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映画の紹介207本目 『パッセンジャー』

こんにちは、たくやです。

今日紹介する映画は、
『パッセンジャー』です。

この映画はモルテン・ティルドゥム監督の作品で、

20XX年、5000人を乗せた宇宙船が地球を出発して、目的の惑星までの120年間、冬眠装置で眠るはずが、ふたりの男女が目覚めてしまい、進行する物語です。

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【モルテン・ティルドゥム監督について】

監督はノルウェー出身の映画監督です。

米ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで学び、1990年代初めから母国ノルウェーでMVやCM、音楽番組などを監督します。

03年に「Buddy」で長編映画デビューを果たし、続いて「Varg Veum Falne engler(英題:Fallen Angels)」(08)のメガホンをとりました。

ジョー・ネスボの小説を映画化したサスペンススリラー「ヘッドハンター」(11)は、ノルウェーで歴代1位の興収を記録しました。

初の英語作品となる「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(14)は、トロント国際映画祭の最高賞である観客賞を受賞したほか、ティルドゥム自身も米監督組合(DGA)賞にノミネートされています。

【あらすじ】

宇宙移民を目的とした約5000人の人間を乗せた超大型宇宙船アヴァロン号の航行中、人工冬眠ポッドの故障によりジムだけが目覚めてしまいます。

再び冬眠状態になることは不可能なうえ、アヴァロン号が目的の惑星に到着するまであと約90年あり、宇宙船の中で孤独に寿命を迎えるのは確実となるのでした。

地球へ助けを求めるメッセージを送るも返事が届くまでに約55年を要し、乗組員ではない植民者のジムは宇宙船のコントロールにアクセスすることもできません。

さらに、アクセス権を持つ乗組員たちが冬眠している部屋は頑丈なハッチに守られているため、起こすことも不可能という、絶望的な状況に追い込まれます。

それから1年後。ジムは宇宙船の中で、自らこじ開けたスイートルームを独占して、船内のエンタテイメントシステムで時間をつぶす自堕落な生活を続けていました。

虚しさを覚えつつも、唯一の話し相手のバーテンダー・アンドロイドのアーサーと日々会話を続けます。

そんな中、宇宙船では作業ロボットなどの故障がたびたび発生し、無人のコントロールルームではエラーメッセージが次々と表示されるのでした。

ある時、ジムは宇宙服を着ての船外活動が可能だと気づき、宇宙遊泳で初めて見る生の宇宙空間に感動します。

しかし、日に日に増していく孤独感に耐えられなくなったジムは、宇宙服を着ないまま外扉を開くスイッチを押そうとし、寸前で我に返り自殺を思いとどまります。

ある日、ジムは冬眠ポッドで眠る作家のオーロラに一目惚れし、彼女のことを調べていくうちにますます惹かれていくようになるのでした。

ジムはオーロラを目覚めさせたい気持ちに駆られますが、それは彼女の人生を奪ってしまうことを意味するため、葛藤します。

しかし、寂しさに堪えられずに、冬眠ポッドを操作して彼女を目覚めさせてしまうのでした。

目覚めたオーロラは困惑しますが、唯一同じ状況を共有するジムと日々を暮らしていくうちに惹かれていくようになります。

2人が船内での恋人の生活に慣れ、ジムがオーロラへプロポーズする直前、アーサーがオーロラに、ジムが故意に彼女を目覚めさせたと告げてしまい、その後ラストへ向かっていく物語です。


【最後に】

本映画を鑑賞して、
自分の置かれた状況で精一杯生きていく大切さや尊さなど、もし今回の状況下に置かれた場面を想像する事によって、再度自身の未来の在り方や死に方を思い描くきっかけになりました。

とてもオススメの作品です!

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