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愉快な想定外。
こういう職業において
頭の中で描いていた事を叶えていくことは凄く大事だと思っている。
その部分の能力は必要だし
それらが自分の生命線を握っているとも言える。
それらを一つ一つ実現していくことで理想的な所へ連れていってくれるとさえ感じている。
ただ、例外も存在することを此処で白状する。
今回のものは『想定外』だった。
どういうことかというのを一言でまとめると
『まさか、このタイミングで出会うとは思ってもいなかった』だ。
確かに探していたし、どこかのタイミングで違った形で実現しようとも思っていたのだけどタイミング的に今ではないのかな?とやんわり考えるのを控えていた。
しかしながら『圧倒的に好みの実物』を目の前にして、その考えは一気にどこかにいってしまった。
完全な想定外。
ただ、それは嬉しい想定外。
こういう出会いは、経験上いい巡り合わせを生むことも知っていたし
実はこういう想定外にこそ自分のワクワクが詰まっていることも理解していた。
そして思った通りで、いろんな障害はあったのだけど
不思議な力を感じてしまうほどに、滞りなく今回の紹介に繋がっていった。
というわけでイギリスから、当店だけの特別なものが届いたのでご案内したい。
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JOSEPH CHEANEY
for
tatazumaiizumai
exclusive
all purpose black suède lace up boots
- made in England-
size 6/6.5/7/7.5/8/8.5/9/9.5
price ¥99000-(in tax)
1886年英国靴の聖地にて創業したチーニー。
創業地であるノーザンプトンはその昔から豊富に革材が得られる土地。
そのため古くは1600年代から革靴が作られていたというから驚きだ。
職人であったジョセフ・チーニーは、そんなノーザンプトンのデズバラーに
ブランドのオリジンとなる「J.Cheaney,Boot & Shoemakers」を設立。
以来、革材をカットする工程からグッドイヤー式の底付けなどを含む縫製
最終的なポリッシングに至るまで、一貫してひとつの工場にて行うスタイルを堅持している。
チーニーは創業以来変わらず熟練職人による自社一貫生産を行う
世界的にも稀有な存在と言えるかと思います。
そんな英国靴を代表するブランドに当店のみの特別な靴を用意していただきました。
ベースとなるのは過去のアーカイブから踏襲。
ウエスタンブーツに見られるようなステッチワークに
ミドルカットのバランス。
どことなくモンキーブーツ味もあるのだけど、それとも違う
なんとも不思議なスタンスの一足。
使用したラストは『12508』という型。
適度にボリュームがありながらも締まるところは締まる
個人的には大変好みなラスト。
恐らく普段の私の服装には最も適してるバランスのように感じます。
イギリス靴らしいカントリー感と言いますか
そのバランスが、どんなボトムスタイルにも合う感じがあります。
そして今回制作にあたり、様々な環境やファッションスタイルに合う
ある種の万能感が欲しいと思い、素材はブラックスウェードを選択。
なぜかわかりませんが、私の中でブラックスウェード=万能
という感覚があるのです。
その理由も多分、変な小傷も気にしないで良いし
適当に扱っても案外良い味わいになるから
楽ちんという意味合いでそう感じているのだと思います。
ソールは気にせずガンガン履けることや
冬の不安定な路面でも難なく履けることを意識して
ダイナイトのコマンドを選択致しました。
イメージとしては昔の古着屋(2000年前半)で置いていた
イタリア製のトレッキングブーツをイメージしました。
ありましたよね?アメリカ製に混ざって妙にシャープなのが。
あの感じです。
アメリカのトレッキングに比べてシャープなのに
どことなくボリュームがある、あのバランス。
それにブーツカットやペインターを合わせていたノスタルジーに想い馳せながら、、、
多分世代の方には伝わるのかなとも思いつつ
さすがにそれをストレートにやるのは違うので
今の気分的にもスラックスやトラウザーに合わせても違和感のない
そんなバランス感に仕上がっています。
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今見てもらったのは、私が先出しで出してもらった物を
一ヶ月くらい履き込んだ私物のものです。
履き始めは比較的密着度がありましたが、大体4-5回目くらいからでしょうか
インソールに沈みや革が馴染んでくる感覚がありました。
そこからソールが自分の歩く形を刻むように反って来て
今となっては完全に足に馴染み、めちゃくちゃ履きやすい。
晴れても雨でも、それこそこれからであれば
山形は雪の季節なので雪でも関係なく履いていこうと思います。
よく水とかに濡れたらスウェードはダメなのでは?と聞かれますが
濡れること自体はそこまでリスクではなく、大事なのは濡れてから
ちゃんと乾かさないことの方がリスクだと思います。
なので、使ったらケアする。
そんな付き合い方をしていけばなんら問題ありません。
気になる方は防水スプレーなどを施すのも良いかと思います。
さらに心配であれば、あとはプロに任せましょう。
お手入れですが、私は基本的にはブラッシングにスプレータイプの栄養剤くらいです。
ブラッシングは毛並みを揃える側面と
どうしても絡んでしまう細かなホコリの除去に繋がるので
こまめにやると尚のこと良いです。
あと、多分愛でる意味でもやりたくなります。
今回チーニーサイドで用意していただいたスウェードレザーが
実は結構良いものを使ってもらったみたいでして使ってくると
さらに表情が良くなってきます。
そして余談なのですが、どうも今回使用するダイナイトのコマンドソールは
今後の展開では使えなくなるみたいでして、本当の意味で特別な存在になったのは
此処だけの話だったりします。
今回の付属の紐はどことなくトレッキング感が欲しかったので
丸紐ですが、自身で平紐に付け替えても良いかと思います。
私も飽きたら変えて楽しもうかなと。
気になるサイズ感についてですが、参考までにブランドサイドから
サイズチャートをもらいましたので添付しておきますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1733024733-kxBCmwilbc1GIv0fHgOTdVjR.png?width=1200)
基本的にはUK表記の為
ご自身の見やすいものに変換してお確かめください。
実際に着用いただきながらご判断いただきたい部分も多いのですが
遠方のお客様の場合は通販という場合も考えられますので
参考までにですが、普段革靴を猛烈ジャストで好む方はハーフ下げもありです。
逆にスニーカーを好む方や足の幅がある方はジャストかハーフ上げ
そんな感じかなと思います。
ミドルカットのレースアップなので、案外サイズ感は
そこなでシビアではないと思います。
自身の手持ちと照らし合わせながら冷静に選べば失敗はまずないかと
(うちの商品と照らし合わせるならformeが一番わかりやすい。)
もしご質問などあればお気軽にお問い合わせください。
![](https://assets.st-note.com/img/1733025211-onJ6tfk91wB2ICc7lbgDxiHN.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1733025250-Yd4rlQqUmCav61XVSeMwo5JF.jpg?width=1200)
さて、いかがでしょうか。
冒頭でも申し上げましたが、本当に想定外の出来事でした。
本当に偶然の出会いと言いますか、そこからトントン拍子で進んだ今回の別注。
そもそもアーカイブからのサンプリングなので、古い型は工場サイド的にはバンバン破棄するらしく(多分、膨大すぎて保存しきれない)
まずはその型が残ってるのか?からのスタートでした。
でも変な自信があって『多分あるだろ!』ということでスタート。
そしたら、本当にあって『ほ、ほらな』みたいな感じから始まり
今度は指定したスウェードが少々手配が、、、なんて雲行きが怪しくなったのだけど『いやいやいけるっしょ!』と構えていたら
『それより良いのがありましたー!』という具合に、、、
お次は『ソールを手配している会社が知らない間に倒産してたみたいで、、、』と連絡が
これはいよいよヤバいかもなーと思ったら
『オーダーの足数分だけ、ギリギリでストックがあったみたいで全部確保しました!』という連絡が、、、
そんな感じで私の知らないところで、いろんな奇跡が起こっていたようです。
そんな様々な奇跡をクリアして手元に届いた物たち。
自分がいうのは手前味噌なので野暮といえば野暮なのですが、めちゃくちゃ良いです。
フォルムや空気感はクリーンなバランスではありますが、相棒のようにタフに履き込んで良い具合のエイジングを楽しんでいただきたい一足です。
こちらのブーツの販売は山形のtatazumaiizumaiにて12月4日(木曜)から
店頭にてご案内をスタートいたします。
オンラインストアの掲載に関しましては、12月15日の20時頃を予定しております。(完売やサイズかけ等も考えられますので予めご了承ください。)
できるだけ店頭販売を心がけたい思いもありまして、オンラインの掲載までお時間をいただいてしまいます。
もしどうしても遠くて行けないという方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
ストック状況によりますがご対応できるかを探ってみますので。
それでは!
nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer
山下 拓郎
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