これで決まり!!呼吸と脳から考える院内でできるエクササイズ集!


※オンラインサロン集-tsudoi-でも同様のコンテンツを出しています。


みなさん手始めに呼吸についてどう思われていますか?

生命活動にとって必要なもの!
しなきゃ死んじゃう!
最近大切だと言われてきているよね・・・

だいたいこんな意見だと思います。

先に言うと呼吸は知れば知るほど奥深くておもしろいのです。。。。


ちなみにみなさん、筋の緊張ってどこが管理していますか?

・・・


・・・


・・・


・・・


です


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では脳の元気がなくなったらどうなりますか?



そうです。

筋緊張の制御ができなくなって筋は過緊張してしまいます。


では脳が元気でいるためにはどうすべきですか?


答えは脳に栄養を送ってあげることです。


おいおい脳の栄養ってなんだよ!

って思われましたよね?


脳にとっての栄養は三つです

1.糖

2.感覚

3.酸素

1と2はさておき、3の酸素がなければ脳は酸欠となりどんどん元気がなくなってきます。

これは自分自身がそうですよね?

この記事で紹介する呼吸エクササイズは、呼吸を使って酸素を脳へ行き渡らせて元気にすることが最初の基本になっています。


私たちが行なっている手技や物理療法を処理しているのは中枢、つまり脳です。

目の前で起きている身体に起こる変化は中枢が処理をした後の結果、つまり脳のアウトプットです。

脳が元気でなかったら、私たちの介入を脳はしっかり受け止めることができなければ、上手く処理してもくれません。

つまり脳が私たちの介入を受け取って処理できないせいで治療の効果は半減します。

逆に呼吸を使って脳を活性化することができれば、私たちの介入は何倍にも効果を発揮するような気がしませんか?


この記事をプレゼントされた先生方はラッキーです。


この記事でご紹介するエクササイズを覚えて患者さんに宿題として処方すれば、実際職場で治療介入するときには自分の行うことを変えずともいつもより治療効果が出しやすくなります!


患者の脳も身体も結果の出やすい状態にする

これこそが呼吸を使ったエクササイズの醍醐味です。


みなさん、自分が患者さんの人生を変えられるほどの介入ができるようになるイメージはできましたか?


初めに知っておくといいこと

  01.脳の管理と生理学

大脳皮質の機能をざっくり説明すると

✅自律神経の中枢
✅運動の中枢
✅精神の中枢
✅感覚処理の中枢

etc

つまり人体におけるCEO的な存在です。

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呼吸エクササイズを行うと、、、

✅気持ちがポジティブになる。
✅頭が冴える
✅性格が攻撃的じゃなくなる
✅コミュニケーションがとりやすくなる

といった変化が出ることがあります。

これは患者さんと接する中で気づくと思います。


呼吸エクササイズの基本は
吸う→吐く→止める→吸う→吐く→止める→吸う・・・・・

の三つのフェーズで構成されています。


なぜ止めるかと言うと・・・?

息を吸うことで酸素を取り込むわけですが、細胞に酸素を届けるためには赤血球が酸素を細胞の元で切り離さなければなりません。

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この酸素の切り離しやすさは血中の二酸化炭素の量が増えるほど活発化します。

酸素解離曲線ってやったの覚えてます?

なので息を止めて酸素を欲すまで待つというフェーズを設けてあります。

エクササイズの難易度設定は秒数を変化させていきます。

3秒吸気→3秒呼気→3秒止める→3秒吸気→3秒呼気→3秒止める・・・・・
5→5→5→・・・・・
7→7→7→・・・・・

といった感じで行なってもいいですし、秒数をバラバラにしてもOKです!

一回の呼吸を鼻で行いできるだけ長く行えるようにすることが大切です。

口で呼吸をすると一回の呼吸が早く終わってしまうので呼吸回数が増えて酸素の解離が鈍くなりますからね!

難しかったり、鼻で呼吸することで体に過緊張が入ってしまう場合は鼻から吸って口から吐くように難易度を下げてあげましょう。

 02.肺のイメージをしっかり持ってもらおう!

二つ目は患者さんに肺の場所や大きさ、場所をしっかり認知してもらうことです。

私たちは解剖学を通して肺の場所をしっかり理解していると思いますが、一般の患者さんは全く違った理解をしています。

例えば前額面で考えた時

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意外と肺を小さいものだと思っていることが多いです。

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