業界理解スキル 仕事塾#2
業界理解の目的
・衰退する業界を見分けること
・自分自身が身を置かないようにするため
衰退する業界に入らない方がいいのはなんで・・・?
なんとなく、衰退する業界には入らない方が良さそうだなーとはわかるんですが、いざ、なんで?と言われると、うまく言語化できないですよね、、、
そこも動画で上手く説明していただいたので
自分自身の解釈も交えつつ説明します。
まず衰退の定義
衰退=利益を出すことが難しくなる
そして、会社の存在意義は
利益を出し続け、存続すること
この2つの前提を踏まえて説明をすると
→長期的に利益を出す見込みが立たない
→会社の存続のために日々の利益を出すことに躍起になってしまう
→新規事業や社員の教育など、長期的な視点での「投資」ができなくなる
(投資をする余裕がなくなる)
→社員(自分)の給料も上がらないし、上がる見込みもなくなる
→思考が貧しく(ネガティブに)なり、キャリアが貧しくなってしまう
だから、衰退する業界には入らない方が良い!
業界理解スキルとは
業界理解スキル=企業理解スキル
ん?業界と企業の理解は同じなの?と思ったんですが
業界とは、企業の集まりの総称のことなので
業界理解=企業理解で大丈夫!
日本という国を理解するために、47の都道府県を分析するのと同じ感覚です!
では、実際に企業理解をどのようにすればいいのか?
事業理解の視点
大きく3つの視点があり、そこから企業理解ができます。
①WHY(なぜその事業をやっているのか、企業理念)
WHAT(提供している価値・モノ・サービスの抽象)
WHO(誰に対して)
HOW(WHATを具体化したもの)
個人的に、あれ?WHATとHOWってどう違うんだっけ?となることが多いので、今回はWHATを提供している価値・モノ・サービスの抽象、HOWを具体化と言うふうに定義しておきます。
②お金の流れの理解(どこでお金が発生して、マネタイズしているのか)
③時代の流れ、経済の流れ、テクノロジーの流れ
で衰退するかどうかを推測する
では実際に、「企業理解」をやってみようと思います。
今回はIT業界
売上TOP5はこちら
(引用:IT業界で人気の企業ランキング!売上や年収などジャンル別にTOP5を紹介 WEB CAMP NAVI by DMM.com)
就活してなくても、聞いたことがあるような企業がずらっと並んでいます。
今回は、1位の富士通について企業研究しようと思います!
富士通 企業理解
■WHY(企業理念)
ヒューマンセントリック・ インテリジェントソサエティの実現
パッと見ると、カタカナばかりで頭に?が大量に浮かびそうですが
ヒューマンセントリック(人をすべての中心に置く)
インテリジェントソサエティ(実践知溢れる社会)
要は、人間の生産活動をもっと便利にできるような社会の実現を目指しているのかな?と思っていると、HPには以下のように表記がありました。
人々が可能性を最大限に発揮してイノベーションを生み出し、安心安全に暮らし、そして情報が新たな価値を生み出し、社会が持続的に成長していく世界を実現したいと考えます。(引用:富士通ホームページ)
■WHAT
ITを活用したビジネスソリューション
■WHO
生産活動を行う企業
(ものづくりや農業、医療やエネルギー等とジャンルレス)
■HOW
・サービス
ITシステムのコンサルティング、設計、アプリケーション開発、実装などのICTシステムの一括管理や保守のインフラサービスの提供を行っています。
例:カード会社の決済サービスの仕組みなど
・システムプラットフォーム
ICTの基盤の基盤となるシステムプロダクトとネットワークプロダクトで構成されています。システムプロダクトは、ITシステムを構築するサーバー、ストレージシステム、ミドルウェアを含んでいます。ネットワークプロダクトは、通信インフラを支えている携帯電話基地局や光伝送システムが含まれています。
例:会社全体のシステム管理・設定など
②お金の流れ
システムの設計、開発、コンサル など業務は多岐に渡りますが、基本的にはクライアントのHOW(業務)の部分に対しての支援を行なっている。その支援の対価として、お金が支払われている。
③社会情勢
・DXを推進しようとする企業が多い
・withコロナ、アフターコロナ下のテレワーク推進により
システムの見直しや電子化の需要がある
*少し脱線
そもそもDXってなんで必要なんだっけ?と思い調べてみると
多くの市場で「デジタルディスラプション(デジタル的破壊)」、寡占状態にあった市場において、特定の企業がデジタル技術を用いてこれまでにない商品やサービスをマーケットへ投入し、従来型の商品やサービスのマーケットを破壊することが起きている。こうした、破壊的な変化が起きた時にも、それらの変化に対応する必要があるのです。また、攻めの経営としてデジタルディスラプションを自ら引き起こすようなデジタル基盤を有することが重要なのです。
つまり、企業が生存するための手段としてDXが必要だ、ということらしいです。
話を戻します。以上の①②③の3点、衰退の定義を踏まえると
IT業界が衰退産業ではない
と言えます。
今回の動画の感想
企業理解というと、どうしてもその企業単体で、サービスの仕組みや企業理念ばかりを見てしまいがち。しかし、一歩視点を上げて社会情勢や経済状況を踏まえた企業理解をすることで、より自分のキャリア選択(企業選択)を良いものできる、ということを学びました。一週遅れての投稿になり、反省しております🙇♂️