FreeCADを使ってつまづいた点(備忘録)

お休みを利用して以前購入した3Dプリンターをちょっと真面目に使えるようになろうとFreeCADの勉強をしました。

もともと大学でSolidWorksを使用していましたが、個人で購入するとなるとやけに高いです。

また、別のフリーCADソフトに関しては、商用利用が不可能とあります。どのへんからが商用利用でどこまでが商用利用じゃないのか考えるのが面倒なので(思考停止)私はFreeCADを使うことにしました。

どちらにせよそこまで複雑なものを作るわけではないから、問題はないだろうと考えたためです。

1.勉強に使った本

上の本を使って勉強をしました。

レビューにもありますが、内容は別に深くはありません。この程度の情報であればネットを探せばみつかる、という指摘は正しいように思います。

ですが、断片的な情報よりも一冊の本としてまとまっているという点に価値があると私は思いました。初心者向け講座を受講しているような感覚です。実際私は初心者なのですから、問題ありませんでした。

上記の本を見ながら、操作を重ねることで、一通り、使い方を理解できた(明らかにダニング=クルーガー効果ですが)気分になっているので、備忘録を兼ねて、いくつか情報を共有します。

間違った情報もあるかもしれませんが「私はこう考える」という程度に受け取って貰えればと思います。

2.よく分からなかったところ

では、具体的にどこが分からなかったかを説明していきます。

・ワークベンチで「何をするモードか」を明確にする。

そもそも「ワークベンチ」ってなんだろうと思いました。このように「これってなんだろう?」という組み合わせがFreeCADには多くあります。

ワークベンチは要はモードの切替だと理解しています。例えば「Parts design」(これを主に使いますが)スケッチだったり、押し出しだったりの設計ができます。

SolidWorksであれば一つだけスマート寸法で簡単に寸法を記入できるのにいちいち「半径」「水平方向」「直径方向」「固定」など選んであげなければなりません。

ここがSolidWorksの「スマート」な部分であり、フリーソフトでは難しいところなのでしょう。

・ボディは設計の一単位

ボディは設計の一つの単位なのだと理解しました。例えば同じ部品でも作る場合以下の方法がありえます。

例:横から見て凸のような部品を作りたい。
1.長方形の「ボディ」を二つ作ってそれらを結合する。
2.同じボディの中で横から見ると凸に見える部品を作成する。

上記の2つはそれぞれ同じものが生まれます。違うのはその中身だけです。「ボディ」は「Part」のワークベンチで差分や結合などの操作が可能です。

このように各階層によって付加される機能が微妙に異なるようです。試し試しどの機能がどの階層に対応するのか覚えていきます。

・見失ったり、ズームしすぎたり、どこにいったか分からなくなったら

うっかりとズームをしてしまうとパーツがどこに言ったかわからなくなることがあります。

こんなときは左端、あるいは右端の立方体の下のバーをクリックすると出てくる「Zoom to fit」あるいは「画面上のすべたのコンテンツにフィット」を押しましょう。

ついついやりがちです。

・FreeCADの動作がやけに重いとき

上記の「Zoom to Fit」を知らず、寸法をやけに大きくしてしまい(例えば53mなどの寸法が入ってくる)スケッチやモデルが巨大になるとFreeCADは動作が重くなるようです。

私はこれをやらかしてしまいました。最初は「やっぱフリーソフトだから非効率的な動作をしているのかな?」とか思ったのですが間違っていたのは私でした。

もちろん、そもそもPCのスペックが足りていないパターンもあります。

・「Linked shape object is empty」が表示されたら

一つは普通にスケッチが書かれていないパターンですが明らかに閉じたスケッチが書かれているにも関わらずこの表示がでる場合があります。

このとき、スケッチが「補助線」になっていないか確認することで、問題は解決しました。

補助線はあくまで補助線なので、それ自体はスケッチになりません。当たり前ですが、つい補助線にしっぱなしで切り替えを忘れてしました。線が青色で表示されていたらそれは補助線です。

切り替えボタンで切り替えましょう。

最後に

今後とも、ここにはFreeCADを使っていって「ああ、これってこういうことなんだ。一発じゃわからないなあ」というところをメモしていこうと思います。

よろしくおねがいします。


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