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フィルムをデジタルカメラでスキャンする

こんにちは
フィルムカメラ愛好家のTKです

今回は過去にも紹介しているフィルムをデジタルカメラでスキャンする方法を紹介します
フィルムスキャンを自分でやろうと思ったきっかけはデータ化する費用を少しでも節約しようと思ったからでした その後自家現像もするようになって結果的にスキャンするスキルが役に立ちました

正直フィルムをスキャンしてデータ化するのは手間です
最近は35mmカラーネガフィルムに関しては現像、データ化で500円という破格のお店を見つけたのでほとんどお店にお任せしています
ハーフサイズもお値段変わらず 2コマスキャンも対応してくれます
思い出写真工房さん↓

中判フィルムはこちらのお店にお願いしています
現像が安いです

☆現像+150万画素入力 550円

ただしモノクロフィルムに関しては現像データ化をしてくれるお店が極端に少なく価格も高額で時間もかかる印象です なので自家現像、自宅でスキャンを行なっています 私の場合最終的には暗室でプリントするのであくまでデータ化はデータ確認用って感じです もちろんクオリティーは問題ないのでそのままデータから自宅プリンターで印刷、SNSに投稿したりします

スキャン、データ化した写真を紹介します

全て自身でスキャンしたものです

スキャンに使用する道具

  • レンズ交換式デジタルカメラ

  • マクロレンズ

  • カメラ固定用の三脚、コピースタンド

  • ネガキャリア(フィルムを固定する治具)

  • トレース台(光源)OR ストロボ

  • レリーズ(遠隔撮影する道具)

  • PCとUSBケーブルを接続してレリーズ撮影も可能(Lightroomなどの現像ソフト必要)

  • デジタル化用の現像ソフト(Lightroom等)

私が使用している機材

カメラ:Nikon Z5

レンズ:NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

三脚:自作コピースタンド

下記リンク先より購入可能です

ネガキャリア:自作ネガキャリア

下記リンク先より購入可能です

トレース台(ドットやグリッドなしのもの ※スキャンに影響あり)

レリーズ:Lightroom Classic テザー撮影 PC USB接続
デジタル化ソフト:Lightroom Classic,Negative lab Pro(プラグイン)

ボタン一つでネガポジ反転可能で便利です

自作ネガキャリアについて(宣伝)

最近の改善点 ネガを固定する突起を今までは上面に配置していました 下面に配置したことでよりスキャンが快適になっています 

弊ネガキャリアは樹脂製です 軽すぎて少し手が当たったりするだけで動いてしまいます おもりを置くと作業しやすいです(私はスマホやカメラのバッテリーなどを載せてます) 

自作コピースタンドについて(宣伝)

幅30cm × 30cmでコンパクト 高さ 45cmまで対応しています

市販のコピースタンドはX軸、Z軸方向にしか調整できないものがほとんどです 市販のものは金属製が多く剛性が高いためたわみなどはあまり考慮されていないようです 弊製品は3Dプリントした樹脂製の為若干のたわみが発生します ですのでY軸方向も調整できるように設計しました

デジタルカメラを使用してスキャンするうえで一番大切なのはカメラのセンサー面とフィルム面を平行にすることです 弊製品ではY軸を調整することによって面合わせを可能にしています

以上、必要な機材を紹介しました
これらを組み合わせることでスキャンの環境は整います
スキャンの作業自体はシンプルで撮影、ネガポジ反転、書き出しとなります
機材はバージョンアップ前のものですが動画でも紹介しています

”FILM SCAN” と検索するとさまざまなクリエイターたちが動画や記事を紹介しているのでよかったら検索してみてください

まとめ

フィルムで撮った写真を最終的にSNSに投稿する方がほとんどだと思います スマホで確認するぶんにはあまり気にならないかもしれませんがPCのディスプレイやタブレットで写真を鑑賞する場合、大きくプリントする場合はやはり高画素の方がいいと思います お店でのデータ化だと高画素スキャンは割高なことが多いです 自宅でスキャンできると高画素でスキャンすることが可能です(デジタル化に使用するカメラのセンサーサイズで画素数は変化します)より高品質なスキャンを追求する方、自家現像をされていてスキャンが必要な方には今回紹介したデジタルカメラでスキャンする方法も選択肢の一つだと思います いろんな方がフィルムのデジタル化について紹介されているのでご自身にあった方法を模索するのもまた楽しいと思います 

おかげさまで私が制作、販売しているネガキャリア、コピースタンドをたくさんの方に購入していただいています 自分のアイデア、製品が誰かの制作活動のお役に立てていることが非常に嬉しいです 今後も微力ながらフィルム文化の存続、発展に貢献できていければと思います 

それでは、よきフィルムライフを

おわり

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