【RX 奥田】 2023.05.20 JBCFおんたけタイムトライアル E1 18位&ヒルクライム E1 3位
長野県木曽郡王滝村で行われた第一回JBCFおんたけタイムトライアル&ヒルクライムに参加してきました。
【1日目:第一回JBCFおんたけタイムトライアル(16km)】
準備
富士ヒルクライムに向けて色々と人体実験をしていたが、前日の体重調整に完全に失敗。2日間で-2.0kg減って体がおかしくなり、夜寝られなくなってしまった。完全にミス、そのまま朝を迎えておんたけに向けて出発するも、運転に気をつけながらゆっくり進んだ結果、到着がギリギリになり試走出来ず。自業自得だが、優先順位高いレースじゃなくてホントに良かった。今後の反省点とする。
目標
当初は20分~21分で全力を出す、としていたが睡眠不足と試走が出来なかったのでコースが分からず危ないため、余裕を持ったSSTレベルのパワーでマネジメントしつつ、下ハンのみ持って走るという課題への挑戦とした。
結果
E1 18位(トップ+02:51)
サイコンをほぼ見ないで走ったが、パワーはAP/NPで差がほぼなく、完全に狙った値で完璧だった。がほぼ同タイムのチームメイトのヤマケンさんと比較して空力の無駄の多さに愕然としたので、また試行錯誤しようと思う。
機材
ほぼいつも通り。暑いがTTのために長袖にて出走。
レース
ヤマケンさんから結構登るし、風向きが往路 向かい風、復路 追い風だからうまく走らないと終盤垂れるよ、と助言をもらったので前半抑えめ後半上げる作戦。
試走も出来ていないので、いずれにせよ前半はゆっくり走るしかないのだけれど。
と思ったら往路の半分くらいで後続の選手に抜かれる。
焦らず距離をおいてついて行くとかなり走りやすかった。登りは上げ過ぎにペースで入るようにしていたが、今回のTTは短いので速度維持するために踏んでも良かった気もする。この辺りが難しい。
終わった後にデータを見返しても、上げ下げがほとんどない。心拍もほぼ追い込まない数値だったが、ガーミンからはトレーニングレディネスが1だと告げられて絶望する。練習内容を考える参考になったり、レスト判断ができるのはいいところだが、レース前に低い数値が示されると不安感が増すのはデメリットでもあると感じた。
宿に帰ってからはすぐに風呂に入り、妻がイナーメリカバリーオイルで脚のマッサージを施してくれる中、睡魔に。あまりの気持ちよさにそのまま寝てしまった。
【2日目:第一回JBCFおんたけヒルクライム(24km、獲得標高1290m、最大勾配7.9%)】
準備
10時間以上の睡眠が出来たおかげで、トレーニングレディネスは何とか30までは回復していた。アップで少し踏んでも幸い脚は軽い。Garminウォッチによるパフォーマンスコンディションは+5と良い数値。妻のマッサージが効いたのは間違いなし。大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせる。
レース前に、TTGミトロングの中川さん(前日E2 TT優勝のとんでもない強者で本来なら一緒のカテゴリーのはず・・・)から「MKWの成田選手がやばい・・・あとイナーメの加藤選手も。2人をマークして着れるように頑張って!」とアドバイスもらう。ほぼ助言通りの展開になるとは・・・。
目標
E1入賞(6位)以内かな~という感じ。
結果
3位(OPN加藤選手が2位のため実質4位、1:10:52、トップ+2:07)パレード含むタイムのため、全体で見るとよく分からない・・・)
今年の密かな目標であったE1表彰台に乗る事が出来た。
https://twitter.com/takuroku21/status/1660197341964697601?s=46&t=zxY55oaXVSvZwr8ddo2iWA
機材
重量6.81kg
ホイールとタイヤを前日のTTから変更。秘密兵器TLRタイヤと施工だが、ピーキーなのでもう少し走って見極めをしたい。ただ言えるのは・・・速い軽い・・・。
レース
パレードの区間は新しいタイヤなので感触を確かめながらゆっくり走ろうと後ろの方でちょろちょろしていた。間空いても埋めない、どうせアクチュアルスタート時には固まるだろうし。
話は変わるが、GW中にヒルクライムで有名な山岳大隊長 大島さんとご本人が主催されている練習会に参加する機会があった。仙人・田中から一度、大隊長とは走った方が良いと助言もらっており、不躾にもお願いしたら快諾頂けた。
しかも練習会に行ったのは自分一人で、マンツーマンの練習。非常に良い機会だった。かなりキツイ練習で、後半は記憶を失いかけたが、峠のつなぎ区間で走っている間にヒルクライムレースの助言を沢山いただくことが出来きた。話しているとレース前の準備、練習内容、レース展開等非常に多くのことを考えており、Twitterのイメージと全然違う方で驚いたし、本当に勉強になった。
その助言頂いたことの中の一つで、序盤は周りをよく観察しておくこと、息遣いも見極めろ、と言われたのが今回活きた。
自分はのんびり走っているつもりだったが、パレード中でもなぜか周りがハアハアと激しい息遣いをしており、あれ?この位置ヤバいかもと少し前に上がっていく。が、かなり苦しんでいる人が多い。そういえば標高が高いので、空気薄いのも要因だろうが、いずれにしろ競う相手は多くないのかも、と感じていた。
5.7km地点でパレードが終わり(既に要綱より長いし斜度も10%以上あった、詐欺だ(笑))、一旦止まってからアクチュアルスタート。で予感的中。優勝候補筆頭のヒルクライムリーダーMKW成田選手とイナーメ信濃山形の加藤選手(OPN)2名が先行する。
最初はそれを皆追うのかな?と見ていたが、誰も追わず普通に離れていく・・・。
え、このままだとレース終わるやん!と思い、前に上がっていくとレバンテ山口選手が強く踏んで追走し出したので、後ろへ。これで他の方もついて来るかな?と振り返ると集団から離れている。E1でもヒルクライムだと実力差がもろに出るのかと見通しと甘さを反省(結局この4人が上位となって最後まで行くことに。)
山口選手と2人で回して何とか前の2人へジョイント。アクチュアルスタートから3km強で4人になる。
その後、4人でローテーションをしながら淡々と進むも、10km過ぎたあたりから自分が先に、その後山口選手がローテーションを回せなくなり始める。
それを嫌がった加藤選手が急斜面でダンシングを使い引きはがしにかかられ、成田選手がついて行く。自分が最初に遅れて、山口選手も離されていった。
が、前の2人もそのままペースを上げられていない。山口選手に追いついてから、「前もペース上げられてない!2人で回せば追いつけるよ!」と話をして、追送再開。
そこからは見えているが追いつけない、10~20秒程度の差を維持して進む。で20km地点で勾配が上がる所で完全に前二人を見失い、そこで山口選手からも遅れてしまった。山口選手とは20~30秒差で走り続けるも、最後まで追いつけずそのままゴールまで。加藤選手を含めると、4位だがOPNで3位に繰り上がり。
総括
・減量失敗したが、おかげで富士ヒルクライムに向けた適正体重が見つけられそう。
・自分のヒルクライムでの立ち位置が大体わかった。富士ヒルクライムでは今日の経験を生かせれば、目標達成できるだろう。
・新機材のテストは上々。近く定番の峠でTTしてみようと思う。
・イナーメ信濃山形/前田製菓の小出選手とようやく会えた。ブース設置の手伝いとかで楽しかったが、スタッフと勘違いされて、オススメを聞かれが時は焦った(笑) Way to Goクッキーありがたとう!
・久しぶりに会った人に多く会えたのが良かった。レース前も後も多くの人と話せるのは楽しい。
御礼
イナーメ信濃山形 中畑監督とゆっくり話が出来て、継続した大会にしたいと仰っていたが本当に良い大会、場所でした。実業団だけでなく、一般参加やJPROも併催出来るよう、応援しております。来年もあれば是非参加したいです!開催ありがとうございます!
(TTもヒルクライムも出来るので面白いし、全日本TTチャンプで乗鞍も制したグリフィンの金子選手に是非参加してほしい。)
いつもアドバイスくださるRoppongi Expressのチームメイト、完璧な機材メンテをしてくださったRX BIKE、練習に付き合ってくれる友達、今回非常に役立つ助言をくれた山岳大隊長、日々の生活や遠征に付き合いマッサージ等精力的にサポートしてくれた妻、全ての人に感謝です。次は富士ヒルクライム、ニセコクラシックと大きなレースが続きますが頑張って行きます!またよろしくお願いいたします
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