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某C社が抱えるエンジニア昇格システムの闇 #日本のテックオワタ #日本企業死亡 #みんなエンジニアになるな
某C社のエンジニアは、キャリアのスタート地点として「T/G1」という職務グレードから始まります。最初のうちは特に大きなアクションを取らなくても、自然と「G2」まで昇格でき、その時点でのベース年収はおおよそ550万円程度です。なんという薄給料でしょう。しかし、その先には厳しい試験が待ち受けており、これを突破しないとさらなる昇格はできません。
昇格試験の謎
G2から上の職位に進むためには「昇格試験」に合格しなければならないのですが、この試験が非常に厳しい上、エンジニアとしての技術力とは無関係な内容になっています。この試験は、むしろ「管理職を育てるための試験」であり、技術者としての力量が評価されることはほとんどありません。にもかかわらず、この試験の合格率は非常に低いため、多くのエンジニアが昇格できずに苦しんでいる状況です。
昇格しても年収はわずかにしか上がらない
運よくこの厳しい昇格試験を突破しても、待ち受けているのはベース年収650万円程度のポジションです。G4の主任に昇進した場合でもベース年収は750万円程度にしかなりません。ここからようやく、死ぬほど残業をして年収が1,000万円に近づくという現実があるのです。
管理職になると収入が下がる謎
さらに不可解なのは、管理職に昇格するとベース年収が850万円程度に下がる点です。そして、ここでは残業代が支給されなくなります。つまり、管理職に昇格すると一見地位が上がったように見えますが、実質的には収入が大幅に減少するため、多くのエンジニアが管理職になることを避ける傾向にあります。
薄給で過ごすG2エンジニアの現状
G3に昇格できるエンジニアはまだ良い方で、G2で停滞しているエンジニアたちは薄給のまま過ごすことになります。さらに、昇給のペースも非常に緩やかで、昇給しても年収がわずか数万円程度しか増えないという状況が続きます。
技術力が評価されない不公平なシステム
C社の問題点は、技術力を適切に評価する制度が整っていない点にあります。優秀なエンジニアであっても、その技術力が正当に評価されることは少なく、結果的に低い年収で飼い殺されるという、いわば「邪悪なシステム」が構築されているのです。
このような状況では、優秀なエンジニアが報われないどころか、昇格や昇給のモチベーションも薄れ、企業全体の技術力向上にもつながらない悪循環が生まれています。エンジニアとしてのキャリアを築こうとする人々にとって、C社のこの昇格システムは大きな壁となり、将来的な成長の妨げにもなりかねません。
まとめ
C社における昇格システムは、エンジニアの技術力を正当に評価せず、管理職への昇格も収入減少というペナルティを伴うという、非常に不合理な構造を持っています。エンジニアとしての力量を持つ者が正当に評価される仕組みがない限り、企業全体の技術力や成長は停滞し続ける可能性があります。