感情を読み書きする力が矛盾を解く鍵になる
最近よく考えるのに、得意技のジレンマというのがありまして。
自分が好きだと思えることをやってきた。スキルも上がって、周囲から求められるようになった。
これはとても嬉しい!
しかしそのうち「周囲から求められることに応える」って外発的動機の方が大きくなってきて、好きだからやってた内発的動機を乗っ取ってしまいます。
すると「好きだからやりたい」「けど、やりたくない自分も居る」っていう感情の矛盾が発生します。
そのうち「稼げるから続ける」→「新しいことやるのが怖い」に陥って、なかなか研究開発が進まなくなります。
芸人の一発屋も同じパターン。
企業がよく陥る「新規事業をやる」vs「既存事業を改善する」も同じ。単なる論理的な議論だけではなかなか腹落ちする答えにたどりつきません。
論理の方をきちんと整理しておくのも大事だけども、そもそもどんな感情が起こって抵抗になってしまっているのか?
これに気づいたり言語化したりする能力「感情リテラシー」が、これからの矛盾を解消する基礎能力になっていくことを実感しています。
心理学者ロバート・プルチックは「プルチックモデル」という感情の輪を表現しました。
最近は感情が起こるごとに、いま何の感情が発生しているのか?をこの図を見て読み書きするようにしています。
一見相反する感情が共存する「ミックスド・エモーション」と言われる状態もあります。例えば喜びと驚きが同時にあると「好奇心」とか。恐れと怒りが同時に発動すると「冷淡」になるとか。
いままで仕事の場で感情に触れて来なかった方は、私も含めて大いに発見があると思います。
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今月もEQ(感情知能)基礎講座「Unlocking EQ」を開催して、自分も感情リテラシーを鍛えます。
7/11 & 7/18の回は、仕事が終わってからでも参加できる夜間3時間×2日間。テキスト・キットの発送があるのでお申し込み締切は一週間前、明後日の7/4としています。
対立や矛盾を解く基礎体力を育てるオンライン講座、ご参加お待ちしております😊
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