動画解説:5人の子どもたちと3ヶ月のワールドスクーリングの旅
ワールドスクーリングは、親が子供たちを連れて世界中を旅しながら教育を行うスタイルです。私たちが5人の子供たちと一緒にこのスタイルを選んだ理由と方法についてご紹介します。
まず、バリ島での経験です。私たちは地元の学校を訪れ、子供たちは英語の授業を行いました。ABCや曜日を教えることで、異文化交流と教育の重要性を実感しました。子供たちは、現地の子供たちがどのような環境で学んでいるかを目の当たりにし、異なる教育環境について学びました。エアコンもなく、電気も限られている教室での授業は、イギリスの学校とは全く異なるものでした。この経験を通じて、子供たちは教育の多様性と、その背景にある社会的な問題について考える機会を得ました。
次に、村を訪れて米を寄付する活動も行いました。現地の人々がどのような生活を送っているかを直接見て、子供たちは貧困や困難な生活環境に対する理解を深めました。動けない人々や靴を持たない子供たちを見たとき、子供たちは悲しみを感じ、支援の重要性を認識しました。このような経験は、彼らの感受性を育み、社会貢献の大切さを学ぶ良い機会となりました。
さらに、ビーチでのごみ拾い活動も行いました。プラスチックごみが海洋生物に与える影響について学び、実際にビーチの清掃を通じて環境保護の重要性を体感しました。使い捨ての容器や歯ブラシなど、様々なゴミが散乱しているビーチで、子供たちは協力して清掃活動を行い、その成果を実感しました。こうした活動を通じて、環境意識を高め、持続可能な生活について学ぶ機会を提供しています。
また、若い子供たちの読み書きの学習をサポートするために、アプリを活用しています。私たちの愛用するアプリには、IXL、Reading Eggs、Bookful、Teach Your Monster to Readなどがあります。これらのアプリを使って、毎日少なくとも1時間の学習を行い、その後は子供たちの興味に基づいた自主的な学びを奨励しています。図書館にも定期的に通い、新しい本を借りて読書習慣を育てています。寝る前にはおとぎ話の本を読み聞かせることも大切な習慣となっています。
私たちの教育方針は非常にリラックスしたもので、子供たちがオンラインアプリを使いたくないと感じた場合は、代替案を提供します。例えば、ラップトップでの物語の読解、歌詞作り、ゲーム(ハングマン、数独、ワードパズルなど)を取り入れています。また、日常の中で学ぶ機会を見つけ、遊びを通じて学びを深めることを大切にしています。毎日が学びの機会であり、特定の休日や週末は設けず、柔軟な学習スタイルを実践しています。
この3か月間で、子供たちは身体的にも精神的にも大きく成長しました。私たちのスロートラベルライフスタイルは、彼らにとって非常に有益であると感じています。ワールドスクーリングの旅を通じて、子供たちは多様な文化や価値観を学び、広い視野を持つことができました。この旅を通じて、彼らはより良い人間になるための貴重な経験を積んでいます。
私たちが目指すのは、子供たちが自ら学び、成長し、世界の一員としての役割を理解することです。ワールドスクーリングは、そのための素晴らしい手段であり、私たち家族にとってかけがえのない時間を提供してくれています。
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