「120歳まで生きるためにかかる費用は?」#7
先日、120歳まで寿命が延びる
はなしを書きましたが
もし、本当に120歳まで
生きるとしたら
単純計算して
死ぬまでにいくらかかるのか
考えてみました
ちょっと前に話題になった
「老後の生活費用が
2000万円足りなくなる」
という内容の話を
覚えていますか?
簡単に解説すると
「会社を定年退職して
年金だけで老後を生活するには
2000万円足りなくなる」
という話です
当時の時代背景をもとに
数字を計算してみると
旦那さんが60歳で定年して
夫婦二人で生活するとしたら
旦那さんの厚生年金と
奥さんの国民年金を
65歳からもらう設定で
計算されています
細かい話を省いて説明すると
上のような生活スタイルだと
毎月5~6万円程度
不足する計算になっています
定年してから20年くらい
毎月5~6万円不足する金額を
合計すると
だいたい2000万円くらいになる
というわけです
しかもこの金額は
「住宅ローンは完済していて
他のローンや固定費はなくて
子供も独立していて
80歳程度まで生きる」
という前提で計算されています
これは見方を変えると
「80歳くらいまでしか生きない」
という前提の考え方です
この計算(人間の平均寿命)が
80歳から120歳まで
伸びるわけですから
定年後の期間が60年間
になるわけです
つまりは足りなくなると
いわれていた金額が
2000万円から3倍の
「6000万円になる」
というわけです
日本の政府も対策として
雇用期間の延長などを
企業側に要請していますが
100歳を超えても
今と同じような
仕事のパフォーマンスを
出せる人がいるでしょうか?
実際問題、年金を受給できる
年齢は後ろに伸びていますし
企業に勤めて
働ける期間が長くなれば
年金受給できる年齢は
今後さらに伸びるでしょう
このような問題は
メディアで大きく
取り上げられていませんが
老後の資金の問題は
この21世紀になって
初めて到達する領域です
今回も長くなってきましたので
そろそろおわりにしたいとおもいます
次回は
「老後に必要な資金6000万円を
どのように用意する?」
というテーマで考えます