係の女性職員と同じ場所で働けるよう手配して、彼女に解読装置の計画を教えます。

その後ジョーンが両親の意向に従って職場を去る流れとなり、「独身じゃなくなればいい」と思いついたチューリングは彼女に求婚して彼女もこれを承諾します。

最後のチャンスとして提示された1ヶ月の刻限が迫る中、チューリングは通信の傍受内容について、
通信内容に特定の言葉が含まれると分かっていれば、装置がそれを復号するようにプログラムすれば良いということを知ります。

毎朝6時に発せられる最初の通信の常套句であった「天気」「ハイル・ヒトラー」という3つの単語を拾うよう調整を施すと、装置は即座に暗号の解読に成功しました。

MI6の協力を得つつ、チームが軍部に流すべき情報を選別する中、チューリングはふとした偶然から、ケアンクロスがソ連のスパイであることを知ります。

それに対して、英ソはナチス打倒という共通の目標を持った仲間だと主張し、身分を明かせば仕返しにチューリングの同性愛を暴露すると脅迫します。

チューリングは、ジョーンを危険から遠ざけるため、彼女に同性愛を打ち明けて婚約破棄を言い渡し、ブレッチリー・パークを去るよう促します。

終戦後、ミンギスは職員たちに暗号解読の仕事にまつわる一切を破棄するよう命令して、仕事内容を口外したり再び互いに会ったりする事を禁じます。

それから1950年代へと移り、チューリングの家を訪れたジョーンは、彼の心身の衰えを目の当たりにして、ラストシーンを迎えるという物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
単に天才数学者チューニングの物語ではなく、
国家の機密情報を作品としてこの世に送り出した理由やLGBTの認知など、色んな角度からの制作意図があったのだと思いました。

とてもお勧め作品です!

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