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枯れた美しさ。











今年のアウターは手持ちの物で十分だから
私の立つtatazumaiizumaiでは
むしろ全然足りてないジャケット類を揃えようと考えた。


ただ、その考えは見事に崩された。


この一着をみた時に
『よし!今年のアウターはコレにしよう!』と
バカみたいな前言撤回が起こりました。



まぁそんな事だろうと思っていましたが
想定よりも早い段階で方向性を見失ったので
むしろ、コレをベースに立て直そうと色々と自分なりの仕入れを検討。


結果として、最高の布陣が出揃いました。



さぁ、今年の私のアウターはコレです。
























































KAPTAIN SUNSHINE

brushed homespun tweed Coverall Jacket

size / 40.42

price ¥176000-(in tax)








欧州トップメゾンからも厚い信頼を寄せる
東北の伝統のホームスパン工場の旧式ションヘル織機を使用し
なるべくテンションを掛けず手織りの様な速度で
ゆっくりと低速で時間を掛けて織り上げたツイード素材。

シェットランドをはじめとした様々な糸番手が混在しておりクラシカルかつ
非常に豊かな表情を持っています。

さらに生地を重ね合わせニードルパンチを施す事で
ボリュームある嵩高ながらも軽量な素材感に仕上がっています。


生地の末端の処理をあえて断ち切り状にし
ステッチ掛けをし解れを防ぎながらも
使用することで毛羽が立って表情が豊かになるように仕上げています。

クラシカルなカバーオール形を採用し
アウターとして使う事も、コートなどのインナーに差し込む事も可能な
汎用性の高いバランスに落とし込んでいます。

使う度にツイード本来の味わいが増していき
今以上に素材にトロミが加わった時

このジャケットの本当の意味での魅力が更に加わっていく事でしょう。




















































































40
着丈 約76cm (襟付け根から裾まで)
 身幅 約63cm (脇下の直線距離)
 肩幅 約52cm(肩から肩の直線)
 袖丈 約50cm (脇下から袖まで)


42
着丈 約77cm (襟付け根から裾まで)
身幅 約65cm (脇下の直線距離)
 肩幅 約52cm(肩から肩の直線)
 袖丈 約50cm (脇下から袖まで)






モデル体型
178cm 64kg
size 42着用








今年の冬
多分、ジャケット系を手にした人増えたんじゃないですかね?

体感的にも
tatazumaiizumaiの店頭でもそういう方が多くて
そんな方々なら、なんとなく理解できるかと思いますが


その上にコートだと、なんか違いますよね?
せっかく手にしたジャケットをメインにしながら
スタイリングを組みたいけど



コートとか着ちゃうと、まるっと隠れちゃうじゃないですか。



そこで活躍するのがコイツなわけです。












jacket / blackbird





クラシカルで品のあるジャケットの上から
羽織ってレイヤードしたりすると、程よい見え方をするんです。

この断ち切りの表情の合間って
良い具合のドレス崩しも楽しめちゃう。

セットアップにこれとかでも良いでしょうね!


もっと言えば












coat / tatazumaiizumai original rework coat



トレンチなどの秋から活躍するタイプの場合は
インナーサイドに入れ込んであげると効果的。

素材感的にツイードはなんとなくニット面もあるじゃないですか
まぁニットではないので違うのですが
今回のツイードは低速で織り上げている分、非常に柔らかいんです。

それ故に少し伸縮性もあり
インナーサイドでも申し分なく活躍するんですよね。



そして最後に、、、













mouton vest / niceness
shirt / blackbird



こういったムートンベストや、レザージャケットの上など
少し小雨が降っていたりすると、どうしようか迷う時あるじゃないですか
そんな時に上にサクッと羽織るなんていうのも良いです。

少しの小雨程度ならなんら問題なく弾き返すくらいのタフさもありますし
何よりもレイヤーしたバランスがいいですから。


















そうそう、これは個人的にやる事なので
別に推奨はしませんが、裏返しで着てもいい感じです。

パイピングの処理と断ち切りのコントラスト
そして表とは違った織ならではの色合いの違いなど

ニードルパンチで2枚の素材感を組み合わせるからこそ実現できた
裏地無しの一重仕様だからこその楽しみ方だと
個人的には感じています。

品質表記タグは私は取ってしまいますので
タグペロも気にしません。

















さて、いかがでしたでしょうか?


本当にいろんな着こなしをイメージさせてくれる愉快な一着です。


個人的になアウターのジャンルの中に、このような物はないですし
何よりも本当に長い付き合いになりそうなんで楽しみ。


手縫いでワッペンとかをチクチク貼ってもいいかな
そんな風にカスタマイズしてもアリかも。




いつかみた古いバーバリーのツイードのブルゾンの表情に似ているんです。

それは最初のオーナーさんが大切に沢山着ていたことがわかるような
いい具合の熟れ方をしていました。

きっと、このジャケットも
そういう未来が待っているんだと思います。


良い一着です。

ぜひ!



さて、こちらの一着は山形のtatazumaiizumaiにて
10月19日より展開をスタート致します。


オンラインストア等の掲載に関しましては
10月21日17時頃を予定しております。


完売の場合は掲載はございませんので
ご了承ください。





それでは!





nariwai / tatazumaiizumai
director & buyer


山下 拓郎



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