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自分の中に毒を持て

こんにちは。

今日はおすすめ図書のご紹介をしたいと思います。

岡本太郎さんの

「自分の中に毒を持て あなたは”常識人間”を捨てられるか」

です。

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以前紹介したアウトプット読書会の中で友人が紹介してくださった本で、とても興味を持ったので購入してみました。

自分の人生の瞬間瞬間を生きること、最大の敵は己自身、画一的な生き方ではなく、いのちを懸けてこの不条理な社会と戦う、、など、

岡本太郎さんの情熱と強さ、そして優しさを感じられます。

読む人によって感じ方はもちろん違うのですが、僕が一番、心にズンと突き刺さったのは次の文章です。

「冒険」ーそれは甘えだ。運命への、自然への、甘い戯れ。ぼくがこの言葉を否定するのは、俗にいう「冒険」は気まぐれのお遊びであり、一時的なスリルで満足してしまう、運命全体を負わず、再び元の惰性に戻ってしまうからだ。虚無に打ち勝たなければならないのに、逃げてしまう。(岡本,1993,P130)

僕は「旅」が好きです。
しかし旅が「日常」から離れて「非日常」の世界へ行く。という見解と、旅を終え、日本に帰ってきてからの虚無感、に対するモヤモヤをずっと持っていました。

そんなモヤモヤを払拭してくれたのが上の言葉だと思います。

自分が社会の矛盾に向き合わず、逃げの一つとしての「旅」を考えていたこと。就職した会社を辞めて、旅に出たい、は逃げている。納得しましたが同時にショックを受けました。

でもこれが自分の生きる社会と向き合うキッカケになっています。

旅は「非日常」を感じるためではなく『日常』の中の一部で、居る場所が変わっているだけ。不条理な社会は変わっていない。(厳しいなぁ)

もちろん僕は「旅」は続けていきますが、それを受け入れた上でする「旅」はどうなるんだろう、、とワクワクしています。

難しい局面を自分から取りにいけるのが「旅」の醍醐味だと思います。

その瞬間瞬間を生きていきます。

今日も一日ありがとうございました。
では。




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