映画の紹介 182本目 『ショート・ターム』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『ショート・ターム』です。
この映画はデスティン・ダニエル・クレットン監督の作品で、
心に傷を抱えた女性と子どもたちを描いた物語です。
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【デスティン・ダニエル・クレットン監督について】
監督はアメリカ合衆国の映画監督、脚本家、編集技師、映画プロデューサーです。
監督はサンディエゴ州立大学にて映画を学びます。
2009年には、短編映画『Short Term 12』がサンダンス映画祭で審査員賞を受賞します。
2012年、長編デビュー作品『ヒップスター』を手がけ、2013年、ブリー・ラーソン主演の長編映画『ショート・ターム』がSXSW映画祭でプレミア上映され、審査員賞と観客賞を受賞しました。
同時に、サウス・バイ・サウスウエスト映画祭長編ナラティブ部門の審査員賞および観客賞や、インディペンデント・スピリット賞3部門へのノミネーションといった多くの褒賞も与えられました。
【あらすじ】
グレイスは、問題を抱えるティーンエイジャーのためのグループホーム「ショート・ターム12」の若きケアマネージャーです。
彼女は長らく同僚のメイソンと恋人関係にあるが、素直に気持ちを打ち明けられないでいました。
グレイスは自身が妊娠していることを知り、直ちに中絶の予約を入れます。
逡巡したあげく彼女はメイソンに妊娠していることだけを伝えると、メイソンは興奮を隠せないでいます。
ホームではもうすぐ18歳になるマーカスという少年が彼に虐待をしている母親の許へ帰らなければならず、2人は彼の問題に向き合わなければなりませんでした。
グレイスはホームに新しくやって来た自傷経験のある少女ジェイデンと親しくなります。
長く滞在するつもりのなかったジェイデンは他の入居者と距離を置こうとするのでした。
自身の誕生日、父親が約束通り迎えに現れないと分かると、ジェイデンはパニックを起こしてスタッフに暴力的に振る舞います。
グレイスは反省部屋に入れられたジェイデンに近付き、自分の自傷痕を見せます。
その夜、ホームの皆が彼女の誕生祝いを開いている最中、ジェイデンは施設を抜け出します。
ホームの職員は入居者を無理に連れ戻すことが許されていないため、グレイスはジェイデンの後を追い、彼女の家に辿り着きます。
家が留守だと分かると、2人はホームへ戻ることにして、ジェイデンはグレイスに自分の作った絵本を読み上げて聞かせ、グレイスはジェイデンが父親による虐待を受けているのではないかと疑い始めるのでした。
メイソンの里親のパーティーに招かれたグレイスは、メイソンから求婚され了承します。
翌朝、グレイスは自身の父親が刑務所から釈放されることを知り動揺し、慰めようとするメイソンを拒みます。
グレイスはホームに出勤するとジェイデンが彼女の父親によって連れて返されたことを知り、父親によるジェイデンへの虐待が認められなかったため彼女を家に帰した上司に対して怒りを露にするのでした。
その日、グレイスはマーカスが自殺を試みて負傷しているところを発見します。
病院でマーカスの治療中、憔悴したグレイスは、心を打ち明けることを求めるメイソンに結婚はできない、子供は産めないとだけ伝えます。
動揺した彼女はジェイデンの父親の家に忍び込み、寝ている父親をバットで襲おうとしたところをジェイデンに見つかり、その後ラストは向かう物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
人はそれぞれ違った苦しみを抱えており、その憔悴から救うのは結局人間だと理解すると共に、そんな人々の苦しみを救済したり、人に寄り添える人間で在りたいと思うきっかけとなりました。
とてもオススメの作品です!