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在庫適正化プロジェクトの裏側、副音声解説

音声でもより詳しい内容を話しています。


木村社長との再会とプロジェクトの始まり


今日は木村石鹸工業さんの事例を紹介したいと思います。木村祥一郎社長とは、私がECネットショップの仕事を始めた頃にお会いしました。

彼は日本で初めての検索エンジンを作った方で、25年以上前に京都でお会いしたのが最初です。最近、大阪府八尾で再会し、研修や情報交換を通じて関係を深めています。

在庫の適正化プロジェクト「よそうはうそよ」


木村石鹸さんで最近取り組んでいる「よそうはうそよ」という在庫の適正化プロジェクトについてお話しします。

びっくりするのは木村社長はこのプロジェクトを社内データ含めて丸ごとnoteでも音声でも公開しちゃいました。社内のデータを公開することは簡単ではありませんが、木村社長は昔から透明性を重視しており、今回も詳細にシェアしていただきました。

ぜひ自社の課題に通ずると思った方は下記の詳細なレポートを読んでみてください。

在庫担当者は「在庫が嘘だと奪い合いが起こる」という名言を残しました。

データが間違っていると、営業担当者が隠し在庫を持つようになり、見えない在庫が膨らむことがあります。これを防ぐために、事実をしっかり確認し、在庫の透明性を高めることが重要です。

事実と方針を分ける重要性


このプロジェクトを進める上で裏側、ベースとなる2つ重要な考え方があります。

1つは事実と方針を分けること。

会議では、まず事実を確定し、それに基づいて方針を立て直すことが求められます。木村社長のノートでも、事実を確定するプロセスが詳細に記されています。

同じ事実を見ても会社の風土や方針により取る行動は違うのですが、内側にいる社員さんは会社の方針がいつの間にか「変えられないもの」「意識していないもの」になりがちなので、普通はどうしても事実と方針が混在してしまいます。

事実をしっかり共有してそこに立ち戻る。そこから皆で方針を立て直すことで、チーム全体が同じ方向を向き、プロジェクトが進んでいきます。外部のものが入ってプロジェクトをやる意味はそこにあると思います。

人はよかれと思って行動している


そして2つ目は「人はそもそも善良である」との考えを揺らぎなく持っていること。

人はそもそも良かれと思って行動しています。隠し在庫を作ってしまうのも、相手に迷惑をかけたくない、会社としても欠品を起こしたくないと考えているからなのです。

しかし「大丈夫だ」と思える見える化、環境を整えることで、より良い結果を生むことができます。

このプロジェクトはまだ始まったばかりですが、最終的には全社の在庫を見える化し、疑心暗鬼や奪い合いが起こらない環境を作りたいと思っています。これからも木村石鹸工業さんと共に頑張っていきたいと思います。


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