黙ってくれとは言いっこなし。

黙るかどうかは自分が決めること。
相手も言いたいことを言う。
それが普通。
言いたいこと言わせてあげないのは
どういうつもりなんや?
和をもって尊しとなす、やないのか?

言いたいこともある。
聴きたいこともある。
せやけれど、黙りなはれ。
余分なことをいうてまう自覚があるなら。

ええことしてな、
楽しいことがあってな、
こんなことがあってな、、
子どもやないんよ、ええ大人なんよ。
聞いて聞いてと思いつくままに
話する年齢は終わったの。
時期も過ぎたんよ。
そもそも、私を見て、私の話を聞いて、
言うてる人間が苦手なんやろ。
あれは同族嫌悪かいな。

黙りなはれ。
腹に抱え込むんやのうて、
黙って飲み込んで、そのまま忘れなはれ。
そんなこともあったかいな?は
人と共有した後、どっかで引き金になって
思い出すんやから、だれにも話さんかったら、
そもそも無かったこと。あったのかどうかも
藪の中。そんでええがな。

必要とされてるだの、
何かが必要だの。
考え違い、幻想、妄想、思い込み。

おらんでも何にも変わりません。
おらんくなっても悲しみません。
悲しんでようが、喜んでようが、
おらんようになった当人にはわかりません。
何度も言う通り、ボケてしもた本人には
なんにもわかりません。ボケたもん勝ち。

一生懸命人のせいにしたい気もするし、
実際人のせいにしてるんやろうけれど、
頭ん中では、そう言うても、
ここまで来たんは自分やしな、と
冷めて恥ずかしくなって、余計に情けなく
なる自分がおる。なんでそんなに怒れるんや?
アホらしくなる。もうマジで勘弁。

黙って、笑って、ええ風が吹くのを待つのも
悪くはない。
風を自分で興そうとして、要らん事してばっかりやから。

無益、無産、無意味。
志向することがことごとくそうだとして、
何があかんねん。あかんなんて
誰も言うてないで。なんせ、無駄やねんから。
他人の人生に首突っ込んで、やめておけ、言うやつほど
暇な奴はおらんで。

社会に有益ではないけれど、
害にはならんことで、
やっぱり無益、無産、無意味な
山に登りたいわけですわ。結局は。
昔考えて、社会に発信だの、成功、失敗、
記録、意義、もうそんなもん、ホンマに
なんにも思わへん。湧いてこんよ、それでは力が。
真逆。
ホンマに意味がない。誰も知らんし、やったとて
だからなんやねん、の方に力が湧く。わくわくする、
うずく、身体が前のめりになる。

やった本人だけの記憶に残り、
もしくはその記憶も薄れ消え果て、
やったことがすべてなかったことに
なるくらいのことを志向する。
なかった、ということは、
なにも発生しなかったということ。

居てもいなくても、変わらなかった。
これがたまらなくつらかった昔。
志向する現在。
わからんもんですわ。価値観。
ひっくり返るで、自分の中でも。




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