第12回科学の甲子園 全国大会 参加レポート
こんにちは
現高校1年生、新高校2年生の@takuminmin0718です
先日3/17~19にかけて行われた、第12回科学の甲子園 全国大会へ福井県代表として参加してきました
参加して感じたことや、来年へ向けての反省などを時系列順に書いていこうと思います
これから科学の甲子園に参加しようと思っている方の参考になれば幸いです
Day1: 移動と実技とエンカと
福井→東京
一日目の朝は、4:30で結構早めの起床
最初旅程を見たときは、「朝早いけどこんなもんかなぁ、、、」とか思っていましたが、当日の朝Twitter見てると僕たちは結構早めの出発時間だったみたい
福井駅から特急に乗って米原に行き、そこで東海道新幹線に乗り換えて一気に東京に行くような感じです
リュックとボストンバックに加え、実技3で使うカートとその部品が入ったコンテナを持っていたので、乗り換えのときは結構しんどかったです
この時点ですでに荷物減らしておけばよかったと少し後悔
福井には新幹線がまだ通ってないので、どうしても特急から新幹線に乗り換える必要があって、朝早いのはある程度仕方がないのかなぁ、って思います
2024年春に北陸新幹線が福井まで来るらしいので、来年はひょっとしたら使えるかもしれませんね
JRからつくばエクスプレスに乗り換え
新幹線で東京駅についたら、秋葉原駅まで移動してそこでつくばエクスプレスに乗り換えます
東京まで来ると、「いよいよ始まるんだな」感が出てきますね
秋葉原で観光したかったけど、そういうわけにも行かなかったので乗り換えのとき一瞬外に出るタイミングで写真をパシャリ
Twitter見てるとみんなここで撮ってて思わず笑ってしまいました
次来るときは絶対観光してやる・・・・・
秋葉原→つくば
北陸本線の特急よりも速い、つくばエクスプレスに50分ほど乗ります
速度のせいか、騒音は結構ありますね(骨伝導イヤホン、耳栓してもなかなか聞こえなかった)
以前からTwitterで知っていた@miyaryo1212さんも、ちょうど30分あとの電車で追いかけてきていた模様です
↑やっぱり速いですよねー
昼食
つくば駅を出たところにあるショッピングセンターのフードコートで、チームメンバーと昼食を取りました
外国人の方も多く、いろんなところから英語がチラホラ聞こえてきて、福井ではこんなところないなぁ、とか思っていました
ちなみに、このあと開会式と筆記競技があったので、一応軽めにモスバーガーにしておきました(これが後々良い選択に・・・・・・)
会場着、そして開会式
ということで、会場について開会式という流れになりました
結構早めに着いてるチームもあれば、遅め(と言っても開会式の30分前くらいでしょうか)のチームもあったり、全国から集まっているのもあって到着時間はバラバラだった印象です
ここで各選手にイベント期間中必要なものが支給されました
アッピンエコバック
ブルゾン(各チーム事前に希望を出した色を支給されました)
ゼッケン、ネームプレート(ゼッケンは装着にコツがいる)
マスク3枚(コロナ対策?)
スポンサーなどからの提供品や記念品(スポンサーのチラシ、水500ml、ニュートン力学トランプ、USBハブ)
エコバックに貴重品等、必要なものを入れて開会式の会場へと向かいました
開会式が始まると、流石に全国大会というだけあってプロのナレーターの吉﨑さん(@yoshi_chihiro)による非常にクオリティの高いナレーションがあったり、巨大アッピンがステージ上に出てきたりします
僕はここで初めて、あー全国大会に来たんだなぁ、って実感が湧いてきました(遅い?)
開会式のあとは、オリエンテーションで様々な説明を受けました
筆記競技
ということでついに筆記競技が始まります
開始時間が16:00頃と、結構遅めの時間帯ですし、競技時間が2時間とそこそこ長いです
移動の都合で早めに起きた人は移動中に少しでも寝たりして、ここで2時間きっちり集中できるように整えてくると良いと思います
僕は早めに起きたのに移動中に一切寝ませんでしたが、ハイになってたのもあってか、2時間きっちり集中できたので人に依るところがかなり大きいと思います
不安になってしまったり緊張してしまう方もいるかもしれませんが、今更そんなことをしてもしょうがないので、とにかく楽しむことがベストパフォーマンスを発揮するために大切なことではないでしょうか
競技中の戦略としては、結果論でしかないのですが、担当分野以外でも自分のほうが解けそう、って思ったらすぐに交代したほうが良かったなと思っています
僕はもともと情報担当として第11問と第12問を解く予定で、前半1時間は第11問をやっつけました
ですが、第12問は数学担当の@Serena_DQ11がある程度煮詰まってきていて、かつ僕よりも得意そうだったので彼に任せることにしました
その代わりに私は、物理の手伝いに入ろうと思って問題を読み始めたのですが、第1問は自分が好きなクルマの問題ということもあり、解けそうだなとは思いましたが、途中から取り掛かり始めても解答できる感じではなかったため後回しにして、第2問を埋めることを優先しました
科学の甲子園の問題では、前の問題で導き出した数式を次の問題に使うことが多かったりして、問題全体の”流れ”が大きなヒントになると思うので、途中から選手交代したときのロスが大きくなると考えられます(少なくとも、僕は初めから読んで解いていく方が楽に解答できると思っています)
そのため、もし最初から最後まで解答できる自信がある問題があるならば、もしそれが自分の担当外の問題だったとしても、それに優先的に取り組むべきだったと思います
これは私が、私のチームで本番の筆記競技を受けたときの感想なので、人やチームによっては他の方法のほうがいい場合も全然あると思います
また、学校で予め筆記競技の作戦も立てて行くと思いますし、それに越したことはないと思いますが、想定外の場合(私の場合は、物理でよく知ってる分野が出た)にも臨機応変に対応して、効率よく得点していくことの必要性も実感しました
ホテルにて
ここから、最終日の朝食まで毎食弁当生活スタートです
一食目は和食でした
自分にとっては少し多すぎて、全部食べきれませんでした(昼軽めにしといたからまだマシだろうけども)
(自分は写真撮ってなかったので、他の方のツイートを貼り付けさせていただきますm(_ _)m)
ご飯を食べたら、同じホテルに宿泊していた静岡代表チームの方たちと、ロビーでエンカしました
最初は、当日相互フォローさせていただいた@TofuiizuさんとDMでやり取りしていて、そこでエンカする流れになったのですが、静岡県代表と聞いて@miyaryo1212さんにも来ていただきました(急に言ってスイマセン、、)
あと、私と同じく福井県代表の@Serena_DQ11も一緒に喋ってました
このとき何を喋っていたかはあんまり良く覚えていませんが、次の日の実技についてと、それ以外についても割と真面目な話?をしていた気がします
とにかく楽しかったというのは、事実です
こういうところに来る人たちって似たもの同士なのでしょうか、ネットを介してしか喋ったことないような人たちとすぐに打ち解けられたのは、新鮮な体験でした
Day2: 大会のメイン、実技競技!
実技競技0: 起床
多分みんな朝起きれるか不安だったのではないでしょうか(私もその一人)
各自色んな工夫をして、明日確実に起きれるようにしていたらしいです
なんせ6:30に弁当配布、7:40くらいにはホテルを出発ですから、早い・・・・・
そんなこと考えて寝てたら、全然眠れませんでした()
万が一起きれなくても、周りの人たちがどーせ起こしてくれるので、この際何も気にせず安心して寝ましょう
まだまだ暗い
実技競技0.5: 朝食
これがまた重たいんですよ・・・・・
(また写真お借りしますm(_ _)m)
「朝と夜逆だろ!」
実技競技0.8: 移動
雨じゃん、、、
ホテルによって実技3の輸送難易度が変わるとかいう運ゲー
そもそもきちんと梱包しておけば良かった
実技競技1~3
ということで実技が始まります
会場は、前日に開会式や筆記競技を行った建物ではなく、でっかい体育館みたいなところで行います
各チームの待機場所兼応援席が2階の観覧席に設けられていますが、今回はコロナ対策として各チーム1列ずつに間隔をあけて座っていました
実技の内容については公式サイトを見ていただくとして、それ以外のところについて書こうと思います
観戦について
選手と顧問の先生全員に、実況を聞くための無線レシーバが配布されます
このレシーバを介して実況音声を聞くため、競技中の選手の邪魔にならないというわけですね
それ以外にも、観戦席にはモニター(選手からは見えない)が設置されており、YouTube配信に使われる解説スライドやカメラの映像なども見ることが出来ます
実技3(事前公開競技)の準備について
結構多くの学校が観戦の合間に、実技3の機体の準備をしていたように感じました
自分たちも機体の最終チェックは軽く行ったのですが、やはり直前になると不安になりますよね
競技開始直前に焦って調整していると、大きなミスをしてしまう可能性もあるので、そうならないように予め出発前に、現地でする確認・調整作業の内容を話し合って決めておくと良かったかなと思います
また、今回の競技では余った材料は競技に持ち込んでも良かったのですが、持っていくものも予め学校でまとめておくと良かったと思います
直前の調整でしか使わないものと、競技に持ち込んで使うもの、きっちり分別しておいたほうが、直前に焦らなくて済みますし、ルール違反を犯してしまうリスクも減ると思います
交流!
担当ではない競技をやっている時間は、今回の大会では唯一違うホテルに宿泊している他チームと交流できる時間でした
マジで楽しかった
@05linebestさんが事前に作ってくれていたLINEグループのおかげです
ありがとうございます!
実技競技3の機体供養会
「実技3の他チームの機体が見たい!」という私の身勝手な要望から始まった、機体供養会
それぞれのホテルのロビーで、実技3の機体のタネ明かしをしたり、実技1, 2の振り返りをしたり、それぞれの趣味について語ったり、競技は全て終わっていたのでリラックスした時間になっていたようです
私が宿泊したホテルのロビーに集まっていた人数は5, 6人程度でしたが、他のホテルでは20人近く集まっていたそうです!(多くてびっくりした)
Day3: 大会の終了、そして帰宅
大会最後の朝
3日目は表彰式が終わったら帰るだけなので、余裕のある朝でした
「今日で最後かぁ、」って思うとなんだか虚しかったです
ここに来てまさかのパン
(写真お借りしますm(__)m)
少しだけ@sorennakajiさんとエンカ
(時間作ってくださり、ありがとうございます)
この3日間で色んな人たちと出会ったなぁ、、、
表彰式
というわけで、栄光学園(神奈川県)おめでとうございます!!!
栄光学園は、実技3の独特な構造の機体が非常に印象的で、課題解決のための発想力、そのアイデアを実現する技術力に驚かされました!
残念ながら自分たちは入賞できませんでしたが、また来年頑張ります!
決意表明
甲子園の砂(?)
帰宅
いろいろあった3日間も終わって、新幹線で帰ります
さよなら、科学の甲子園
振り返り
感想: 「楽しかった」
まず、とにかく楽しかった!
本当に楽しかった!!!
最高に楽しかった!!!!!
競技も楽しかったし、ホテルのロビーなどでの交流も楽しかったし、最高でした
正直、楽しかった、以外に出てくる言葉はありません
この一言に尽きると思います
執筆時点で、大会が終わってから2週間ほど経ちますが「来年も行きたい!!!」という気持ちでいっぱいです
来年へ向けての改善点
非常に楽しかった科学の甲子園12thですが、競技の内容以外について、来年へ向けて「あーすればよかった」「こーすればよかった」「これはよかった」と思った点をいくつか書いておきます
TwitterとLINEを使おう
まずは、これです
大会の前からTwitterでつながっていたことで、大会当日に多くの方と交流し、打ち解けられたのかなと思います
そして、@05linebestさんが作ってくださった、科学の甲子園12th出場者のLINEグループが、交流において非常に大きな役割を果たしていただいたと感じています、ありがとうございます!
荷物は少なく
僕は結構心配性で、「あれも必要かも?」とか考えてしまい、結局荷物が増えてしまいがちです
科学の甲子園に限らず旅全般に言えることだと思いますが、重たい荷物を持つのは非常に大変です
荷物を持つだけで疲れてしまうと、競技の時にベストパフォーマンスを発揮できなくなってしまうかも知れません
また、予期せぬ雨が降ってきたりするかも知れません(今回は実際にあった)
本当に必要なものだけを厳選したり、荷物を運ぶ負担が減るような工夫をするべきでした
地元のお土産を持っていこう
静岡県と熊本県の方からお土産をもらったのですが、自分たちは用意していませんでした、、、
話のネタにもなるし、お互いの地域の文化も分かって面白いと思うので、できるだけ持っていったほうが良いかも知れませんね
名刺を持っていこう
何人か名刺を配っている方が居ました
自分の専門分野とか、各SNSのアカウントが一目でわかるので、これも非常に大事なアイテムになるかと思います
目立つ装備を装着しよう
選手だけで423名集まる大会なので、なかなかすぐに顔を覚えられないかも知れません(僕だけ?)
そのため、わかりやすーい小物を装着しておくと、すぐに誰かが分かるので良いのかなと思います
僕はcpuキーホルダーを持っていきました
まとめ
というわけで、参加レポートという形で自分が感じたことなどを自由にまとめてみました
参考になるかは分かりませんが、この記事を読んで何かしら得られるものがあれば幸いです
最後に、この大会を開催してくださった運営の方々や協賛会社、他県の代表チーム、そして他のチームメンバーと顧問の先生に感謝を伝えたいと思います
ありがとうございました!!!