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再開。スズキ・ジムニー ~50代からの プログラマー~
ジムニーとの出会い、別れ
平成8年、社会人2年目、独身。
自分で働いたお金で、初めて新車を買った。
ススキ・ジムニー、A22、5速マニュアル。
翌年、結婚した。
子供も3人授かった。
軽自動車だ。
4人乗りだ。
2ドアだ。
でもジムニーだった。
気が付けば、内装をはがしチャイルドシートを3列配置していた。
もちろん安全重視、ボディー直接固定だ。
内装材がないから、鉄板がむき出しだ。
室内にいても、冬は冷たいし、夏はやけどする。
とてもデンジャラスな車だった。でも
3人の子供、みなジムニーが大好きだった。
よくボンネットの上に3人あがらせて記念撮影した。
バンパーとボンネットは人が上がっていいところ。
遊んでも怒られない。いつしかそうなっていた。
そんな環境が19年続いた。19万キロ走った。
平成27年、いろいろあってジムニーとサヨナラした。
代わって中古車のワンボックスカーが我が家に来た。
いわゆるファミリーカーだ。
本来それが普通の選択だ。
令和5年本日、新しいジムニーが我が家に来た。
正確にはシエラという排気量1500ccのエンジンだ。
軽自動車ではない。
少し大人になったジムニーだ。
型式JB74 もちろん5速マニュアルだ。
気が付けは、上の子二人は、すでに免許を持っている。
末っ子も自動車学校で取得中。
もちろんマニュアル免許だ。
ジムニーも子供も、大きなって帰ってきた
今日の午後、ピカピカのシエラで仕事終わりの娘を迎えに行った。
帰りは娘が運転した。私は助手席。
20年前、ジムニーのチャイルドシートに座っていた娘。
今、隣でシエラを運転している。
ジムニーも大人になって帰ってきたが、
娘も大きくなった。
ジムニーの楽しみ方
正直うちにはもうお金はない。
ぎりぎりの買い物だ。
車はオーディオレス。
ナビもなし。
ETCもなし。
ドライブレコーダーもなし。
バックモニターもなし。
あるのは、ハンドル、タイヤ、エンジン、、、
くるまの要素しかない。
ほんとはパワーウインドウもいらない。
手動のクルクルで十分だ。
ジムニーは、これでも楽しめる。
貧乏人のやせ我慢ではない。
学生の頃、CDチェンジャー付きのオーディオがはやった。
お金がないので、車に詳しい友達に聞きながら自分で取り付けた。
それ以降何でも自分でつけた。
社会人になるとカーナビが普及し出した。
これも自分でジムニーにつけた。
仕事が忙しくても、頭にヘッドライトをつけて深夜につけた。
ETCでも何でも自分でつけた。
これが楽しかった。
元気だった。
正直、今はお金もなけれは、一人で取り付ける元気もない。
毎年少しずつ取り付けていくつもりだ。
でも、これが楽しい。
そのことを車内で娘に伝えた。
すると、娘が手伝ってくれると言ってくれた。
「へー、なんか面白そうじゃん!」
「また、内装はがすの?」
「え~、またやけどするの!?」
と娘。
「大丈夫、今度は元に戻す」
「シエラのボンネットには乗るなよ!」
と私。
「分かってるわよ、もう重いもんね。」
と娘。
「いや、そういう問題じゃなくて。。。」
これもジムニーの楽しみだ。
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