ホエイにソイにピー?筋トレ直後に摂るべきプロテインの謎
筋トレ後のプロテインデビューをするなら、まずはホエイから始めるのが王道。
吸収が最速なので、筋肉の修復が速やかにおこなわれるからです。
乳タンパク質の2割を占めるのがホエイで、残りの8割はカゼイン。
ホエイの吸収時間は1〜2時間ほどですが、カゼインだと7時間程度かかります。
スピード感に、かなり差があるのです。
ホエイの別名は乳清で、ホットミルクの表面にできる膜といえば、わかりやすいでしょうか?
ヨーグルトでいうと、上澄み(透明な液体)の部分です。
カゼインはもともと、チーズやバターの原料ですが、胃酸によって固まる性質があるため、吸収速度が遅くなります。
ほかにも、脂質が少ないプロテインとして、卵白から作られたエッグプロテインというのもありますが、商品数も少なく価格もお高いため、筋トレ上級者向けと考えてください。
そのほか、女性に人気なのが、大豆由来のソイプロテインです。
吸収されるまでの時間は、ホエイとカゼインの中間で、3〜6時間くらい。
牛乳アレルギーの方や、乳糖不耐症の方におすすめです。
またホエイプロテインにも、製法による違いがあり、WPC、WPI、WPHなどに別れています。
記載した順番で値段は高くなっていきますが、そのぶんタンパク質の純度も高いと覚えておいてください。
筋トレ初心者は、リーズナブルなホエイのWPC製法で大丈夫です。
ただし、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして、かつ吸収の良いプロテインを求めるのなら、乳糖の少ないWPI以上の商品がいいかもしれません。
最後に、牛乳、卵、大豆のアレルギーがある方。
欧米では、エンドウ豆を原料とするピープロテインも、人気があることを付け加えておきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。