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映画の紹介196本目 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』です。

この映画はクエンティン・タランティーノ監督の作品で、

1969年にハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件を背景にハリウッド映画界を描いた物語です。

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【クエンティン・タランティーノ監督について】

監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、俳優です。

高校中退後、俳優を目指す傍らレンタルビデオ屋の店員になり、膨大な数の映画を鑑賞する生活を送ります。

やがて脚本を書きはじめ、「レザボアドッグス」(91)を自主製作しようとした頃、同作の脚本が俳優ハーベイ・カイテルに認められ、彼の後押しもあって監督デビューを果たします。

同作がサンダンス映画祭で好評を博し、劇場公開されて評判となりました。

デビュー前に脚本を手がけた「トゥルー・ロマンス」が93年にトニー・スコット監督、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」が94年にオリバー・ストーン監督により映画化。

自身監督2作目「パルプ・フィクション」(94)にはスターがこぞって出演し、カンヌ国際映画祭ではパルムドールを、アカデミー賞では脚本賞を受賞しました。

以降、「キル・ビル」2部作(03、04)など話題作を発表し、「イングロリアス・バスターズ」(09)と「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)でもアカデミー脚本賞にノミネートされ、後者で2度目の受賞を果たしました。

近年の監督・脚本作に、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(19)などがあります。

【あらすじ】

かつて西部劇を中心にテレビスターとして名を馳せていた俳優リック・ダルトンは、カウンターカルチャーの影響で変容しつつあるハリウッドの中で時代の流れに取り残され、今やドラマの悪役や単発企画へのゲスト出演に甘んじていました。

リックの親友で専属スタントマンのクリフ・ブースもリックと同様に時代の流れの煽りを食い、また過去に自身が起こした出演者とのトラブルもあってリックの世話係を務める毎日を送っていました。

そんな中、シエロ・ドライブにあるリック邸の隣にまさに時代の寵児となりつつあった映画監督ロマン・ポランスキーとその妻で売り出し中の若手女優シャロン・テートが引っ越してきていました。


1969年2月8日。

リックは西部劇愛好家で映画プロデューサーのマーヴィン・シュワーズからイタリアの西部劇映画への出演を勧められます。

ハリウッドスターとしてのプライドから誘いを固辞するリックは、ハリウッド俳優としての限界を改めて突きつけられたとクリフに泣きつき、自身とは正反対に多くの友人に囲まれながら華やかで幸福な前途洋々の生活を送るポランスキー、シャロン夫妻を苦々しく見つめるのでした。

1969年2月9日。

リックはクリフの運転で撮影現場へ向かいます。

リックから撮影中に家のアンテナを修理しておくように依頼されたクリフは屋根の上から、ポランスキー邸に向かう一台の車を目撃します。

やがて車から降りた男に対して、ポランスキー邸に出入りしているシャロンの元恋人で友人のジェイ・シブリングが声をかけると、男は「“テリー”を探している」と言います。

ジェイが「ここは1ヶ月前からポランスキーの家だ」と返すと男は去っていき、その後ラストへ向かう物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
「シャロン・ステート事件」の内容を把握しくとさらに楽しめたと思うと共に、60-70年代のアメリカを鮮明にイメージできるような擬似体験ができ、タイトルと物語の納得感など、学びの要素もありました。

とてもオススメの作品です!

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