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2024年の振り返りと2025年の抱負

皆さん、明けましておめでとう御座います。
BitStarの社長をしている渡邉です。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

昨年はプライベートではトライアスロンやサッカーフルコートに挑戦しました。やはり自身の限界に挑む行為とビジネスの限界を超えて成長に挑む行為はメンタリティとして共通するものがあるように思います。個人のアクティビティの方がよりコントローラブルで成長実感が得やすいのが違いかもしれません笑 来年はアイアンマン、フルマラソンなどアクティブに自身の限界にも挑戦したいと思います。去年はそこまで練習しなくてもなんとかなりましたが今年はちゃんとやらないといけなさそうです。頑張ります。

さて、昨年のビジネス的なトピックスは大きく5点です。

1.既存事業の健全な成長とキャッシュフローの創出

インフルエンサーマーケティングプラットフォームやデータベースといったプロダクト群とエージェンシー、プロダクション、コンテンツスタジオ、P2Cのサービス群を両立させながら成長させているわけですが、シンプルに全事業が継続成長を続けています。

BitStarが掲げる10年ビジョンからするとまだまだですが今ではプロダクトや数多くの新規事業に投資しながらも損益分岐点を超えキャッシュフローを想定以上に創出するような状態にまでなりました。12月も過去最高の売上を達成し、営業利益は1億円程度出るようになりました。これもひとえにメンバーの頑張り、クライアントさま、クリエイターの皆さまとの連携によるものなので皆さんに本当に感謝しています。

今後はこの生み出されるキャッシュフローを組織/カルチャー、テクノロジー、新規事業/M&Aにどう活用していくかという視点が重要なフェーズになってきたと考えています。

2.機能別組織から事業部組織へ(遠心力経営へのチャレンジ)

組織としては機能別組織から事業部組織に変えて機能が重複することはあるもののそれぞれが一つの会社のようになっていくことでより事業ごとにフィットした採用、育成、報酬設計の議論が進んだ年でした(まだ道半ばなので結果は来年から出てくると思いますが)。各事業部に権限移譲していくような遠心力経営にシフトしていると言えるかなと。事業部制に変えたことで個々の事業が競争力を持って顧客に価値提供を意識したため顧客数も増え、また事業部単位の利益の見える化も進み利益に対する意識も高まり今まで以上に利益が創出されるようになりました。

しかし、遠心力に振った経営になった反面、会社や事業におけるミッション・ビジョン、バリューなど組織としての哲学、カルチャーのような求心力として持たないといけないものを改めて見直す機会にもなってきたと感じています。全社として持つべき考えと個別事業に任せて良いものを整理しながら来年は発信していければと思います。

また、遠心力経営にチャレンジしているため今後はミドルマネジメントの育成が欠かせません。そこで、昨年からミドルマネジメント研修をスタートしました。反省ではあるのですがコロナ禍のタイミングでオフラインで集まって研修する機会はなくなりました。そのためマネジメントのレベルのバラツキに対して底上げしていくことは各事業役員に委ねられていたのがこれまででした。

昨年からはナレッジワーク麻野さんの力も借りてマネジメント研修を2度ほど実施しましたが研修後にはマネージャー陣の行動変容が見られて研修で言語化されたことを活かしている社員が何人もいてとても良かったと思いました。

色々事業はありますが全社横串で今年は自分たちで様々なテーマをもっと頻度高く実施して、経営と現場がリンクした自走できる組織を作っていきたいと思います。

そして、遠心力経営になってくるとカルチャーづくりも求心力として重要です。ミッション、ビジョン、バリューの再検討あるいは浸透もそうなのですが、ベースとなるコミュニケーションにも力を入れたいと考えています。

目に見えづらいことではありますが、社内のコミュニケーションが活性化されるようなことは積極的に投資したいと思います。これまでも飲み会補助、部活動補助、住宅補助の拡充(2km圏内2万円から3km圏内3万円への変更)やオフィスに来たくなる仕掛けとして社食制度の導入、会議室/オフィスの増設などしてきましたが、今後は社員総会ももっと盛大に盛り上がる仕掛け、社員旅行など色々なことをみんなで経験できることを増やして良いカルチャーを醸成したいと思っています。

3.経営体制、コーポレートの強化

昨年は役員体制の強化・変更をリリースしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000015232.html

玉置がビジネスサイドのトップとして取締役に就任、伊藤が管理担当役員に就任、元吉本興業の大﨑さんや記事に記載はないですが元東証審査部長の潮田さんが顧問に就任いただきました。

BitStarの場合、複数事業があるため全て統括する人を抜擢することが中々難しく、長らく私がそれぞれの事業を見ていましたが、既存事業を玉置、新規領域を主に私が管掌するような体制にシフトしました。玉置のリーダーシップのもと強い事業、組織作りは着々と進んでいるように思います。

また、複数事業があることからそれぞれの事業の統制や管理が課題になりやすいのですがそこも玉置、伊藤がタッグを組みながらどんどん改善が進んでいると感じます。メンバー全員の意識の高まりも強く感じています。これらの地道な取り組みはトラブルを減らし顧客への品質の高いサービス提供につながるものだと信じています。

とはいえ、まだまだ改善余地は大きいため事業・コーポレートともに強いリーダーシップを発揮できる幹部候補、メンバーを常時募集しているためぜひご連絡ください。来期は採用に更に力を入れたいと思います!

人事についても今年入った元リクルートで現部長の橋本、営業のエースだった山内もとみを人事マネージャー兼広報として異動してもらったのですが、メンバーとともに圧倒的な変革を起こしそうな予感をしています。

やはりコーポレートも事業解像度が高いことが大事で、今後も事業部とコーポレートを意図的に異動させるような人材抜擢もしていきたいと考えています。これまでも機会ありきで抜擢人事をしてきましたが経営視点を持つ良いきっかけになると感じました。直近だと営業だったメンバーを経営企画に異動してもらいました。個々人の活躍可能性を最大限引き出すために、異動可能な柔軟性を会社として持ててきたこともちょっと前までは考えられなかったので嬉しく思っています。

4.ソーシャルデータベースとAI投資の拡大

クリエイター人口は年々拡大し日本で言えば1億総クリエイターの時代になると考えています。クリエイターエコノミーは今後ロングテールなクリエイターを占める割合が増え、企業はマスに向けたマーケティングというより自社サービスや商品に最適なコミュニティごとにアプローチしていくようなことが必要とされてくると考えています。

そのような世の中の流れの中でより多くのインフルエンサーの方々のデータやテクノロジーを活用して企業とインフルエンサーのマッチングを効率化させていくことがロングテールなクリエイターの方々のマネタイズや活躍、企業のマーケティング効率化に貢献するうえで重要になってきます。

BitStarは7年以上前からデータ拡充に努めており、国内最大級のソーシャルメディアデータベースを有しています。このデータベースを活かして国内のみならず海外にまでデータ量を広げてAIと組み合わせてインフルエンサーマーケティングプラットフォームのBitStar Matchはもちろんのこと、全事業のAIトランスフォームするべく推進していきたいと考えています。

現在当社のプロダクト利用社数は7,500社を超えておりますが、多くの企業に利用していただけるようなプロダクト開発、技術開発(特許取得済み)、あるいは共創事例を更に増やしていきたいと考えております(先日はKDDIさんともリリースを出させていただきました)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000414.000015232.html

共同開発事例だけでなく、共同でデータ利活用して顧客に最適なインフルエンサーマーケティングサービスを提供できるようにする、あるいはBPaaSとしてビジネスアウトソースとSaaSの組み合わせで当社のプロダクトとオペレーションを同時に活用いただくような事例も増やしていきたいと考えています。

先日ソニーミュージックさんとリリースした事例
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000408.000015232.html

5.新規事業及び海外展開の推進

BitStarはクリエイターエコノミーの領域で数多くの事業を手がけ、またそれを推進していく事業家人材を常に集め続けており、新規事業やM&Aを通じた事業創造のカルチャーを作っていきたいと考えています。これまではトップダウン的にやることもあればボトムアップ的に企画が上がってくることもありましたが、制度としてあった方が皆が手をあげて挑戦するカルチャーを醸成しやすいだろうと想い新規事業プログラムを実験的にスタートしています。現在3件応募いただき、既に採択したものもあるので今後のプログラムの展開が楽しみです。

また、グループジョインいただいたP2Cブランド、以前から現場で推進している複数の新規事業が走っており、大きな利益創出しているものもあればまだまだこれからの事業もありますが、数年やってきて成果が出てくる事業が増え始めたので今後は生み出したキャッシュフローを活かして再投資していくべくもっと取り組みを増やしていきたいと思います。

海外展開においては、BitStarのプロダクトとエージェンシーモデルの両輪で海外企業と連携し展開に着手し始めています。開始早々一定の手応えを感じており既に売上も想定を上回る伸びを見せており、まだまだテスト段階なので今後の成長が楽しみです。こちらもまたタイミングで情報公開できればと思います。

最後に、今年の抱負は「活」です。
2025年は得られたキャッシュフローを活かして社員一人ひとりを活かす年にするとともに、より良いカルチャーと強い組織、事業をつくり上げていきます。その結果、多くのクリエイターやクライアントの皆さまに価値提供できるように努めます。

またプライベートでは昨年トライアスロンをやってみたので今年はアイアンマン、フルコートサッカーに参加するなどして活動的な1年にしたいと思います。皆さん、今年一年もどうぞ宜しくお願いします!


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