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南極に行ってきた🇦🇶 世界一周No.1絶景 まとめ編【世界一周 番外編】~世界一周新婚旅行~

2025/02/09~02/19で、"宇宙よりも遠い場所"である南極へ行ってきました。

こちらは情報系まとめになります。あくまで2025年2月の南極クルーズのものになりますが、今後参考にしたい人はどうぞ。各日の様子を見たい方は、day308~318の日記をご覧ください。

もし今後行く方は、参考にして頂けると幸いです。

●南極とは

まず皆さんは南極と聞いて、何を1番最初に思い浮かべるでしょうか。ペンギン?昭和基地?しらせ?よりもい?どれも正解ですね。

そもそも南極とは、地球の1番南に位置する大陸で、世界で5番目に大きな大陸となります。大きさでいうとオーストラリア大陸の2倍ほど。大陸でありながらも大地の98%は氷に覆われていて、世界一平均気温が低く、強風に晒されて乾燥しており、平均標高が最も高い大陸です。

余談ですが、北極と南極の違いは知ってますでしょうか?北極は氷が浮かんでいる海域であるのに対して、南極は大陸です。南極大陸は氷や雪で覆われているため、平均標高は2,200m~2,500mとも言われており、世界一平均標高が高い大陸となっています。

他の予備知識としては、南極大陸はどこの国にも属さず、軍事活動は禁止されています。永住している者もおらず、基本的には科学者や研究者などが常駐しているそう。世界的な地球温暖化や気候変動に対する研究もたくさんされているそうで、手付かずの自然が残っている南極は素晴らしい調査場所だそう。

他にはアザラシやクジラ、ペンギンなどなど、過酷な環境下で色々な野生動物も生息しているのも大きな特徴です。

●ツアーと客船/船室について

一般人が南極へ行く方法については、原則クルーズツアーになります。アルゼンチンのウシュアイア発がベーシックで、南極クルーズツアーを扱っている旅行代理店が多数あります。

自分たちは2-3ヶ月前から10社以上の複数旅行代理店に問い合わせて、最終的に下記の旅行代理店で予約しました。

- 旅行代理店について

予約した旅行代理店「Freestyle Adventure Travel」は南極旅行を専門に扱っている会社。

ここは日本人も多く利用しているようで、レスポンスの速さや担当者の対応などが決め手となってココで予約しました。

自分たちは非公開オファー(Closed deal)で予約したので具体的な金額は伏せますが、大体今シーズン(2024-25年)の南極ツアーの相場くらいです。ツアーによっても船のグレード、客室のグレード、ツアー内容や日数に応じて全然値段が違うので、よく吟味しましょう。

因みに、Freestyle Adventure Travelは問い合わせてみたら要望に応じて非公開オファー(Closed deals)もたくさん提示してくれて、扱っている南極クルーズの種類も豊富だった印象です。

直前に問い合わせてみたら、Last Minutes dealsで空きを埋めるための激安南極ツアーが出てくるかもしれません。しかし、自分たちもラストミニッツを狙っていましたが、昨年や一昨年と比較してそこまで値段が下がるようなことは無さそうでした。理由を旅行代理店に聞いてみたところ「コロナ禍(2021-23年)で全体的に値段が下がったけれど、それで南極ブームに火が付いた。今後はポストコロナシーズンの需要回復に伴って、南極ツアーの値段は数年は上がり続けるだろう」との回答でした。

- 乗船したOcean Albatrosについて

今回乗船したのはOcean Albatrosという客船。

※2025年1月上旬にOcean Albatrosはメカニカルトラブルに見舞われたようで、自分たちの乗船前に数週間修理していたようでした。そのため12日間のツアーが11日間に短縮されてしまいましたが、1日分返金されました。

今シーズンの南極ツアーの相場金額で2019年進水の新しい豪華客船だったので、それが予約した1つの決め手でもありました。また、クルーズ船を運行している運行会社は Albatros Expedition という会社でした。

- Ocean Albatrosの施設

船内の様々な施設のご紹介。写真の他にもサウナやジャグジー、バーなどもあるので物凄く快適なホテルでした。

大人数収容可能なラウンジ
ブリーフィングやミーティングはここです。
ジム
3食食べるレストラン
最上階デッキにある展望ラウンジ
1番揺れるけど、1番眺めは最高でした。
図書館
屋上デッキ
特別な日にはBBQもココでやりました。

新造船ということもあって写真で見て分かる通り、Ocean Albatrosは凄くモダンで綺麗なクルーズ船でした。

- 客室について

自分たちの宿泊したカテゴリーEの部屋。

本当は小窓のカテゴリーDを予約していましたが、無料アップグレードにより1人あたり15万円程高い部屋になったのでラッキーです。

ドレーク海峡の揺れも考慮して、全体的に家具や扉はかなり重めだったり、椅子は鎖で繋がれていたり、普通のホテルではあり得ない作り。ただ世界一周している身分からしたら、物凄く快適な部屋でした。

●ツアー日程

便利なことに「今日のプログラム」が毎日あったので、そちらの写真をそのまま流用します。

2/9は19:00過ぎに乗船してから、ブリーフィングや避難訓練があり遅めの夕食、そして23:00頃出港でした。

●南極で訪れた場所

下記、地図も掲載しておきます。

-Detaille Island

記念すべき南極初上陸の場所。動物が居るわけではなかったけれど、周辺にはアザラシがたくさんいました。元々はイギリスの観測基地だった場所だそう。場所はコチラ

-Pleneau Island

ジェンツーペンギンのコロニーになっている島。大量のジェンツーペンギンも印象的ですが、それよりも周りの氷に覆われた山々が綺麗で印象的だった。場所はコチラ

-Lemaire channel

大型クルーズ船が通るにはギリギリの幅の水路。しかも周りは氷河に覆われた山々で、海には氷山がゴロゴロ転がっており、船長の技術と景色に天晴れ。場所はコチラ

-Neko harbor

ここは南極大陸"本土"に上陸した場所。この場所もジェンツーペンギンのコロニーになっており、雪の上を行き来するペンギン専用道路が見られます。場所はコチラ

どこでも周囲の景色は圧巻。

-Paradise bay

ここではゾディアッククルーズのみでしたが、美しい氷河とクジラやアザラシをたくさん見ることが出来た。名前の通りにパラダイス。場所はコチラ

現役稼働中のアルゼンチンの観測基地
ゾディアッククルーズ後に
デッキからザトウクジラの尻尾を確認!
ザトウクジラ🐋
ヒョウアザラシ🦭

-Mikkelsen harbor

こちらはまたまたジェンツーペンギンのコロニーになっている島。元々はチリがペンギン観察に使っていた場所のようです。場所はコチラ

迷い込んだヒゲペンギン!

-Curtiss bay

ここではゾディアッククルーズのみでしたが、氷山がたくさん浮いていて圧巻だった。アザラシやオットセイ、クジラも見られた。場所はコチラ

ひょっこりヒョウアザラシ
ザトウクジラ!
ナンキョクオットセイ!

-Deception Island, Whaler’s bay

猛吹雪の中、プチハイキング。かつては捕鯨施設として使われていたそうですが、今はそのまま残されてナンキョクオットセイの住処になっている。場所はコチラ

少し上のNeptune’s windowまでハイキング。
ナンキョクオットセイ!
よく見たらジェンツーペンギン😂
鯨油を貯めていたタンク
吹雪で別グループが南極探検隊みたいになってる。

-Half moon Island

南極最後の上陸はこちらでした。主にヒゲペンギンのコロニーとなっている島ですが、オットセイやジェンツーペンギンなどもたくさんいた。三日月みたいな湾になっていて、景色はすごくよかった。場所はコチラ

-Beagle channel

船長が帰りのペースを早めてくれて楽しむことが出来たビーグル水道。道中はパタゴニアらしい雄大な山々に囲まれて、マゼランペンギンやハラジロカマイルカなどの動物も見られた。場所はコチラ

世界最南端の街 プエルトウィリアムズ
黒い点々は全部マゼランペンギン
イルカ!!

●見ることが出来た動物たち

⚫︎ジェンツーペンギン

⚫︎ヒゲペンギン

⚫︎マゼランペンギン

⚫︎ウェッデルアザラシ

⚫︎カニクイアザラシ

⚫︎ヒョウアザラシ

⚫︎ナンキョクオットセイ

⚫︎ザトウクジラ

⚫︎クロミンククジラ

⚫︎シロナガスクジラ

⚫︎ハラジロカマイルカ

⚫︎その他の海鳥たち

ウィルソンズ ストームペトレル
ナンキョクムナジロヒメウ
Antarctic shag

●お気に入りショット

正直カメラロールごと載せたいくらいですが、頑張って11枚を厳選。その時のフィーリングでも違うので、まだまだ良い写真はたくさんあるはずです。もっと見たい方は各日の日記を是非見てください!

●南極に行ってみた感想

南極に行った率直な感想として、ただただ全てが「凄かった」というその一言に尽きる。ただこれだとただの語彙力ない感じになってしまうので、何がどう凄かったのか理由を書こうと思います。振り返って自分なりに言語化出来るのが日記の良いところですね。

まず「凄かった」1番の理由としては、圧倒的な唯一無二の景色だからです。ヨーロッパの街並みや自然国立公園などの話をする場合、AとBを比較して優劣を付けることが可能ですが、正直南極ではそれは出来ないと思います。これだけ圧巻の規模の山と氷に囲まれて、日本の動物園ですら見られない野生動物もたくさんいて、そんな場所は地球上で南極のみではないでしょうか。少なくとも自分は他に思い付きません。というか、これだけの大自然を前にしたら比較なんてしようとも思わないし、手付かずの大自然に見惚れるそれだけでもう十分でした。

「凄かった」2番目の理由としては、過酷な環境下で野生動物の生活が当たり前に存在していること。今はまだ南極の夏だからマシな方ですが、それでも天候が悪いと信じられないくらいの暴風雪でした。それに適応する進化を遂げた彼らも凄いし、こんな世界の果てみたいな場所で、その動物たちの生活がしっかりと存在していることに凄いなと思いました。

不思議なことにしっかりとした理由を書くと、自分ではあまりピンときておらず、納得のいく理由にはなってません。それだけ南極の景色は言葉では表すことが出来ないスケール感と、感情に訴えかけるくらいの荘厳さを誇っていたと思ってます。

むしろここまで書いて、ようやく「凄かった」をまとめられくらいに南極は凄かった。何を言ってるのか分からないかもしれないけど、それだけ凄かった。何を言ってるか分からない人は、南極の日記の写真を全部見て、読んでいるあなたが南極の景色に何を思うか感じて欲しいです。

お金も時間もすごい掛かるけれど、人生何があるか分からないし、ずーーーっと行きたかった南極に行けて良かった。南極に行くのは自分の夢でもあったので、このタイミングで自分の大きな夢が叶ったという嬉しさや感動がありつつも、一抹の旅の燃え尽き感も感じております。それでも今はずっと夢だった世界一周中でもあるので、あと2ヶ月は旅を続けて人生を楽しみたいです。

そしてココで声を高らかに宣言させて下さい!!

世界7大陸制覇!!!!!
(アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、南極)

とりあえず今は、日本の水族館でしっかりとペンギンを見たい。エンペラーペンギンや南極で見れなかったアデリーペンギンとかも、じっくり観察してみたいです。

ここまで読んでくれてありがとうございました🙇‍♂️🇦🇶

●各日の日記

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