後藤達也氏のYouTubeチャンネル「後藤達也・経済チャンネル」のデータ解析 #後藤達也 #YouTube #データ解析
後藤達也氏のYouTubeチャンネル「後藤達也・経済チャンネル」のデータ解析をやってみました。YouTube API V3とコンテンツのトランスクリプションから得られるパブリックなデータによる解析です。ご本人が解析内容に興味持ってくれたら嬉しいなぁ。
基本データの計算結果
平均再生回数: 約85,466回
平均いいね数: 約2,733件
平均コメント数: 約82件
平均動画時間: 約1139秒(約19分)
再生回数が最大の動画: 「日経平均 4451円安 投げ売りとまらず 円高141円台 米景気不安&日銀利上げ (2024...」再生回数: 349,724回
エンゲージメントが最大の動画: 「日経平均 4451円安 投げ売りとまらず 円高141円台 米景気不安&日銀利上げ (2024...」エンゲージメント(いいね+コメント): 9,228件
再生回数が多い動画の傾向分析
再生回数が多いトップ10の動画タイトルを分析すると、以下の傾向が見られます:
キーワード: 「日経平均」「金利」「NISA」「株価」「FRB」など、経済に関連する重要なキーワードが含まれています。特に「日経平均」や「金利」についての動画が多くの再生回数を獲得していることがわかります。
トピック: 金融政策、株価変動、インフレ、金利の変化とその影響など、経済や金融市場に関する解説動画が多くの視聴者に人気があるようです。
タイミング: 市場の急激な変動や重要な経済イベント(例えば、FRBの発表や新NISA制度の導入)に関する内容が特に注目されています。
再生回数が伸びた理由として、これらの動画は視聴者にとって高い関心があり、タイムリーな情報提供がなされていることが考えられます。また、タイトルに具体的な数字や指標が含まれていることで、視聴者の注意を引きやすくなっている可能性があります。
初期と最新の動画の比較分析
初期の動画タイトル:
【初動画】日経新聞の記者をやめました(後藤達也)
よくわかる「逆イールド」 景気後退のシグナル(後藤達也)
よくわかる「指値オペ」 円安の原動力
米金利 急上昇 ナスダック下落 ブレイナードFRB理事が引き締め姿勢
FRB、5月にQT開始へ 月950億ドル 金利上昇&株安に(2022/4/7)
中期の動画タイトル:
原油・小麦・銅 急落 インフレ和らぐ? 米利上げ、秋に鈍化も(2022/7/7)
1ユーロ=1ドルに どちらも「137円」 経済力の差を映す(2022/7/13)
7月FOMC 一気に1%利上げも CPI9.1%上昇 米国株は不安定に(2022/7/14)
米国株大幅高 ナスダック3%上昇 NETFLIX好決算 来週FOMC(2022/7/20)
FOMCプレビュー 0.75%利上げか パウエル会見の注目点は(2022/7/26)
最新の動画タイトル:
日銀利上げ0.25%に 植田総裁会見スピード解説 円高150円台(2024/7/31)
日経平均 2216円安 連日の急落 円高148円台 米雇用統計ライブ解説(2024/8/2)
日経平均 4451円安 投げ売りとまらず 円高141円台 米景気不安&日銀利上げ (2024/8/9)
日経平均・為替、歴史的乱高下 / 日銀・米景気・投機筋…(2024/8/10)
米CPIライブ FRBの金融政策は? 為替・株(S&P500 / 日経平均)は?(2024/8/17)
内容の変化と分析
初期の動画:
チャンネルの初期は、自身の背景紹介や経済の基礎的な概念(逆イールド、指値オペなど)の解説に重点を置いていました。
タイトルは比較的シンプルで、専門用語が含まれていますが、一般的な経済トピックの説明が中心です。
中期の動画:
経済や金融市場に関連する具体的な事象(インフレ、利上げ、ユーロ/ドルの為替変動など)に焦点が移行しています。
タイトルには「利上げ」や「株価」、「FOMC」など、当時の重要な経済イベントや金融政策に関するキーワードが多く含まれ、視聴者にとって関心の高いテーマを取り上げています。
最新の動画:
最新の動画は、市場の急激な変動や大きな経済イベントに焦点を当てており、「日経平均」「円高」「米景気」など、日本国内外の経済ニュースや政策の影響について迅速に解説しています。
タイトルはより具体的で、数字や具体的な経済指標が強調されています。また、ライブ配信形式の動画も増えており、即時性が高くなっています。
内容の変化として、初期から最新にかけて、より時事的で専門的なテーマに移行しており、タイトルも視聴者の関心を引くために具体性が増しています。また、最近の動画ではライブ配信形式が採用され、リアルタイムでの視聴者の関与が増加しています。
人気が出始めた時期とその要因
人気が急上昇した時期: 2024年8月5日
該当する動画: 「日経平均 4451円安 投げ売りとまらず 円高141円台 米景気不安&日銀利上げ (2024...」
再生回数: 349,724回
この動画は、2024年8月初頭に公開され、急激に視聴回数を伸ばしています。動画の内容としては、日経平均株価の大幅な下落や円高、さらに米国の景気不安と日銀の利上げといった複数の経済的な要因が重なり、視聴者の関心を強く引いたことが人気急上昇の主な要因と考えられます。
この時期に急激に再生回数が増加した背景には、経済の急激な変動に対する不安感や関心が高まっていたことが挙げられます。また、こうしたタイムリーな情報を迅速に提供したことで、視聴者が求める情報を的確に提供できたことも人気の要因といえるでしょう。
動画投稿頻度の分析
平均投稿間隔: 約7.2日
中央値: 2日
最小投稿間隔: 0日(同日に複数の動画が投稿された)
最大投稿間隔: 162日
投稿頻度に関して、初期の頃は非常に短い間隔で動画が投稿されていることがわかります。最も短い間隔では、同じ日に複数の動画が投稿されており、視聴者に対する情報提供のスピードが重視されていたと考えられます。
しかしながら、投稿間隔には大きなばらつきがあり、特に平均投稿間隔は7日程度とやや長めですが、中央値が2日であることからもわかるように、基本的には短期間で定期的に動画が投稿されている傾向が強いです。
また、最大で162日間の間隔があることから、一部の期間では投稿が大幅に減少したか、休止していた時期があった可能性があります。
タイトル作りの変化分析
初期のタイトルのキーワード:
キーワードの分布は比較的均一で、特定の単語が頻出するというよりは、各動画ごとに異なるテーマが設定されています。
「逆イールド」「指値オペ」「景気後退」など、特定の経済用語や概念が中心に使われています。
最新のタイトルのキーワード:
「日経平均」「日銀」「円高」「円安」など、日本の金融市場に関する具体的なキーワードが頻出しています。
タイトルには具体的な数値(例:「4451円安」「2216円安」)が含まれており、視聴者にとってインパクトのある内容が強調されています。
分析結果
初期のタイトルは、比較的一般的な経済概念の解説や情報提供に焦点を当てていたのに対し、最新のタイトルはより具体的で、特定の数値や出来事を強調することで、視聴者の関心を引く工夫がされています。特に「日経平均」や「円高」「円安」といった、日本の経済状況に直結するトピックに対する関心が高まっており、これに応じたタイトル作りがされていることがわかります。
エンゲージメントが高い動画の傾向分析
エンゲージメント(いいねやコメント)が高いトップ10の動画タイトルを分析した結果、以下の傾向が見られます。
キーワード:
「日経平均」「ナスダック」「米国株」など、株式市場に関連するキーワードが多く含まれています。
特に「4451円安」や「米国株急落」といった、大幅な価格変動や市場の不安定さを示す言葉が多く見られます。
トピック:
金融市場の急激な変動や重要な経済イベント(FRB議長の講演やFOMCの結果など)がテーマとなっている動画が高いエンゲージメントを獲得しています。
また、「よくわかる」といった視聴者に対して理解しやすい内容を提供する動画もエンゲージメントが高い傾向があります。
分析結果
エンゲージメントが高い動画は、視聴者の関心が高い市場の変動や不安定な経済状況に関する情報を扱っていることが多いです。これにより、視聴者が動画を見て意見を共有したり、さらなる情報を求めるためにコメントを残したりすることが増えたと考えられます。
動画の長さの変化分析
動画の平均長さ: 約1139秒(約19分)
最小動画長さ: 120秒(約2分)
最大動画長さ: 3271秒(約54分)
傾向分析
初期の動画は、短めのものから始まり、徐々に動画の長さが安定していきます。平均して19分程度ですが、特に最近の動画では30分を超える長い動画が増加しています。
特に最近の動画では、長い動画が目立ち、その傾向は明確に上昇しています。これは、より深い内容や詳細な分析を視聴者に提供することを目的としている可能性があります。
結論
動画の長さは時系列的に徐々に長くなる傾向が見られます。視聴者がより詳細な情報や分析を求めている可能性が高く、長い動画がそのニーズを満たしていると考えられます。
再生回数の時系列的な変化分析
再生回数の平均: 約85,466回
最大再生回数: 349,724回
最小再生回数: 14,325回
傾向分析
再生回数の時系列的な傾向を見ると、初期の頃は再生回数が安定して高い傾向がありましたが、中期にかけてやや変動が大きくなり、視聴回数が一時的に低下する時期が見られます。
最近の動画では、再生回数が再び上昇傾向にあり、特に直近の数本の動画で急激に再生回数が増加しています。このことから、最近の動画が視聴者に強い関心を引いていることがわかります。
視聴者を呼び込むための工夫
最近の動画において、視聴者を呼び込むために行われている工夫には以下の点が挙げられます。
タイトルに具体的な数字やインパクトのある言葉を使用:
「4451円安」や「2216円安」など、具体的な数字をタイトルに含めることで、視聴者の関心を引く工夫がされています。数字は視覚的に強い印象を与え、内容の重要性を強調するのに有効です。
また、「円高」「投げ売り」などのインパクトのある言葉を使い、緊急性や重大性を訴求しています。
タイムリーなテーマ選定:
市場の急激な変動や重要な経済イベントに即応する形で動画を作成・公開しており、視聴者が最も知りたいと思うタイミングで情報を提供しています。これにより、視聴者が「今すぐ見たい」と思う動機付けを強化しています。
ライブ配信の活用:
直近の動画ではライブ配信形式が増加しており、リアルタイムでの視聴者とのコミュニケーションを強化しています。これにより、視聴者がその場で質問やコメントを残すことができ、エンゲージメントが向上しています。
詳細な分析と専門的な解説:
最近の動画では、内容がより詳細で深い分析にシフトしており、視聴者に対して付加価値の高い情報を提供しています。特に経済や金融に関心のある視聴者層に対して、信頼性と専門性をアピールすることで、リピート視聴を促進しています。
Transcriptの内容から見る口調や内容の傾向と人気の要因
動画のトランスクリプト(字幕)を分析することで、口調や内容の傾向と人気の要因についても理解が深まります。
わかりやすい言葉と説明:
トランスクリプトを見ると、専門的な用語をわかりやすく解説する姿勢が一貫しており、視聴者にとって理解しやすい内容になっています。特に経済や金融の複雑な概念を、シンプルな言葉で説明することが視聴者の共感を得やすい要因となっています。
フレンドリーで親しみやすい口調:
動画の口調はフレンドリーで、視聴者に親しみを感じさせるような語り口が特徴的です。これにより、視聴者がより身近に感じ、頻繁にチャンネルに戻ってくる理由の一つとなっています。
時事性の高い内容:
トランスクリプトには、時事性の高いトピックが頻繁に登場しており、視聴者が最新の情報を得るために動画を見る動機づけとなっています。この時事性が高い内容は、視聴者の関心を引き続ける要因となっています。
総合的な改善点と結論
「後藤達也・経済チャンネル」の成功要因を考慮し、さらなる改善点として以下の提案が考えられます。
視聴者とのインタラクションの強化:
ライブ配信の活用をさらに進め、視聴者とのリアルタイムのやり取りを増やすことで、エンゲージメントをさらに高めることができます。特に、視聴者の質問に直接回答するコーナーを設けるなど、参加型のコンテンツを増やすことが効果的です。
視聴者層に応じたコンテンツの多様化:
視聴者層が増加する中で、異なる関心を持つ視聴者層に対応するためのコンテンツの多様化が求められます。例えば、初心者向けの経済講座や、より専門的な内容に特化したシリーズを展開することで、幅広い視聴者層を引き込むことができるでしょう。
SNSとの連携強化:
YouTubeチャンネルの内容を他のSNSプラットフォームで積極的に共有し、視聴者の誘導を強化することが重要です。特に、短いクリップや要約をInstagramやTwitterで発信することで、新たな視聴者層を獲得できます。
これらの改善点を実施することで、さらに視聴者の満足度を高め、チャンネルの成長を促進することが期待されます。