映画の紹介105本目 『記者たち 衝撃と畏怖の真実』
こんにちは、たくやです。
今日紹介する映画は、
『記者たち 衝撃と畏怖の真実』です。
この映画は、
ロブ・ライナー監督の作品で、
イラク開戦をめぐる「大量破壊兵器」捏造問題を実話を元に描いた物語です。
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【ロブ・ライナー監督について】
監督はアメリカ映画監督で、俳優・脚本家・映画プロデューサーでもあります。
1984年に映画、「スパイナル・タップ」で監督デビューを果たし、86年には「スタンド・バイ・ミー(本作)」が大ヒットし、一躍人気の監督となりました。
また俳優としても活躍して、「めぐり逢えたら」(93)、「ブロードウェイと銃弾」(94)、「パーフェクト・カップル」(98)、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(13)などに出演しています。
近年では映画「LBJ ケネディの意志を継いだ男」(17)で監督・製作、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」で監督・製作・出演を務めていました。
【あらすじ】
2001年9月11日。
同時多発テロが発生して、31紙の地方新聞を傘下に置くナイト・リッダーのウォルコット局長は、ストロベル記者を国務省に派遣、ラムズフェルド国務長官らがアフガニスタンではなくイラクへの出兵を画策している事を突き止めます。
これを期にフセインを排除しようとしているのでした。
ストロベルはさらに取材を続けるが、フセインとテロの首謀者であるビン・ラディンを結びつける根拠は見つかりません。
アメリカでは愛国心の波が広がり、小学校でも愛国教育が行われていることをランデー記者の妻ヴラトカは憂える一方で、黒人青年のアダムは愛国心に燃えていました。
2002年1月29日、ジョージ・W・ブッシュ米大統領は一般教書演説で、北朝鮮、イラン、イラクを悪の枢軸であると糾弾し、イラクが大量破壊兵器を保有しテロを支援していると非難しました。
マスメディアもイラクへの軍事介入を肯定する論調が支配的となり、ナイト・リッダ―の記者たちによる懐疑的な記事は紙面に載らないようになります。
ウォルコットは、元新聞記者でベストセラー作家となったジョー・ギャロウェイとコンタクトを取り協力を依頼するのでした。
政府関係者がフセインは核兵器を既に所有していると公言するようになる中、ストロベルとランデ―に政府関係者がコンタクトを取ってきました。
彼らの記事の正確さを見込んでのことで、彼女はラムズフェルドがイラク開戦を画策して、情報の捏造をしていると告発します。
ニューヨーク・タイムズが米軍が大量破壊兵器を発見したと報じます。
ウォルコットは部下たちに「私たちは子供たちを戦争に送りもうとする者には味方しない。真実を書くんだ。政府が言ったことは必ず問われなければならない。それは真実か?」と檄を飛ばします。
ストロベルとランデーは、関係者からチェニー副大統領が嘘をついているという証言を得るのでした。
そしてギャロウェイは密かに政府高官と接触して、一方ペンタゴンからナイト・リッダ―へ警告が届きます。
フォックス、ニューヨーク・タイムズ、CNNなどアメリカの主要メディアは政府の発表を鵜呑みにした報道を続けていました。
ウォルコットはナイト・リッダ―首脳部に乗り込むが追い返されて、アダムは対イラク戦争への従軍を決意します。
そしてフセインが核兵器を隠し持っているという「情報元」でしたが、嘘を覆すことはできず、ラストへ向かう物語です。
【最後に】
本映画を鑑賞して、
財務長官のポール・オニールが「政権開始当初からイラク戦争の計画はあった」と暴露したことで、アメリカは大量破壊兵器があろうがなかろうが関係なく『戦争がしたかった』という真実が残念に思えました。
興味のある方は是非!
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