研修っていう言葉はもう古いな
「TOCの社内研修をやりたいけど、どう進めていいかわからない人のためのオンライン実践講座(長っ!)」のプログラムを組んでいるんだけど、
最初に来るのが、どう考えても「ポンコツ力」。言い換えると「頼る力」。
研修を成功させるには、十分なヒアリングをして
「困った状態 UDE」
「理想的な状態 DE」
「そのギャップ=問題」
を明確にすることを最初にやるんだけど、
これを喜んで教えてもらうには、とにかく本当に助けてくれ、力を貸してくれと、本心から相手に頼っていないとできない。
ちょっとでも「教えてやる」「変えてやる」みたいな態度でいると、相手は教えようという気にもならない。
特にベテランさんはそう。先代の頃から居るベテランさんなどを敵に回してしまうと、研修を成功させるのは至難の技となる。
本当に対処すべき問題が特定できないから。間違った問題に対する正しい方法は、最もやっかいだ。
だからこれまでの経験と知恵に心から敬意を表して、頼る。
じゃあどうやって心から敬意を払えるかと言うと、その人の「やってきたこと」「できたこと」を穴があくほど見ると自然とできてくる。
「いや〜、こんなにやって来られたんだ。凄いな〜、自分じゃできないな〜。」って心から思える。
敬意が持てると「そんなら教えてやるよ」って本音を言っていただける。
本音の困り事や理想が聴けると、研修の成功率は一気に高まる。
いや、もうこれはもはや「研修」という言葉は当たらない。
例えば、11月からある企業さんで行うプログラムは、「研修嫌い」という社員さんたちのために考えた。
タイトルは「経営参画会」。
研修と言わず、普段の経営会議をバージョンアップするような形。社長がこれまで一人で答えを考えていた経営計画に、いつの間にかリーダーが参画したくなってしまっている場所を創りたい。
初回、こちらは「相手への関心を高める」ことに集中することにしよう。
相手への関心が高まって、初めて「問いの力」の出番である。
あ、これをオンライン実践講座にしなきゃ。ポンコツ力の次は、問いの力って構成になるね😊
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