本を読まない私の一冊:イシューからはじめよ
さて、本を読まない私が本を1冊買いました。それは「イシューからはじめよ」という本なんです。
きっかけは音声配信の「Voicy」。今年のVoicy Fes’24の番組を有料購入したら、昨年のVoicy Fes’23の対談をもう一度聴けるということで、著者の安宅和人さんの対談を聴いたんですね。
これ、聴いてるうちに、まず安宅さんって面白い考え方の人だなぁと。「世界を変えようと思わなくても世界は変わっていくんですよ。」って私と話が合いそう。まずそれが動機の1つめですね。
どんな「人となり」か? わからない人の本はまず興味が沸かないんです。どんないいこと書いてても「あ〜、こんな人のようにはなりたくないな〜」って思ってしまう人の本は手をつけない。読んだとしても参考程度。
でも面白い人だな〜と思った人の本は、無理しても読んでみようとする。だから最初に「人となり」がわかっていることが私にとっては重要なようです。音声は一番手軽に人となりが感じ取れるメディアですね。
もう一つは、どうやら「イシューからはじめよ」というのは、まさにたくらみ屋が普段取り組んでいることにがっちりリンクしてるんじゃないかと感じたことです。
書籍の言いたいことは恐らく イシュー = 「何を解くか?」「何がいま取り組む重要な課題は何か?」
これが明確になればなるほど生産性が高いということだと思います。
そしてイシューの定義はこうなっています。
「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」「根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題」の両方の条件を満たすもの
根本に関わる問題というのは、まさに普段、TOCの思考プロセスや問いかけで探究しているもの。
白黒がはっきりしていない問題というのは、まさに普段、対立解消図で探求しているもの。
もし私達が普段から、このロングセラーのテーマ「イシュー」を追い求めてきたのならば、それは来た道は間違ってなかったと大いに自信を持てることになります。
そしてもっと簡単な言葉で表現するなら
「本当に重要な課題は何か?を明確にし、それを解く」
こんなことをやってきたんだな、と考えることができます。
さらに伝わりやすい、相手が使っている言葉で表現したい。
そんな思いとワクワク感を持ちながら、本を読み進めていこうと思います。