聞けるうちに聞いておこう。

経験の違う人の話を聴く。
自分にはない時間の使い方をしてきた、と
なるほど思う。
今日は直接聞いたけども、
国内でも、はたまた海の向こうでも、
それ以上に知っている人が、
自分がしていない経験をしている。

自分が見なかったこと、
自分が興味をもたなかったこと、
自分が踏み出さなかったこと。
そんなことがどんどん増えて、
羨ましいと思うのも追いつかなくなって、
まぁ、今のままでいいか、なんて
思い出したあたりから、
新しい事に取り組まなくなったり、
取り組んでも長続きしなくなってる。

聞かなくなったからかもしれない。
聞かないから、見なくなる。
知ろうとしなくなる。
知りたいと思えなくなる。

これはよろしくない。
やってみないと分からないし、
やったことしか話せない、伝わらない。
経験値の少なさは、
それだけ、安穏だったのか、
はたまた、避けてきたせいか。
「あんたは楽しそうで、幸せ。」
「苦労知らずのお気楽さん」
そうかもしれん。そうなんやろう。

せやけども、殊更に
苦労した、苦労したと苦労自慢したとて、
それで何にか楽しくなるわけでもなく、
はたまた比べれば上には上がいるもんで、
あなたはあなた、私は私。これは変わらへん。

せやけども、
自分の見た、やった、知ったことだけでは
どうにも世界が狭いから、
やっぱり、聞けるうちに、他人の話は聴いておこか。