関心がなくなる。
久々にお金があっても
どうにもならん時間を
たっぷり過ごした結果、
賞与の多寡が気にならない。
あの時間がなかったら、
去年と比べてあーだこーだ、
あの仕事をしたのに、
あれもこれもしたのにで、
またあーだこーだ。
増田俊也『七帝柔道記』には
遠く及ばないけれど、
集中した濃い時間の中にいた後は、
ほんとにお金に関心がなくなる。
使ってしまう、ではなく、
額面を見ても何も感じない。
あぁ、数字が書いてあるね、
と言ったらおおげさか?
そうでもないで。そんな感じ。
ほっといたらなくなるから、
取ってはおこうと思うけれど、
何がなんでもないとあかん。
一円でも減るのはあかん。
みたいな守銭奴魂は姿を消してる。
定期的にこんな時間が欲しい。
これが一番幸せな時間かもしれんから。