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映画の紹介46本目 『大統領の執事の涙』

こんにちは、TAKUです。

今日紹介する映画は、
『大統領の執事の涙』です。

この映画は、
リー・ダニエルズ監督の作品で、

ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた黒人執事の視点から、揺れ動くアメリカとその時代に翻弄される家族の物語を描いています。

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【監督のリー・ダニエルズについて】

監督はアメリカ映画監督・映画プロデューサーで、俳優でもあります。

監督は警察官の父から虐待を受ける不遇の少年時代を過ごして、大学卒業後にロサンゼルスへ移ります。

そこで福祉会社を経営しますが、その会社を売り払ってキャスティング・ディレクターとして芸能界でのキャリアをスタートさせます。

その後、製作会社「リー・ダニエルズ・エンターテインメント」を設立し、第1弾として製作した「チョコレート」(01)ではハル・ベリーがオスカー女優になりました。

また、「サイレンサー」(05)で監督デビューを果たして、監督2作目の「プレシャス」(09)ではアカデミー賞の作品賞、監督賞含め6部門にノミネートされています。

【あらすじ】

奴隷の子供として育ったセシルは、目の前で白人の主人に父を殺された過去を持っています。

農園を去り盗みに入った店の黒人に救われて、働くことになるのでした。

そこで教えられたことは、

・お客の目を見て望みを知ること
・相手の心を読むこと
・ボスが思わず微笑むようにすること
・白人用の顔と自分の顔を持つこと

などでした。

そこで彼は出世し、ワシントンD.C.の高級ホテルを実直に務めていると、ホワイトハウス付きの執事にならないかと誘いを受けてら面会することになります。

客だった事務主任ウォーナーが認めたためでしたが、自分が決めたかったという給仕長にも何とか気に入られ、「ハウスニガーにようこそ」と言われます。

最初に仕えたのはアイゼンハワー大統領で、親しみやすく、黒人に登校妨害していたリトルロック高校事件で軍隊を派遣する英断を下します。

そんな時に、執事たちのところに副大統領のリチャード・ニクソンが現れます。

大統領は、任期ギリギリまでホワイトハウスに住んでいて、引越後2時間で新大統領を迎える準備をしなければなりませんでした。

そこで小さいキャロラインたちを連れて、若いケネディ大統領がやってきます。

ケネディは、ルイスが過去2年間で16回逮捕されたことも周知していめ、キング牧師たちのデモを見て考えを変えたといい、ジム・クロウ法を禁じます。

その後、ジョンソン大統領になり、「血の日曜日事件」が起きて、公民権法を制定しました。

ベトナム戦争は泥沼化して、過激な マルコム・Xは「ハウスニグロ」を批判しますが、キング牧師は執事は紋切型の黒人像を変え、彼らは戦士だと評価して暗殺されました。

そして家族の反対を押し切ってベトナムに従軍したチャーリーが戦死して、ニクソンはウォーターゲート事件で追いつめられるのでした。

民主党から出たルイスは選挙で負け、ニクソン大統領が辞任します。

その後、ルイスがアメリカの良心のヒーローになっていることに驚いて、アメリカが他国の人権ばかりいうのに、自国に厳然と差別が残っていることを悟るのでした。

辞職するというと、レーガンはアパルトヘイト政策で間違っていたと態度を変えることになるのでした。

レーガンの人種政策を糾弾する集会に初めて参加してルイスと和解して、一緒に収監され、ラストシーンを迎えるという物語です。

【最後に】

本映画を鑑賞して、
人種差別があるような時代から黒人の大統領が誕生するまでの物語で、そんな時代においても「白人に見せる顔」を持ちながら、自分の考え方・生き方を貫く姿勢に感動しました。

とてもお勧めの映画です!

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