『良い』という感覚だけで
さて、NICENESSの24AWがスタートして一週間程度。
店頭でも好評いただき、そろそろ在庫もつきそうかというものが出てまいりました。
当店のインスタグラムでもご案内の通り、7月27日12時からオンラインストアの掲載も開始いたしますので（完売の場合はございません）
遠方のお客様も気になるものがあれば、今回のnoteにて着画等も掲載いたしますのでご覧になってみてください。
その前に今一度、NICENESSというブランドに触れておきましょう。
知っているという方は飛ばしていただいて一向に構わないのです
ほとんど私の思うNICENESSの主観的な感想なので、、、
NICENESSの洋服たちと向き合う瞬間は、とにかく楽しい。
洋服としての素晴らしさは当たり前のように担保されているからこその
見て触れて着るという素晴らしいエンターテイメントを感じ取ることができる。
世の中でサステナブルという言葉が高らかに挙げられて久しい。
この言葉の意味を深く理解しているわけではないが、一言で言えば無駄をなくし続けていくという意味合いだと解釈している。
洋服に限らずだが、世の中には様々なモノが誕生する。
この文を書いている今も、そしてあなたが読んでいる今その瞬間も生まれ続けている。
途方も無いくらいに生まれていくモノの創造を止めることは難しい。
簡単にモノを生み出せる今だからこそ、その行為自体に疑いを持つことは大事だと『サステナブル』という言葉は提唱しているようにも感じる。
生み出すことすら罪であるような、そんな威圧感を感じてしまったりする
突き詰めればの話だけれど。
ただ、そんな少し息苦しさを感じる今でも
NICENESSのプロダクトを見て、自分はこんなことを思った。
『創造をやめることや死ぬことと一緒だ』と。
なんだかそんな力強さというか、ムードを感じてしまった。
それが間違いかはわからないけど、一つ一つのプロダクトの仕上がりや
着た時のシンプルな高揚感を前に、妙に感動してしまった。
彼らはただ作っているわけではない。
人に感動を与えるモノを作っている。
Just good is good(良いものは良い)
シンプルで大胆なコンセプトを掲げて、変わらずに突き進む
NICENESSの洋服たちを是非とも見てほしい。
SWISH
HOOK SHIRT
￥59,400 (TAX IN)
COLOR : BLUE BROWN
SIZE : M, L
コットンとウールを混紡したボイル糸を使用したツイル生地のホックシャツ。
ミッドセンチュリー期に活躍したミュージシャンたちの
ステージ衣装にインスパイアされたデザインになっています。
身幅や袖幅はやや大ぶりな設計でややシャツジャケットライクに仕立てています
細番手のスーツ素材に洗いをかけたようなさらりとした触感と独特なハリ感が特徴的。
独特なブルーブラウンのチェックカラーが鈍く光ます。
どこか影のある妖艶さも魅力の一つです。
KURT
FLANNEL SHIRT LONG SLEEVE
OMBRE PRINT SILK
￥89,650 (TAX IN)
COLOR : NAVY
SIZE : M, L
絹紡糸とシルクノイル糸で織り上げたツイル生地に
1970sのヴィンテージネルシャツを参考にした
独自のオンブレチェックをシルクスクリーンプリントしたオープンカラーシャツ。
起毛加工とシルクならではのネップ感が相まってヴィンテージライクな風合いとなっています。
一見するとありふれたバランスに見えるのに
圧倒的な違和感がある巧妙なギミック。
シルクの機能性を残しながらも扱いが楽になるように
あえて粗野な風合いに仕上げるギャップ感と
少しスモーキーな鈍いネイビーカラーが堪らない。
L.LESH
SHOULDER TOTE BAG
￥69,300 (TAX IN)
COLOR : OLIVE
SIZE : FREE
1920s〜1950sに登場した米国のツールバッグから
インスピレーションを得てデザインしたショルダーストラップ付きトートバッグ。
生地はシャトル織機で織り上げられた6号と10号帆布にワッシャー加工を施し
製品後にストーンウォッシュを施し、ヴィンテージライクなアタリを演出しています
懐古的なのにモダンであるというアンバランス感。
この立ち位置のカバンは他には無い。
MACLEAN
TRUCKER JACKET - LAMB LEATHER
￥297,000 (TAX IN)
COLOR : BEIGE
SIZE : L
世界最高峰のスペイン産ラム革
エントレフィーノスウェードを使用したトラッカージャケット。
ピレネー山脈で飼育された最高品質のラム革を
職人による最高技術でなめした上質な素材を活か
、裏地を極力省き、吟面の柔らかさを肌で感じられる作りに仕上げています。
デザインは1970年代のトラッカーデニムジャケットをリファレンスにしており
繊細なディテールを随所に取り入れています。
とにかく語り口が多い1着であるのは確かだが
それ以上に、モノを直接見たり着たりした時の
生の体感が本当に素晴らしい1着。
襟元のみ吟面の切り返しになっており
着込んでいくことでの革の経年の違いによる色差が生まれてくるなどなど
着ていくプロセスの楽しさも容易に想像できてしまう感じも名品と言える。
ここまでシンプルな造形でアーティスティックな雰囲気を感じさせる
NICENESSのレザーのデザインの仕上げ方の素晴らしさは
世界的にも屈指だと感じます。
敢えて言います。
至高の1着です。
以上、この度のご案内可能モデルになります。
こちらは山形のtatazumaiizumaiにて展開をスタートしております。
オンラインストアの掲載に関しましてはご用意が可能なモデルのみとなりますが7月27日12時よりオンラインストアにてご案内をスタート致します。
各種のお問い合わせ等に関しましては、大変お手数ではございますが
オンラインストアの『お問い合わせ』にてご連絡ください。
また返答にお時間をいただくかもしれませんが、私個人のインスタグラムのDMでもご質問いただければお答え致します。
夏真っ盛りではありますが、どうやら皆様の気分は次のシーズンになっているようです。
是非とも、濃厚なラインナップを楽しんでいただければ幸いです。
それでは！
nariwai / tatazumaiizumai
director ＆ buyer
山下 拓郎
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