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(地球規模の)あれも値上げ!これも値上げ!もっと値上げ!

もっともっと値上げ〜〜〜!!!!!!

この歌なんだっけ?ブルーハーツか。

今回のテーマはタイトルの通り、値上げです。
飲食店に出入りする役割上、いろんな話を聞いて来ます。
その中で多いのが、いろんな食材の値上げの話

なんかもうまんべんなく値上がりしているみたいで、野菜の値段の変動なんてかわいいもんなんじゃないかとすら思えてくるレベルですね。
と言う事で、聞きかじった事を自分なりに軽く調べてみて、「ほー、そういうこっちゃか!」という要因をなんとなくまとめましたので、下記にご報告申し上げます。
ご査収のほどよろしくお願い致します。

食材が全般的に値上がりをしている

まぁおよそ食材全般的に値上がりみたいなんですが、
ほんの一例として…

食用油
2021年中に4回も値上げがあって、安い時に比べたら1kgあたり¥130以上の値上がりとの事。

輸入食肉
輸入牛バラは、2021年9月には、kgあたり1,100円くらいまで値上がりしたそうですが、今までは600円前後だったとの事。
輸入鶏肉は、2021年4月から9月までで、10%以上の値上がり。

玉ねぎ
北海道産の昨年の大不作が影響していて、2021年9月頃に比べると1月現在で50%近い値上がり。
さらに、中国産も倍近い値上がりをしている。

じゃがいも
玉ねぎと同様、北海道産の大不作が影響を残していて、30%近く値上がり中。

肥料
これも地味に来てます。
2021年6月から、2022年5月までの肥料単価で、20%近い上昇。

などなど。

特に影響が大きいのが輸入品目!

「日本は食料自給率が低い!」
ってよく聞きますね。
農水省のサイト当たってたらこんな資料を見つけましたので貼り付けておきます。

農林水産省発行「知ってる?日本の食料事情」より
https://www.maff.go.jp/kanto/kihon/kikaku/kihonkeikaku/pdf/zen27.pdf
農林水産省

(今回は食料自給率についての話ではないので、詳しい事知りたかったら↑のリンクのファイルでも読んでください。)

とまぁ、上記の資料にもあるようにかなりの品目を輸入に頼っていると。
そりゃまぁ、外的要因で右往左往するのも当たり前でしょう。

さて、それぞれの要因をちょっとだけ深掘りしてみました。

グローバル化=世界規模での連動ということ

穀物…世界人口の増加により食肉消費、生産増による食糧需要の高まり。原油価格高騰を受け、バイオマス燃料を生産するための資源需要の高まりが競合しているため、高騰に拍車がかかっていると。
飼料や食用油などの値上がりはここに起因するわけですね。


https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h19_h/trend/1/t1_t_02.html
農林水産省より

中国の変化…新型コロナウイルスの世界的流行を受け、2020年の全人代で「内需拡大政策」を打ち出しました。輸出や対外投資よりも、内需を拡大させて経済成長に繋げる狙いがあるようです。
中国は世界を二分する超大国。消費量も半端じゃありません。昔からですが、あっちこっちから食糧を買い付けるパワーはかなり強いです。
金も出します。

物流の変化…ここが1番の問題な気がしますが、
アメリカでは、トラックのドライバーが8万人足りないみたいです。日本でも、物流業の人手不足は慢性化していますよね。
トラックによる輸送が遅延。
さらに港で貨物船にコンテナを積むのですが、コンテナが無い。港湾作業員もいない!港は大混雑!運賃まで高騰!!!
といった具合で、ロジスティクスが機能していないんです。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/12/4642848473c1e389.html
日本貿易振興機構より

とりあえずなんかよくわからんけど、大変な事になってるんだなって事だけはよくわかってもらえたかと思います。笑

グローバル化が定着した世界経済。
一つのことを調べると、当然の事ですが他の国の事情が複雑に絡んでくるんだと言うことを改めて実感しました。
もはや地球が一つの市場ですから、どこかでなにかあったら必ず俺たちにもなにか余波が来るぞ!って思わなきゃだめです。
僕は江東区民ですが、これからは「素敵な宇宙船地球号の乗組員です」って言うようにします。

日本、煙たがられてる疑惑!!

さて、こんな見出しですが、ここからの話は、あくまでも伝聞。

海外からみたら、
日本人、取引相手としてあまりよく思われていないみたいなんです。
日本人って基本きっちり几帳面。
しっかりお仕事をする国民性ですが、商売相手として別の国の方から見ると、

規格にうるさい
値段にうるさい
時間にうるさい

という評価に変わるそうです。
ところ変わればってやつですね。
日本人の美徳とされている几帳面さは、世界基準では「面倒くさい」と受け取られる事が多いらしい。

それでも金払いがよければ諸外国も品物を売ってくれていたのですが、近年では中国の購入パワーの方が強くなっちゃってるみたいで、
規格にうるさくない
金払いも日本よりいい
なによりチャイナドレスが素晴らしい

という事で、日本より中国の方が圧倒的に食糧を集められるらしいんですね。
まぁ、うるさいし高く買ってくれない日本に売るより中国に売った方がいいや
となるのは売り手からしたら無理もない事ですかね。
なによりもチャイナドレスが素晴らしいですから。

最後に

僕は経済について専門家ではありません。
今回の記事も色々な方や会社さんから聞いた話を元に自分なりに調べてみて、こんな感じかなぁ?とふんわりまとめた形になります。

今回の事で僕の心には、
食べ物を手に入れるのはめちゃくちゃ大変かつ大切な事であり、最低でも海外に依存しなければいけない状況は少しでも改善しなくてはならない。
そのためにも、日本人一人一人が「食」について考える機会を増やしていくのだ!!
と刻まれました。

僕は野菜に携わる事がメインですが、農業のみならず幅広く勉強していきたいですね。
とりあえず世界デビューを目指します。
アメリカでキャベツを買って、中国で買った豚肉を使ってロシアでロールキャベツを作ります。

長くなりましたが、この記事が明日から誰かに話せるインタラスティングな話題になれば嬉しいです。

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