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世界一周 day240【日帰りで世界遺産アイト・ベン・ハッドゥへ🇲🇦】~世界一周新婚旅行~

12/3、6:30起床。

さて、今日はマラケシュから日帰りday tripです。気になる目的地は、タイトルにもある通り世界遺産のアイト・ベン・ハッドゥ。

行く前にさっさと解説を挟んでおきましょう。
最近は日記でこうやって解説しなきゃいけない義務感に駆られてて、そのおかげで自分もしっかり調べられるのである意味ありがたいです。

アイト・ベン・ハッドゥは、マラケシュからアトラス山脈を超えて南東に100kmほどの位置にあります。17世紀に先住民族のベルベル人が建設した村で、アイト・ベン・ハッドゥはその村の呼び名。確かハッドゥさんの家族みたいな意味があったと思いますが、気になったら調べてみてください。古代の伝統的な建築技法が評価されて、1987年に世界遺産登録。

サハラ砂漠のポツンと現れる村で、部族間の争いや盗賊の略奪から守るため、日干しレンガを使ったカスバと呼ばれる堅固な建物を密集させた城塞都市になってます。城門は1つなのにも関わらず、都市内部の作りは非常に狭く複雑になっていて、容易に攻略されることはないような作りになっているそう。更に城塞内の丘の上には、籠城戦に備えた食料備蓄庫も完備してるようで色々と考えられた作りになっています。

17世紀から続くベルベル人の村には、今もその末裔が電気も水道も無い中、文化を守るために暮らしているらしい。そして、砂漠地帯に現れる村という特異な景観も相まって、様々な映画の撮影地になってます。スターウォーズ、ミッションインポッシブル、グラディエーターなどなど、本当に有名映画がアイト・ベン・ハッドゥで撮影されてます。楽しみ!

世界遺産検定を昔に勉強した際、凄く特徴的な名前だなと印象に残ってました。そういうところに、実際に自分の足を運べるのは本当に感慨深いです。

7:00、出発。

ツアーは前日に宿で予約しました。1人€25 or 250ディルハム。ユーロ払いの方が割高ですが、残りのディルハムも考慮してユーロ払いに。基本的には往復送迎のみで、昼飯や入場料?などは別途実費らしい。内容の良し悪しは行ってみないと分かりませんが、集合場所も宿から徒歩数分且つそこまで宿のスタッフさんが連れて行ってくれるとのことで、甘えて宿にお願いしました。

歩いて集合場所まで。

朝7時はまだ真っ暗です。

旧市街内にもしっかりゴミ収集車は入ってきてて、ゴミ処理とその分別も行ってました。意外としっかりしてるんだな〜、結構衝撃。そりゃあエジプトやインドよりは断然綺麗だし、ウザくない訳だ。

本当に徒歩数分の集合場所でした。バス乗車。

バスとは言っても、ミニバンタイプ。こんなバス乗るなんてバルカン半島ぶりですわ。

途中でちょこちょこピックアップして、7:45頃にフナ広場近くのガソリンスタンドに到着。どうやらココでバス乗り換えの模様。海外のローカルツアーでは良くあることですが、提携会社同士でツアーと人数調整をして向かうらしい。

8:00過ぎ、マラケシュを出発。

一応、ちゃんと予定通りです。

自分たち日本人夫婦2人の他に、イタリア人夫婦、北アイルランド人夫婦、フランス人男性、スペイン人女性でした。

良くしてくれてる宿のスタッフさんが、朝飯を持たせてくれました。宿の朝飯は8:30-10:30なので、そういう点も考慮してくれてる良い宿です。

アトラス山脈越えはかなり酔うらしいので、それまでに朝飯を少し食べる。

10:00前、山越えの途中で休憩がありました。

色々なツアー会社のバスが停まってました。ここでは20分ほどの休憩で、トイレも無料でした。

20分休憩の後、出発。すぐ近くの写真スポットでも停まってくれました。

どんどん進みましょう〜。

道中のアトラス山脈越えは本当に景色が綺麗。マラケシュ↔︎ワルザザート間の移動、実は世界屈指の絶景移動なのでは?

景色、すごく綺麗。

とか言いつつ、向かいながらちゃっかりマリノスのACL観戦。山越えの移動でも、意外に電波はちゃんと通じました。オーストラリアのセントラルコースト相手にアウェー4-0勝利、デカすぎる!!日程に関してのJリーグ協会への文句などは沢山ありますが、ACLE決勝ラウンド進出が近付いて良かった。

そして走り続ける〜。

11:30頃、アイトベンハッドゥの駐車場にに到着です。

マラケシュからのツアーなので、ココでガイドが付いてきた。入場料とガイド代は別途支払いで、1人30ディルハムでした。

そして少し進むといきなり見えてきた。

川の反対側にあるので、渡っていきます。川があるからこそ、より難攻不落の場所としても機能してたらしい。

さて、もう説明は面倒なのでハイライトでどうぞ!

アトラス山脈の麓、砂漠に突如現れる街
カッコいいなぁ〜😎
うんうん
アップすると異世界感が凄い。
アイトベンハッドゥは映画撮影の聖地でもある
これは映画用のセットを建設中らしい
因みに何の映画のセットかは
ガイドや建設関係者にも教えてくれないんだって。
撮影が終わって公開されてから知らされるらしい。
うおおぉぉぉぉ
映画グラディエーターの広場として使われてた場所らしい
ここにセットを組み立てたって。
映画のシーンと撮影映画
確かにアイトベンハッドゥだわ。
竹も使われてます。
しっかり世界遺産です。ユネスコマークもありました。
丘の上からの景色
木を掘ったこのお土産凄い。
お土産屋さんもある。
丘の上には食糧庫と思われる建物が。

所々、写真スポットで撮影時間も取ってくれます。ガイドさんは休憩中〜。

丘の上から景色は街側も凄く綺麗ですが、反対側の砂漠側も凄く綺麗。

お姉さん絵になるな!!
まさに砂漠のオアシスって感じ

いや〜、世界遺産検定を勉強して凄く印象に残ってた名前なので、いざモロッコの辺境の地まで来ることが出来て非常に感慨深いです。

やはりユダヤ人も昔はモロッコに多く住んでいたみたいで、ここのアイトベンハッドゥでも共存してたらしい。ここを拠点に、ユダヤ人は貿易業で富を蓄えたそう。

あと思ったよりも、遺跡推しよりも映画産業推しがすごかったです。それだけ映画産業が盛んということでしょう。

そしてここ特有の技法を使って描いた、絵画も見せてくれた。絵の具の材料は、サフラン、お茶、インディゴなどの自然から取れる色のあるもの使い、それを水と混ぜて描く。

もちろん上記の含料だと薄い。
それを火で炙る。
そしたらクッキリ!!!!!
凄い。しっかり炙ってるから色落ちもしにくいらしい。

そういえば、ガイドさんはカタコトの日本語を喋ってた。「アリガト〜、サヨナラ〜、ハジメマシテ〜」って。因みにガイドさん、名前を覚えるのは大変だから国籍で覚えてた。名前だと大変だけど、国籍で覚えるのは楽だし顔も一致しやすいから、ある意味合理的だなと思った。

さて1時間半ほどぐるっと回ったら、アイトベンハッドゥを後にします。

旧市街と新市街を結ぶこの橋、
15年前に作られたってたぶん言ってた。

13:00過ぎ、アイトベンハッドゥでのツアーは終えて、昼飯です。

このセットに最後デザートも付いて、140ディルハム(2100円ほど)でした。旅行ではなく、旅をしてる身からあまりにも法外な値段。でもツアーで組まれてレストランに連れてこられてる以上、仕方ない。1つのセットを2人でひもじく分けました。

14:00過ぎ、出発。

次はワルザザートの街に向かいます。アイトベンハッドゥからは、30分弱の移動。

ワルザザートの街では、2つの選択肢が与えられました。1つは映画スタジオ見学(1人120ディルハム)、もう1つはカスバ見学(1人20ディルハム)です。

街の方にも映画スタジオがあったし、看板ももう完全に映画推し。凄いな、ワルザザート。普通に中くらいの街だし。

自分たちは問答無用で安い方のカスバへ。

15:00、ワルザザートのタウリリットカスバ到着。

一緒にカスバへ行った同じツアーの人たちと、ガイド代も追加で割り勘して1人30ディルハム追加支払い。

ところでカスバと言ってますが、アラビア語で要塞のこと。キャッスル(城)から来てますね。そして先ほどまでいたアイトベンハッドゥは、カスバではなくクサール(先住民の伝統的な村落)と言うらしい。確かに看板にもそう書いてありました。

写真でどうぞ。

ヤシの木
と思ったらアンテナが景観を損なわないように、
ヤシの木の飾りを付けてるだけだった。
お土産も沢山売ってた。
ベルベル人の旗
青は空、緑は大地、黄色は砂漠

ここのカスバ、かつてはかなりの規模を誇ってたくさんの人が暮らしてたらしい。今は観光ように修復されています。因みにワルザザートの街も、アイトベンハッドゥも、もちろんマラケシュの街もそうですが、昨年のマグニチュード6.8の大地震でかなり影響を受けたみたいですね...。よくみたら地震の影響と思われる崩れもチラホラ。

話は戻るけど、アイトベンハッドゥのこれとかも地震による崩壊らしい。

さて話を戻そう。ここワルザザートの街は、北にはアトラス山脈とマラケシュの街は、西にもアトラス山脈とアガディールという港町、東にはサハラ砂漠とメルズーカの街があり、昔から先住民族ベルベル人たちにとって重要な街だったそう。

実際、街の規模としてこの辺りでもかつては1番栄えたらしいし、このカスバはモロッコ最大規模とガイドは行ってました。

16:00過ぎ、そんなこんなであっという間に時間は経過。

バスに乗ってマラケシュに帰ります。帰りも多少の人員調整があるみたいで、サハラ砂漠帰りのポーランド人4人組もバスに乗ってきました。

16:30、出発。マラケシュに戻りましょう。

帰りのバスは写真を整理したりした後、ほぼ寝てた。

行きと同じ場所で15分ほどの休憩もありました。

19:45、マラケシュに帰ってくる。
宿の近くのポイントで下ろしてくれました。旧市街は中まで入って行けないので、近くで降りて歩くしかないです。

面倒なので、降りた近くにあったローカル食堂。

サービスミントティー
チキン、ビーフ挽肉、ソーセージを焼いて
サンドイッチにしたもの。

これで1つたぶん15ディルハム(250円弱)でした。最後にソーセージも追加で謎に出てきて、2人合計35ディルハム。昼の1/4の値段、安いね!

21:00前、宿に帰宅。長い1日になりました。

シャワーを浴びて、日記を書いて、諸々整理して、
ゆっくり。

乾杯。イスラム圏のモロッコでもビールは飲めます。

0:00、就寝。

明日はマラケシュでもう1日ある。のんびりしようと思います。

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