世界一周 day54【マダイン・サーレハ&アルウラ旧市街観光🇸🇦】~世界一周新婚旅行~
5/31、6時起床。
今日はアルウラ観光です。
マダイン・サーレハのツアーが7時半からなので、早起き。遺跡の詳細は後ほど。
前日夜に中国人のジェフが同じ時間のツアーを予約したので、一緒に行こうと。
6:45、ジェフのレンタカーで出発です。
マダイン・サーレハのツアーは、ネットで「Hegra tour」と調べれば出てくると思います。
個人で行く場合、恐らく主催されてるツアーでしか行けないようで、予約は多分必須。1人4,000円ほど。
20分ほどで到着しました。
集合場所はWinter park駐車場。メールで送付されるチケットにも、しっかり集合場所とバス出発時間は書いてます。
7:30、ここからバスで向かう。
ここからのツアーは4人でした。
バス側面にも記載されているロゴ、普通にカッコよくないですか?
サウジアラビアが本当に観光に力を入れているんだな、というのがよく分かります。バスの綺麗で、大きくて、冷房もしっかり効いています。お金掛けてますね。
もっと街中の公共交通機関も、お金掛けて早く整えてほしいです。
バスで15分ほど走る。
マダイン・サーレハのゲートに着きます。
ここが更に色々なツアーの集合場所?になっているのか、少し待って人数増えて次のバスに乗り換え。ガイドも乗ってきて、合計10人弱のツアーになりました。
待ち時間には軽食とジュースもくれます。こういうところ、流石はサウジは観光に力入れてますね。
それでもこの時期はバカンスシーズンでもなければ、休みシーズンでもないのでガラガラです。
8:00、ここから2台目のバスでツアー開始!
因みにココは世界遺産です。
さて、マダイン・サーレハの解説を。
ココは紀元前1世紀から紀元後1世紀にかけて、ナバテア人(ナバタイ人)が築いたとされる遺跡群です。写真は後ほど載せますが、主に墳墓を中心に世界遺産「へグラの考古遺跡群(アル=ヒジュル/マダイン・サーレハ)」として登録されてます。
そもそも、ナバテア人とはココ中東を中心に栄華を極めた人たちであり、ヨルダンのペトラ移籍を中心にナバテア王国を築いていました。
しかしながら、2世紀頃にはナバテア王国はローマ帝国に併合されて滅亡しており、ナバテア人はどこに消えたのか、はっきりとした歴史は分かっておりません。
そういった謎にも満ちた文明です。遺跡巡りは割と好きなので、こういうはワクワクしますね。
そんなこんなで要約すると、
マダイン・サーレハとは2000年程前に古代ナバテア王国が築いた遺跡であり、あの有名なヨルダンのペトラに次ぐナバテア人の足跡が分かる世界遺産です。
またこの辺り一帯は、土地柄にしては肥沃な土壌と水分も豊富にあったそうで、砂漠のオアシスとして栄えたそうです。確かに、砂漠の割には緑が多い。
因みに、サウジアラビアで初の世界遺産であり、あの安倍総理も訪サウジした際に「感銘を受けた」と言った遺跡だそう。
それでは行きましょう。
尚、2台目のバスは古代風のBGMがずっと車内に掛かってます。
なんだか凝ってるなぁ〜(笑)、という感じですが
こういうのは嫌いじゃないです。
ガイドさんは2人いました。
基本は英語ツアー、アラビア語しか話さない人もいればアラビア語で解説する感じ。
因みにココのマダイン・サーレハは、コーラン?か何かのイスラムに関する歴史書に、呪われた場所として記されているそう。
だからサウジアラビアの現地人は好まないらしく、政府がココをサウジの一大観光地と推し進めているのはあまりよく思ってないらしいです。
ゲートから15分ほど走ると1つ目のポイントに到着。
ココは会議場?としての機能があった場所みたいで、その近くも岩場が綺麗になってます。
とりあえず1つ目のポイントをハイライトでどうぞ。
岩場の間から見える景色がとても綺麗。
人と比較したら、大きさが分かるかと思います。
掘削機械もないのに、こんなのよく掘りましたな。
自然の造形美や、岩場に掘られた文字や絵も綺麗に残ってます。
それにしても綺麗ですね。
1つ1つ、丁寧に解説はしてくれます。その後は各々写真タイムという流れ。
15分ほど時間があり、バスに戻る。
アルウラと書いてるバスも凄く絵になる!
さて、5分ほどバスに乗って2つ目のポイントへ。
因みに、道中の景色はこんな感じ。
バス駐車場からすこし離れている場合は、カートに乗せて連れて行ってくれます。
さて、2つ目のポイント。
とりあえずハイライトでどうぞ。
ココは大きな岩に32個の穴が掘られています。
この穴は墳墓とされていて、外の門構えや装飾ら模様などで埋葬されている人のお金持ち度合いや地位が分かるとのこと。
装飾の細かい説明もありました。ココに書いてもふーんというだけなので、興味ある方は実際に行って聞いてみてください。
さて、ココでも同じように15分ほど。
バスに戻る。
やっぱりカッコいいな!!!
また5分ほど走り、3つ目のポイントに到着。
こちらもハイライトでどうぞ。
ココはめちゃくちゃ大きい。
恐らくマダイン・サーレハと調べてまず出てくる写真です。
ココは非常に特徴的な遺跡だそうで理由は3つほど。
1. 他と比べて圧倒的な高さ
2. 他の墳墓は大きな岩場に複数個だけどココは1つの大きい岩に1つの墳墓
3. 下まで削られておらず未完成
へぇー、って感じです。
でもとてもとても見応えがあって、素晴らしいです。
良い感じですね〜、あともう1つポイントはありますが、個人的にはココがやっぱり1番良かった。
ずっと見てられそうな感じです。
が、ガイドは待ってくれないので次へ。
ココのバス待ちも絵になる!
さて、4つ目のポイントへ。
こちらもまとまった墳墓。
人の横顔をした岩もありました。
しかし、1つマダイン・サーレハの中で決定的に貴重な墳墓があります。
丸印が両サイドについている墳墓、ココからは装飾品とともに人骨が綺麗な状態で見つかりました。
それを基に復元されたナバテア人の顔の複製が、最初のゲートのビジターセンターにあります。
今のアラブ人よりはやや東洋顔?
なんかチベットよりな顔の気もします。
そんなこんな最終ポイント終了。
ココでもバスが絵になる!
ロゴと色もやっぱりかっこいいです。(毎度すみません)
ココを出発したら、最初のゲートに戻る。
そしてバスを乗り換えてWinter Parkの駐車場には10:40くらいに戻ってきました。
これだけ解説もしっかりあって4000円なら凄く満足です。規模間の話でいうと、ツアーで回れるのはややピンポイント気味である。
ヨルダンのペトラが10,000円のチケット
サウジのマダイン・サーレハが4,000円のチケット
単純比較はできないですが、それぞれ値段相応かなと思います。
昼は街に戻ってKuduというサウジのファーストフード。
味も割と品があって美味しかったです、サウジのモスバーガー的な感じでしょうか?
11:30、食べた後はエレファントロックへ。
残念ながら閉まってて入れずでした。17時からオープン。
しかし、大きい岩なので、遠くからでもわかります。
仕方なく近くのアートオブジェがある場所へ。
アルウラには遺跡だけでなく、こういうプチ観光みたいなスポットがたくさんあります。
自分たちは調べる余裕もなくでしたが、結構ちゃんと計画して行ったら楽しそうです。
それではアートたちをハイライトでどうぞ。
よくわからんところにお金を掛けてるな〜、サウジっぽいな〜
という感じです。芸術センスがないだけでしょうか?
もちろん周りの景色も圧巻。
ジェフが借りてた車はヒュンダイのセダン。
意外と世界一周来て思うのは、日本の車はもちろんたくさん見ますけど韓国のヒュンダイも世界にはたくさん走ってます。
世界一周来て、割とヒュンダイ乗る機会が思ったより多いなという印象。
14時前、宿に帰って昼寝と休憩。
16時前、ジェフはダダン遺跡のツアーへ行きますが、途中で旧市街も通るとのことで乗せてくれました。
アルウラ旧市街。
色々な施設もあって、お土産屋さんもオシャレで楽しいです。
海外でよく見るダンキンドーナツで休憩。
なぜか中東からドーナツの表記が消えて、ダンキンだけになってます。何故だ?
結構ゆっくり歩いて回ると楽しいです。
アルウラFCのショップもありました。
世界一周じゃなければ、良いお土産として買ってたかもしれません。
夜ご飯はお昼も食べたKuduへ。
何故か駐車場へのシャトルバスに乗れたので、1km歩く手間を省けました。
前にあったガソリンスタンド。
91ガソリンがレギュラー、95ガソリンがハイオクです。今は1リヤル=41円なので、1ℓあたりのガソリンの安さが分かりますでしょうか。
さすが石油王国。日本の半分ですね。
因みに日本のナンバーワン石油輸入国はサウジアラビアです。石油輸入の4割はサウジに依存中。
さて、晩御飯。
なんとファーストフード店なのに野菜が食べれます。
21:00宿に帰宅。
朝からオールドタウンまでジェフにはずっと車に乗せてもらったので、足りないくらいですが100リヤルを渡したら断られました。。。。
「自分が行こうと思ってたところだから、全然いらないよ」と。
どこまでいいヤツなんだ!!!
本当、人は国とか関係なく中身で判断しないとダメです。インド人を除いて。
サウジで会えなくとも、旅行で沢山日本に来ているのでまた日本で会えるような気もします。
ありがとう!良い旅を!
なんだかんだ片付けをしたり、整理したり。
1:30、就寝。
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