キングコング西野亮廣氏に「なぜアンチがいたりするのか」ということについての考察
キングコングの西野亮廣氏に対するアンチの存在は、彼が「お笑い芸人」としてスタートしたことが大きく影響している気がします。正直、自分自身も長らく「かっこつけた生意気キャラ」という印象を持っていて、彼の本気の活動やビジョンに目を向けたことはありませんでした。「はねトび」時代の彼が、面白いけど少し斜に構えている、そんなイメージがずっと頭に残っていて、それが今の彼のアーティストとしての活動を純粋に受け入れる妨げになっていたのかもしれません。
ゴミ拾いアート事件で感じた違和感
特に印象的だったのは「渋谷ハロウィン後のゴミを集めてアートにする」という企画に対してアンチが出現し、ゴミを片付けられてしまったという話を聞いたとき「やっぱりそういう風に批判を受けて世間を楽しませる人なんだ」と思ってしまいました。
「えんとつ町のプペル」に見る西野氏の本気
一方で、彼が手がけた絵本『えんとつ町のプペル』を通して見えてくる情熱には目を見張るものがありました。私はこの作品を、単なる「芸人の片手間」くらいに思っていたのですが、クラウドファンディングでの資金集めから、映画化や舞台化といったマルチメディア展開まで、そこに西野氏の「本気」が詰まっていることを感じました。「ただのお笑い芸人じゃないんだ」と認識が変わっていった瞬間です。
ブロードウェイ進出で見えた、彼のエンタメへの情熱
最近、西野氏がブロードウェイ進出を目指していると聞いて、「これは本当にエンタメを変えようとしているんだ」と再認識しました。ブロードウェイという場所は、日本のエンタメ界とは全く異なる厳しい世界。そこで挑戦する覚悟は、ちょっとやそっとの覚悟では無理なはずです。この話を聞いて、私はやっと「本気でエンタメを世界に届けたい」という西野氏の信念に気づかされました。
西野亮廣という人物への新しい視点
昨今の西野氏の活動内容を見ると、過去のイメージから抜け出せずに、彼の行動を「かっこつけたお笑い芸人がやってる話題作り」としか見ていなかった自分が、少し恥ずかしく感じます。彼がアンチや批判にもめげずに活動を続けるその姿勢には、ある種の尊敬の念すら抱くようになりました。もしかしたら多くの人の情報がアップデートされておらず、昔の「お笑い芸人ではねトびの西野亮廣」のままになっているのではないかと思います。
いまだに「信者ビジネス」とか「あいつがやっていることは怪しい」と言われているようですが、西野氏の活動に目を向けることで、エンタメの新しい形を感じられるかもしれません。