どうしても行ってみたかったザグレブ(入国)
2016年8月11日。スロベニアのリュブリャナでの2泊3日を終え、クロアチアのザグレブ行きのバスに乗るためにホステルを後にする。
バスに乗り込んだ時に、スマホでチケットを見せる。でもバスの運転手は「プリントしたチケットは持ってないのか?」と言ってきた。え?普段乗っているバスはチケットをいちいち印刷する必要はなく、スマホにダウンロードしたPDFを見せるだけでいい。だから印刷なんてしてこなかった。
運転手はそう言うが、もう出発の時間なのでどうしようもない。いや、目の前にあるチケット販売場に行けば印刷してくれるかななんて思ったりもしたけど、そんな時間もない。そんなことを考えてたらイライラしてきたので、「もう2016年だぞ!なんでいちいち印刷しなきゃ行けないんだよ!」って言ってしまった。
でもそこで僕がイラついてるのを察してくれたのか、運転手側が折れて、「もういい、乗れ!」と言われた。「よし、これで無事にザグレブまで行ける。」安心して席に着くと、出発後まもなく眠りについた。
しばらくしてバスが停車し、起きるとパスポートを持って外に出る様にと言われた。着いたのはスロベニアとクロアチアの国境検問所。高速道路の料金所みたいな見た目だがこれが歴とした国境なのである。
その時はボーッとしていたのでわかっていなかったが、よく考えればスロベニアは「シェンゲン協定」を締結しているので、入国時にパスポートを見せる必要はなかった。でもこの時はまだクロアチアがシェンゲン協定国ではなかったので、通常通りパスポートを見せなければならなかった。これが陸路でシェンゲンエリア外へ入る初の体験であった。
車やバスで国境を越えるときのスタンプには車のマークが付いている。(クロアチアの正式名称はHrvatskaなのでHRが略称)
国境での検問を抜けて30分くらい経った頃だろうか、ようやくザグレブの高速バスターミナルに着いた。バスを降りてから気づいたのだが、どうやら他の日本人も同じバスに乗っていたみたいだ。それまで全く気づかなかったが、彼ら(おそらくカップル)が日本語で話していたのを聞いて初めて気づいた。でもそこで声は掛けなかった。せっかく彼らも他の国にいるのだから、日本人が急に話しかけたら彼らが今感じている”異国情緒”というものを壊してしまいそうだからだ。
ターミナルからホステルまでは大体歩いて20分くらいだっただろうか。30℃以上の真夏日の炎天下を歩いて行くのはかなり辛かった。日本にいるときは30℃あったところでそれが普通かそれよりマシだったので平気だったが、冷夏のドイツにいたので、南ヨーロッパの気候に体がまだ順応できていなかった。
ホステルにチェックインした後、すぐにシャワーを浴びた。シャワーの後にザグレブのマップを見ながらどこに行こうかと考えていたら、同じ部屋の宿泊者のイギリス人グループが帰ってきた。
いつものように「どこからきた〜」やら「学生なのか〜」とか話していたのだけど、当時の自分はイギリス訛りの英語を聞き取るのがとても苦手だったので、その場を早く離れたかったので適当に会話を切り上げて街に繰り出した。彼らは早口だし、何より僕らはアメリカ英語を学校で習ってきたので、聞き慣れていないのだ。今はイギリス訛りの方が好きになったのだけど。。。(ピーキー・ブラインダーズのおかげ)
ここまで、スロベニアからクロアチア入国〜ザグレブ到着までを書いてきたけど長くなってきたので、ザグレブ市内観光については次で!
ちなみに、、、この章を投稿するのは6ヶ月ぶりくらいになってしまった。。。色々あってなかなかnoteを更新しようと思えなかった。読まれないものをずっと書いて行くのはなかなかモチベが保てないですね。てかそもそもこれを書くのは、自分の記録を残しておくためだけど、なんだかんだ誰かに読んで欲しいものだよね。
てな感じですがまたこれから更新続けていこうと思います。この旅の記憶がなくなる前に。。。
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