知らない、分からないのに楽しい事。

地図を見るのが楽しい。
それも、「概念図」と言われる、
細かいところを端折ってた
線だけ書かれた地図が。

「細かいことは、
　行ってみないと分かんない」
これがワクワクの原点。

無事に戻ってきて見返した時、
なるほど、この線は
あれだったのか、と腑に落ちたり
ん？これ間違いでは？と
なるのも楽しい。

誰かの描いた概念図を元に
計画して歩きまわるのは、
宝の地図を片手に歩く
物語の世界そのもの。

GPSもあれば、
ナビもあるけれど、
正確さよりも、ふわっとした
想像図を頼りに彷徨うことを
夢想する。それだけでも楽しい。

まだまだ行き足りない物語の世界。

備えて待つ。好機を流さぬよう。