出来て当然なのか・・・?
皆さんこんにちは。能力再生相談所、内匠です。
普段している仕事、職種にもよりますが、大体普段やっていることって「出来て当然」みたいなところがありますよね。
私の本業は生産管理でして、ここでは基本的にどんなことがあっても得意先に納品する、が当たり前・・・納品をきちんとやって0点の世界、ミスった
らマイナスの評価しかない世界です。
B to Cだと、欠品したところで、まあ社内的にはどうかわかりませんが、お客様に「すみません、今日は品切れです」で終わりますね。しかし B toBで
これやったらとんでもないことになってしまいます…ラインストップの補償請求やらなんやらを食らいます。
でもピンチってよくあるわけですよ。今の製造業って結構海外にシフトしてしまっているので、得意先の要求が確定していない段階…2か月くらい前か
ら海外に生産手配を行います。しかし得意先の要求はひどい場合は納品2日前とかだったりするわけで、約2か月の間に要求がごろっと変わってしまう
なんてことはよくあるのです。在庫がたまたまあればいいですがなかったりするともう職場は修羅場です。時間との勝負。アドレナリン全開の状態にな
って対応することが必要になります。
で、無事納品となれば、それでおしまいというか、納品して当然の世界ですから何事もなかったかのごとく終わります…つまり0点なわけです。当然、
上司からはこんなので評価してもらえないということになります・・・もちろん実際には直属の上司は評価はしてくれると思いますが、給与査定となる
と、なかなかうまくいかないわけです。大きな会社になると、他部署との“枠の争い”があります・・・例えばA判定が5人しかいないとする場合、納品し
て当然=0点の実績と、生産効率を5%上げました!みたいなのと比較されたときにどっちが評価が高くなる可能性があるかと言ったら、当然後者です
からね。そんなこんなで“やって0点の世界”に長くいると、自分のやったことを正当に評価する感覚がなくなってきます。というか、やったことすらう
まくいかなかったなという方に焦点が行きがちです。
しかしです。よく考えてみると、もう絶体絶命的な状況からいかにして普通通りに戻したか、そんな厳しい環境からいかにして脱出したのか、自分のや
ったことを振り返ってみると実際にすごいことやってたりするはずです。火事場の馬鹿力的なものだって出てたかもしれません。そしてそういう経験を
積むとその馬鹿力の出し方もコントロールできるようになってたりします。
ですので本当は0点じゃない、見えない100点が自分には宿っているということです。私と同じような職場にいらっしゃる方、客先に振り回されてお
疲れかもしれませんが、そういう時には自分のやったこと、やって当たり前と思っていたことが実はすごいことかもしれないのでもう一度振り返ってみ
てはいかがでしょうか。今より自信がみなぎってくるかもしれませんよ。それでは本日もご一読ありがとうございました。
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