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【新卒デザイナー向け】坪田さんのnoteを自分なりに言語化してみた

こんにちは。404DESIGNERS代表の山本拓弥[@kindai_designer]です。
これからデザイナーを目指そうとしている人にちょっとでも参考になれば、現デザイナーの人の共感を得たくてnoteをやってます。

4月も早いことで1週間経って、新生活にちょっとずつ馴染めてきた人もばり多いんやないでしょうか?実際自分4月から渋谷にオフィスを置く、レバレジーズという会社で21新卒デザイナーとして働き始めています。もちろん今の404DESIGNERSとしても頑張っていきますけど。

そんな中今回は、先月公開されたdelyの坪田さんのnote、「UIデザイナーを目指す新卒に伝えたい事を言語化してみた」を自分なりに解釈して言語化してみようと思います。
坪田さんはdely(クラシルの運営会社)のCXOで、日本のデザイン業界で生きていくなら避けては通れないくらいSNSでは有名なデザイナーの方です。詳しくはこちらをどうぞ。坪田さんの公式プロフィールです。

自分がこのnoteに干渉しようと思った理由は、自分自身このnoteにめちゃめちゃ感動を受けて

!🤯!なんで去年、おれが就活しやる時に出んかったんや!🤯!

と、思ったくらいです。一応それは置いといて、この坪田さんのnoteは新卒デザイナーを目指す学生、特に事業会社(自社サービスを自分たちで運営している会社)かつ、UI, UXデザイナーを目指す方にはめちゃめちゃいい記事やと思っています。
そんな中、自分もこの4月から働き始めるに当たって、昨年2020年はコロナ禍でオンラインの就活を行ってきたデザイナーとして、22新卒のデザイナーを目指す学生の不安の解消やワクワクを増進させるために、このnoteを用いて、自分なりに伝えたいことを言語化しました。

※目次に数字が付いている内容は坪田さんのnoteから抜粋したものです。
また、坪田さんのnoteで使われている画像など参照するものはこのnoteでは掲載していない(権利が怖い)ので、ご自身で見てみてください。🙇‍♂️

1. 事業会社のUIデザイン業務

この章では特に「学生がイメージするUIデザイナーとしての働き方と実際とのギャップ」や「実際の働き方、特にデザイナーとエンジニアとの競走」について述べられています。

これは特にデザインの学習をスタートさせて、まだチームで働いたことがない人に多い実感があります。
本当にデザイナーは「手」を動かす時間よりも、「口と頭」を動かす時間の方が多いです。クリエイターという職業柄、映画やドラマなどの固定概念、美しく膨らまされたイメージのおかげで、macをずっと触ってすごいグラフィックなどを作ってる印象があると思いますが、エンジニアもデザイナーもサービス開発のほとんどの時間は「おしゃべり」してます。👄

「他の競合サービスはどんな感じなんやろう?」
「ここの体験のユーザーはどういうモチベなんやろう?」
「誰がどんな作業を今してる?」

みたいに、作業時間の半分は喋って、作ったモノに対して喋ってる感覚です。

クラシルのように開発体制がしっかり整っているところは、坪田さんのnoteのような比率や働き方になると思いますが、より小規模なチームや開発体制がしっかり整っていないチームではもう少し分析や壁打ちの時間が増えるかもしれません。🤔 と言うよりは、同時並行で行う時間が増えます。時間と人とコストが少なく、大手よりもスピード感を持って動かないといけないサービスでは特にそんな感じになります。

2. 入社時に必要なUIデザイン力

この章ではタイトルそのままの話がされています。ざっくり言うと、

未経験でも学習意欲があれば1日8時間×1ヶ月で仕事に必要な最低限のスキルは必ず身につけられます。

ってことです。でも、本当に自分もこれはそう思っていて。もちろんデザイン力(グラフィック制作力やプロトタイピング力)はあるに越したことはないですし、入社後は必要なことは必要です。

デザインは正直、必要な時に必要な分学べばいいです。自分も一応デザイナー名乗ってますけど、動画編集とかもyoutubeちょっと見て、premire proの編集方法学んでやる。みたいな。🙄 なんで、

「ここの企業行きたいけど、推奨スキルphotoshopで、自分触ったことないから諦めよう😭」

なんて思わないようにしてください。坪田さんのnoteからそのポイントを話すと、figmaがクラシルでデザインワークが行われていると書かれていますが、別に今までのXDでもSketchでも使用ツールはなんでもいいと思います。もちろんfigma使ってる方がギャップがなく、導入もスムーズに進むのでいいとは思いますが、特にそこまで気にするポイントではないと思います。

逆に何が必要かと言うと、特に「言語化スキル」や「思考力」の方が大事です。デザイナーは先ほども話した通り、「おしゃべりして考える」仕事なんで、いくらすごいデザインを作れても、根拠のあるデザインを作れなかったり、非デザイナーの意思を汲み取れなかったりするとダメです。それはクラシルだけではなく、ほとんどの事業会社に共通していることです。

ちなみに自分はXD派です。これはデザイン宗教なんで正直話すことではないと思うんですが、XDだと、creative cloud(社会人はちょっと高いけど)を学生料金で使えるし、XDは無料やし、他のツールとの互換性も高いので個人的には、今からデザインを始めようと思ってる人はツール選びの参考にしてください。

3. デザインを育成し合う取り組み

この章では新卒デザイナーってよりかは、他の企業のデザインチームが参考にできるようなクラシルのチーム開発体制、特に入社からの流れを話してくれています。

この話は面白くて、クラシルではSquad開発を採用しているらしいので、詳しくは下記noteを見てみてください。

しかも、ペアデザインチケットは素晴らしい案やと思っています。チームでデザインを作ったことがある人やったらわかると思うんですが、後輩にデザインのFBするのって先輩としての一業務としてめちゃめちゃ大事なんです。後輩の子は先輩に気を遣って

「こんなことを聞いても仕方がない😔」
「先輩忙しそうだから今日は聞けない😖」

って思うことが多々あると思います。ですけど、先輩からしたら

「あの子ちゃんとやれてるかな?🧐」
「全然聞いて来ないけど大丈夫かな?🧐」

という風にお互いにコミュニケーションギャップが生まれるので、それをチケット制で消費させる、遊びを取り入れてコミュニケーションを取らせる仕組みは本当に素晴らしいと思います。
あと、坪田さんの資料が見やすい!!!!!❤️❤️

4. 上流から関わりたいは、すでに仕組みで達成されている

この章では先ほどの章の体制についてより詳しく仕組みを話してくれています。

新卒デザイナーとして「バリバリ働くぞ!」って人はやっぱり上流から係りたいですよね。そこが花形みたいなところありますし、それが事業会社で働くカッコよさ、面白さだと自分も思うので。
それがクラシルでは先ほどのSquad開発でほぼ達成されていると。もう、行くしかないですよね。🙌

一般的な事業会社は開発体制はアジャイルやけど、職種館はあまり考慮されてなくて、コミュニケーション不足が多々起こりえます。例えば「エンジニアは機能面を考慮してこんなデザインにしたいけど、デザイナーとしてはCVの関係でこういうデザインにしたい😰」とか「マーケはこんな施策打ちたいけど、デザイナーはブランディングの観点からネガティブ😱」とか。他のチームで立案されて、回ってきたときに内容のすり合わせや現状の業務内容の確認など困ることが多いです。そのため、このクラシルの体制はスピード感と新卒デザイナーの成長両方ともしっかり仕組み化されているのでよく考えられてるなって思います。

また、この章で坪田さんの過去のnote『「I」ではなく「We」でソフトウェアを作っていく楽しさ』も紹介されていますが、このnoteはほんまに読んだほうがいいです。👍

このnoteの解説もしだすと長くなりだすので、このnoteではしませんがめちゃめちゃいいです。特に、『ソフトウェアデザインの目を鍛える楽しさ』と言う章はデザイナーなら読んだ方がいいです。坪田さんはこういう学びを丁寧にSNSでシェアしてくれるので大好きです。❤️

5. デザイナー優遇ではなくフェアな環境

この章ではデザイナーだけではなく、事業会社の一員としてサービスを作ることについて書かれています。

これほんまにこの通りで、UXデザイナーって職業はありますけど、自分からしたら

その企業で働いている人全員が、その企業のサービスのUXデザイナー

って思います。デザイナーは他の人の意見や考えを見える化する職業なので、他の非デザイナーもやってることは「ユーザーはどうやったらもっと使ってくれるか🧐」「ユーザーにより良い体験を届けたい🤩」と思うように、サービスを作ること自体がUXを構築するということなんです(意見は多々あるかもですけど)。

デザイナーを目指している人は見かけたことあるかもしれませんが、ネット上の記事では「板挟みにされて大変」とか「もっとデザイナーの地位を向上させろ」などなど色々書かれています。もちろんデザイナーをデザインを作るだけの人、実際営業が利益を出しているからデザイナーに意見を求めていない、みたいな企業もあるかもしれません。👿😈👿😈
そういう意味ではフェアではないですし、そういう働き方をしたいと心から思う人は少ないかもです。ですが「フェア」、自分なりに解釈して話すと

全員が"デザイン"に理解がある

ことがフェアの根幹やと思っています。どういう風にデザインを理解させるかは企業によると思いますが、こう言う環境も就活の際に見てみたり聞いてみたりすると面白いかな、と思います。

6. 新卒デザイナー面接で話したいこと

この章もタイトルそのままの話ですね。
ピックアップしたいのは、

サービス作りに強い興味があるかで、学歴や志望動機はあまり気にしません。デザインのスキルチェックも現時点のスキルはあまり評価対象にしてません。

ウェイ🤟

7. こういう人は相性が良くない

正直、ここで挙げられた性格に自分が当てはまる場合は「改善する」か「アーティストになる・起業家になる」かの二択やと思っています。
企業で働く際、チームでのデザイン開発は避けられないので、「・個のアート性を追求し続けたい」「チームでデザインするより、個のデザインを追求する方が好き」、この2つに該当してる人はまずいなと思います。😨

もちろん「そんなやつデザイナーになるな!」なんて全く思っていません。むしろかっこいいとすら思っています。ですが、そういう人はチームプレイに向いていないのが現実なので、自分自身の会社を作ってチームをそこで組み立てる「デザイナー起業家」になるしかないと思っています。
逆に考えると、そういう気持ちの人は起業家に向いているかもしれないので、就活せずに起業するのも、案の1つとしては良いんやないかなって思います。

つまり、、

・チームのアート性を追求し続けたい
・1人でデザインするよりチームでデザインを追求する方が好き
・UIデザインの作り込みだけでなく、他の作業も行いたい
・数字がとても嫌いではない
・ユーザーに沿ったデザインテクニックを盛り込みたい
・自分のデザイン人格よりサービスデザイン人格を優先したい
・業界で有名になりたい感情よりもユーザーの価値作りを優先する

を心得ているといいかもですね。😊
ちなみに、個人的には「グラフィック作るより数字が大好き!!」ってデザイナーは変態やと思うんですけど、それでも数字は大事です。結局「作るだけ=アート」。あくまで企業に入るということはビジネスに携わる、つまり「数字にこだわる」ということなので「大好きになれ!」とは言いませんが、慣れていた方がいいと思います。苦手意識が強い人はinstagramやtwitterのanalyticsから始めるとハードルが低くておすすめです。

最後に

コロナ禍で就活システムも変わり、特にデザイナーは周りに同じ志を持ってデザイナーを目指している人が少なかったりすると思うんですけど(実際自分がそう)、デザインって最高に楽しい仕事やし、1日に何回も何回も

やっぱり、おれ天才🙌

って思うような生活してます。
上でも話した通り、今スキルがなくても土台の部分、デザインの考え方ができていると受かるところは受かります。もちろん努力は大事ですけど。

このnoteを読んでいる新卒としてデザイナーを目指している学生は、

・とにかく色んなデザインに触れてみる
・デザインを毎日ちょっとでいいから楽しく作ってみる
・デザイン以外の業務についても理解を深める
・企業理念はもちろん、チームフィットするかもしっかり見る聞く
・snsでもなんでもいいから、行きたい企業の人と繋がってみる

この4つを是非参考にしてください。実際に自分が実践していたので効果はあると思います。👍

それからクラシル、delyは結構面白いんで、クラシルについて知りたい人はdely designのnoteも見てみると面白いと思いますよ。下記のnote面白かったです。

最後に、この1文はこの記事を読んでるかもしれない坪田さんに向けてです。今回も素晴らしいnoteをこの世に生み出してくれてありがとうございます。いつか一緒に仕事したいです。
もしこの自分のnoteに問題があれば即noteは削除、ご対応はいくつかさせていただきますので、ご連絡ください。🙇‍♂️

本当に最後に、『asoboat』と言うデザイナーのためのプロジェクトを進めています。よかったらnoteを読んでみてください!ここまでnoteを読んでいただいてありがとうございました!デザイナーとして最高のデザインライフを送って行きましょう!

山本拓弥:プロフィール
twitter:https://twitter.com/kindai_designer
instagram:https://www.instagram.com/kindai_designer/
behance:https://www.behance.net/takuyasugac752

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