インターネットに公開する文書の字下げは必要か?
記事の概要
ネットで公開する日本語の文章の文頭は字下げすべきか否かという話。
先に結論から言うと
基本的には英語の書式に倣って字下げはしなくてもよさそう
段落と段落の間には空白を入れるべき
公文書の場合は 1 字下げて書き出すのが原則
なんでこんな記事を書いたのか
自分が借りているサーバでブログを動かしていた時、はて字下げをスペースで入れるべきか、それとも CSS で設定するべきかと考えたのがきっかけ。日本語を母語としているので字下げをしないことになんとなく違和感はあったが、考えてみれば自分も Twitter に投稿するツイートで字下げは行っていなかった(もっとも Twitter には文字数制限があるという理由もあるが)。ちなみに記事執筆段階で首相官邸のページでは全角スペースで字下げをしているようだが、厚生労働省のページでは字下げをしていなかった。
なお「公文書の場合は~」は文化庁が公開している『「公用文作成の要領」を改める場合の例』の PDF を根拠としている:
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kokugo_kadai/iinkai_26/pdf/r1414166_02.pdf
いろいろ調べていて知ったのだがが JIS では文末の感嘆符(!)や疑問符(?)の後には全角空白を入れるというルールが定められているらしい。この件に関してはこちらの記事で詳しく紹介されているので興味がある人は一度読んでみるといいかも: