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現役気密測定技能者が教える『住宅の気密測定』の方法

中間時気密測定について


①目張り

・外の換気ダクトの目張り

まず家の全体を見て測定が出来る状態かどうか確かめる。
(一部サッシが入っていない事がある為)

それと同時に換気ダクトを目張りしていく。

外の換気ダクト

養生テープなどで隙間がないように塞ぐ。
雨の日は気密テープを推奨。
その場合、糊しろを浅くしてベタつかないようにすると剥がすとき楽です。


私が6種類ほど使った中で、一番使いやすいと思ったテープです。
短く切って使う事が多いので、「手で切りやすい」のが利点!

そして「粘着力も丁度良い」です。
剥がれにくいのは勿論ですが、目張りは最後に剥がすのでベタベタしてないテープが良いんです。



・室内の気密測定機を設置する窓の目張り

小さい窓を選定する。
単純にやりやすく、手間が省けるため。
この時、測定機の窓側の部分をあてがって、窓の開口部分よりも小さい事を確認。

機械設置の窓

基本的には外側から目張りする。

気密測定中は室内側に引っ張られる為、この方が剥がれにくい。

※[滑り出し窓]のように金具が邪魔して外側から貼りにくい時は、内側から張り付けても良い。

引戸を全開にした状態でポリシートを張り、
窓の隙間全てに養生テープで目張りする。

横にした【日】の字のように張る。
ポリシートはたるみのないようにする。
(機械設置の時にやりやすい)


②気密測定機の設置


組み立て

脚立や三脚で高さをとる。

窓枠が入っている時は傷付き防止の為に養生をする。
貼り付けたポリシートの真ん中よりも、
[やや下]に来るようにセット。

機械を組み立てていく。
(※組み上げて設置してもいいが本体は重い)


室内側

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