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基本が大切。





そういえば小学生の頃、剣道をやっていた。

その時に、竹刀の持ち方教わったことを思い出す。

当時の先生に言われたことなので今は違うのかもしれないけれど、、

思い出す限りではこんな感じだった。

右利きの場合は、ツバの方に右手を下の端は左手を押さえる。

なんとなくだけど、右手で強く握らないと剣は切れないような感じがしないだろうか。

ところがどっこい、大事なのは左手。

右手は基本的に添えるだけで、剣先が相手につく寸前にぎゅっと力を入れる程度でいいらしい。

バスケは左手は添えるだけと花道は言っていたけど
剣道は右手は添えるだけと剣心は心のどこかで言っていたのかもしれない。
いや、弥彦か。

どうでもいいですね、忘れてください。


だから、左手片手で剣を振るなどの練習もあった。
左に力を入れるやり方みたいなものだったのだろう。


そんな風に『基本』を教わった。

基本というのは、『当たり前』のように扱われるけど
大抵、やんわり描いている頭の中での『基本』と
本当の『基本』は違ったりするから厄介だ。


だからこそ、基本は大切なのだと思う。



この基本がなければ、飛天御剣流なんて夢のまた夢。

牙突なんて持ってのほかだ。


今日は、そんな大切な基本の事を。

とても大事な軸となるもの二つご案内したいと思います。





























BATONER
-goat-

Alashan Cashmere long sleeve High neck

material / cashmere 100%

color / navy

size / 2.3

price ¥66000-(in tax)






ご存知の方も多い山形に工場を構える
ニット専業ブランドであるBATONER

その中でもデザイナーである奥山さんが強い思い入れで制作するライン。
それがgoat

名前から察するに使われる素材はアレですね。

通常のブランドのタグとも異なり、このラインだけのタグが施された
特別なラインです。

元々奥山さんのプロダクトは、一見するとわかりにくいのだけど
とてつもなくすごいことをやっているというものが多かったのですが

このgoatラインは、その集大成と言っても過言ではない
とてつもないプロダクトを制作しています。


今回手がけたのはカシミヤの繊維の中でも最高峰と言われる
アラシャンカシミヤを使用した『最上級カットソー』とでも言いましょうか。


そもそもカシミヤは厳しい気候条件が良質のカシミヤを生み出すとも言われています。

カシミヤ山羊の生息地域は、乾燥した冬夏の温度差が非常に大きい高地。

中でもアラシャンカシミヤが生息する場所は典型的な砂漠地帯が多く
気候は乾燥し、風が強く、植物の少ない地域です。

夏季の最高気温は40~42℃に達し、冬季の最低気温はマイナス30℃にまで至ります。

この厳しい気候条件の中で真冬の寒さを凌ぐために生まれるうぶ毛。

それがカシミヤの中でも最高品質のアラシャンカシミヤとして産出されます。

そんなアラシャンカシミヤを超ハイゲージの丸編機でゆっくりと編み立てた生地を使用し
制作されたカットソーです。

驚くべきは、その触り心地。

カシミヤのぬめりのある素材感がダイレクトに伝わり
鈍く光ります。

一見繊細にも見える素材感ですが、そんなことはなく
あくまでもカットソーとして使うことができる耐久力も持ち合わせています。

ブランドのオフィシャルではクリーニング推奨ですので自己責任の範囲になりますが
私自身は手洗いでさらに風合いを出して着たい1着です。

ハイネックのバランスも優れており、首にまとわりつくようなバランスではなく
程よくニュアンスが出るゆるさのあるハイネック。

これは是非素肌で着てみてください。

これ以外が着れなくなるほどのかつて無い肌あたりに驚愕するかと思います。

究極のベーシックアイテム。
まさに基本を作る一品と言えるかと思います。
















































HEUGN

Aron wool Gabardine Black

material / wool 100%

size 2.3

price ¥46200-(in tax)







一言でいえば『黒の間違いないスラックス』

これをしっかりと言えてしまうくらいの最高の一本です。


素材が創業150年の尾州の老舗機屋が制作するウールギャバジン。

美しい綾の表情と、強撚糸ならではの乾いたタッチ感。
そして適度な厚み。

ウールならではの品のあるツヤを感じさせながらも
まるでワークウエアのようなタフさも同居する素材のユニークさ。

単純な使い勝手を容易に想像させる素材の優秀さが前に出ています。

そこに落とし込まれた美しいシルエット。

元はフランス製のフォーマルドレスパンツがベースになっています。
ベルトループはなく、サイドアジャストで微調整をする仕様。

ドレスパンツという名を聞くと少し足踏みをしてしまいますが
実際に履いてみればベルトがない所謂イージーパンツのような履き心地。

ただその楽ちんさの反面の美しいシルエットのギャップ。

これは大人なら絶対に一本持つべき名作です。

足元を選ばない裾幅とトレンドに左右されることのない
ベーシックなシルエット。

黒のスラックスが欲しいのであれば、ひとまず何も言わずに
これを履いて欲しい。












































model / 178cm

tops /size 3
trousers / size 3








基本が大切なことは誰もがわかっていることかと思います。

今回ご紹介したアイテムは私なりの『基本』はこんなものという感じです。

ファッションにおいて、案外見過ごしてしまう『基本』

実はここがすごく大事なのだけれど、わかりにくいから疎かになっちゃう。

視覚的に刺激があるものを求めていくことがある意味でのファッションの醍醐味でもあるので仕方がないのですが

今回ご紹介したような基本があってこそ、それらが映えていくということも忘れないで欲しいと思います。


シャツの隙間やクルーネックやVネックの隙間から見えるタートルのバランスや、トップスを引き立てるように静かに佇む無口なスラックスなど

こういうものがあることで楽しくなる着こなしって沢山あります。

ただ、この静かな部分って手を抜いちゃダメだったりします。

今回紹介したようなしっかりとした裏付けのある『基本』があってこそ
スタイリングにおける『はずし』は活きてきます。



私自身も、それなりにベーシックな基本に触れてきたような気がしますが
今回の提案がある意味での現状における最適解とも言えるものかなとも感じています。



少しでも『基本』を考えるきっかけになれば幸いです。















さて、こちらの二つのアイテムは山形のtatazumaiizumaiにてご案内をスタート致します。


気になられる方は是非ともご来店いただきお試しいただければと思います。


またオンラインストアの掲載に関しましては10月6日18時頃を予定しております。

在庫のご用意が叶わない場合は掲載はございませんので予めご了承ください。


それでは!



nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer


山下 拓郎



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nariwai

〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2-6-23
ビブレスタオフィスビル2F
022-796-2240

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