コピースタンドを作成しました
こんにちは
フィルムカメラ大好きTKです
前回ネガキャリアを3Dプリンターで自作した記事を投稿しました
今回はカメラ側を固定する通称コピースタンドというものを3Dプリンターを使って作成しましたので記事にまとめようと思います
じゃあ以前はコピースタンドなしでどうカメラでネガをスキャンしていたの?と思われる方もおられると思います 以前はPCのモニターを固定するモニターアームというものに無理矢理カメラを固定してコピースタンドとして代用していました 一応記事にしていますので気になる方はご参照ください
上記事の方法でスキャンをしようと思うとまずモニターアームを取り付けるテーブルが必要となります テーブルの形状によってはモニターアームを取り付けることが出来ない場合もあるのでなかなか不便です 今回ご紹介するコピースタンドは台座もありますのでその心配はありません
さっそくコピースタンドの紹介と簡単な使い方、デジタルカメラでスキャンを行うコツを交えながら書いていきます
台座、軸の部分は汎用品を使用しています その他のパーツを3Dプリンターで作成しています
耐荷重
上の写真で取り付けているのはNikon Z5,NIKKOR Z MC 50mm f/2.8です ボディ、レンズ合わせ1Kgぐらいです 念の為に製品の荷重テストは行っていて2.2Kgまでは耐えれることを確認しています ※2.2Kg以上は自己責任でお願いします、、
カメラの固定
カメラを固定する部分は1/4インチネジを使っています ※通常のカメラの三脚用ネジと同じ大きさです
デジタルカメラでネガをスキャンする上で大切なことはネガの面とカメラ側の面が水平になっていることです カメラは重たいのでコピースタンドに取り付けるとコピースタンド側の剛性が弱いとしなって手前にお辞儀をするような感じになってしまいます これではネガの面とカメラ側の水平が取れてないのでスキャンすると写真の上部がボヤける事象が発生してスキャンの質が下がります ですので対策として縦軸方向も調整できるように改良を加えています
上写真のように調整を行います
手順としては
❶ネガキャリア側の水平を測る
❷カメラ側の水平を測る
❸両者の水準器の縦軸、横軸位置を合わせる
筆者のテーブルが傾いていますので気泡が縦軸手前側に傾いていますが通常であれば縦軸、横軸ともに真ん中に気泡が来れば水平が取れている状態です ネガキャリア側、カメラ側の水準器の気泡の位置が同じ状態にすれば面が水平ということになり、よいスキャン結果になると思われます
※縦軸を調整する際はカメラを外して行ってください やりにくいです
上記の条件が整えばスキャン可能となります
コピースタンドの他に必要なものは
・カメラ
・マクロレンズ
・トレース台
・ネガキャリア
・ネガポジ反転ソフト
これらも以前記事で紹介していますのでご参照ください ネガキャリアは当方で販売も行っておりますのでご検討ください
販売について
当方のBASE SHOPで販売を行なっております 在庫切れになっている場合は数日経ちましたら在庫復活するようにしていますのでよろしくお願いします
最後に
海外のメーカーではネガをスキャンする用途でコピースタンドが販売されています しかし現状の円安でなかなかいいお値段です 手が出ない方も多いかと思います 当方も少ない小遣いをやりくりしてなんとかフィルムでの趣味写真活動を続けております なんとかフィルム界隈を盛り上げることが出来る助力になればと生産コストを抑えてお求めやすいお値段に設定させていただいております この製品をスキャンも自分でやってみたいと思われている方々に使っていただいてその方々のフィルム写真活動の更なる質の向上のお役に立てれば幸いです 長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました
告知
当方が近々で参加する写真展のお知らせです
❶FILMLIFE(大阪)
5/18 在廊予定
Gallery F16 2階
5/16〜5/21
❷国産中判フィルム写真展(東京)
6/1,6/2 在廊予定
34人のフォトグラファーによる国産中判カメラの世界
入場無料
2024.5.31Fri - 2024.6.3 Mon 10:00~22:00
初日OPEN 14:00 最終日CLOSE 17:00
HuBase
東京都文京区水道2丁目13-4103
Tel 03-6912-1875
#国産中判フィルム写真展
#HuBase
おわり